天智天皇が蒲生野での狩りの帰りに、立ち寄った、島地区(近江八幡市)の農家の家族は、みんな肌艶がよく健康的だったので、「その秘訣は?」とたずねると、「これを食べているからです。」と、アケビより、少し小型の果実を差し出しました。味見をした天智天皇は、「むべなるかな」(^-^)(もっともであるな)と言い、以後、朝廷への献上果とされました。
むべは、この地方で栽培が続けられてきて、今は町おこしに一役かっているといいます。
先日、アケビの花を紹介したが、ムベは白い小型のテッポウユリのような花です。
不老長寿の果実として、今も栽培されています。
どこまでが史実か、はたまた、この地方に伝わる伝説か、定かでないことも、ありそうです。
・大化の改新(645年)で、政権を豪族から朝廷へ取り戻した。
・漏刻という水時計を発明した。
・小倉百人一首1番の歌
秋の田の秋のかりほのいほの苫を荒み
我が衣手は露に濡れつつ
・額田王が妃であった。
・蒲生野では、次の相聞歌も有名。
あかねさす紫野ゆきしめのゆき 野守は見ずや君が袖振る
(額田王)
君がため惜しからざれし命さえ 人妻ゆえにわれ恋れやも
(大海人皇子・のちの天武天皇)
《才女、額田王のフタマタ事件はじめ、諸説ある》
亡き後、世相は乱れ、壬申の乱が起こった。
・飛鳥時代、難波宮、大津京、藤原京を経て、平城京ができた。奈良時代、平安時代へと続く。(大津京は調査中)
むべが、朝廷に献上されたというが、県内でのことということになる。
そして、大化の改新という大事業を行った人物が、のんきにムベを食べている姿がどうも捉えきれません。
それでも、宜は珍重され、裏庭に棚をしつらえて、植えられ育てられています。
一方では、はびこり過ぎた山野では、増殖が危険視されています。
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ムベを読んだ歌っていろいろあるよね。
返信するあけびより普及してたのかな?
おはようございます。
返信するムベ、育てています。
アケビは半日陰、2本必要だけど、
ムベは日陰でも大丈夫、常緑で1本でも実がなるそうです。
我が家のは今年はまだ2年目なので、花は咲かないかな~
いま、新葉を展開している最中です。
実がなるのを、今から楽しみにしています
おはようございます。
返信するムベ、、、グベ、、、なんだかよく似てます。
故郷でのことです。
でも実まで同じかよくわかりません。
山にありましたよ。
お花は覚えていませんが種が多くて甘いですね。
花弁を開いたお花あんまり記憶にないのですが、、、、
可愛いお花なんですね。
お花咲いて実がなって、、、待ち遠しいですね。
hayachan さん、
返信するおはようございます。
ムベ(郁子、野木瓜、学名:Stauntonia hexaphylla)は、アケビ科ムベ属の常緑つる性 木本植物。別名、トキワアケビ(常葉通草)。方言名はグベ(長崎県諫早地方)、フユビ( 島根県隠岐郡)、イノチナガ、コッコなど。
と書いてあるものがありましたから、同じ植物だと思って間違いないと思います。
どんな花が咲くのだろうと思っていたら、意外と可愛いユリが咲いて、まずは一安心です。
紫色の身も、渋い色を出してくれると期待しています。
味ですか?よそ様のものなので、期待していません。
「むべなるかな」って、「あまーい、とかおいしーい」では言い表せなかったのでしょうね。
ひかるり さん、おはようございます。
返信する百人一首 22番
吹くからに秋の草木のしおるれば
むべ山風を嵐というらん (文屋康秀)
強い風が吹いて、庭の花がくちゃくちゃになっちゃった
山風と書いて嵐と言うんだね しょうがないなあ(涙)
そんなん嫌やし。
いもとひかる さん、おはようございます。
返信するなななんと、ムベをお育て、天皇家へ献上されるのですね。そこそこ成長して、イイ花咲かせるの楽しみですね。
試食のレポーターとしては、「むべなるかな」ですか。
お味は、伝わりませんよ。
宜栽培の動機は、食いしん坊ですか、好奇心ですか、風流の心得ですか?
私がUPしたのは、「ムベの花、みっけ、実物を見たぞ、どうや」という、自慢です。そのおすそわけの兼ねて。
「園芸日記」って、公開して、編集し直しているあいだも公開中なのですね。書き足して、戻ってきたら、もうコメントを頂いていて、びっくりしました。
ということは、書き足したところが人の目に触れる確率が一気に下がるということですね。
だいたい長文が多すぎるのですが。お経と日記は短いほうが喜ばれます。
こんにちは~
返信するすごい博学でいらっしゃる!
勉強になります
この時代は政権争いもありましたが風流な時代ですね
奈良は大好きで、大和三山をぐるっと見渡せる丘に登って想いを巡らせたこともあります
ムベは名前だけ知ってましたがこんなお花が咲くんですね!
アケビはご近所でもなってるんですけど、それもムベかアケビか実だけ見てもきっと私には分からないと思います
花かご さん、こんにちは。
返信する私の、心のつぶやきというか、ボヤキに、お付き合いくださいました、有りがとうございます。
大化の改新と「むべなるかな」が、どうも違和感があって、こんな日記になってしまいました。パッくるわれて、赤い実が見えたらアケビらしいです、ムベは皮が紫で、小ぶりだそうです。
ここ、沙沙貴神社には、両方ありましたので、楽しみにしています。
こんにちは。
返信するむべっていうお花は初めて見ました。
見ていても気が付かなかったのか。
そうですか。アケビのような実が成るのですね。
アケビの雄花、雌花を見せていただきました。
1本の木では受粉が難しいのですね。それで、我が家も花が咲いても実が成らないのですね。
花好きかんちゃん さん、こんにちは。
返信するアケビとムベは、よく似たつる性の木で、よく似た実がなるのに、花は、全く別物ですね。
○○科とか、分類上別ものなのでしょうね。
両方、藪にでも生えている強い植物ですが、アケビの花は地味で奥ゆかしく、ムベの花はかわいいですね。
こんにちは~
返信する私の故郷長崎の佐世保ですから諫早は近いですよ。
グベで間違いないですね。
いや~勉強しました。
有難うございます。
hayachan さん、こんばんは。
返信する私は、ムベの花とは、初めて出会いました。テレビで、天智天皇とか、滋賀の献上とか、実がなったとかいう話は聞いていましたが、今回初めてムベに出会いました。
そして、こうしてグべと出会い、グベをふるさとに、いや、ふるさとのグベを懐かしんでくださる方に会えたこと、今日一番の宝でした。ありがとうございました。
これからもふるさとと、ともによろしくお願いします。
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