空を見ても花を見ても秋の装いを感じるようになりました。
深夜には窓の外ではひっきりなしに秋の虫の音
寝汗をかいて目覚めた夜。
深夜の寝室にときおり吹いてくるひんやりとした涼しい風。
秋の気配に秋がすぐそこに来訪していることを感知します。
■上田敏 訳
ヴェルレーヌの「秋の歌(落葉)(Chanson d'automne)
秋の日のヰ゛オロンの
ためいきのひたぶるに
身にしみてうら悲し。
鐘のおとに胸ふたぎ
色かへて涙ぐむ
過ぎし日のおもひでや。
げにわれはうらぶれて
ここかしこさだめなく
とび散らふ落葉かな。
■堀口大学 訳
秋風のヴィオロンの
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)もの憂き哀しみに
わが魂を痛ましむ。
時の鐘鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり思ひぞ出づる
来(こ)し方に涙は湧く。
落葉ならね身をば遣(や)る
われも、かなたこなた
吹きまくれ逆風(さかかぜ)よ。
翻訳詩と言えどそれぞれ詩人としての訳し方がこれまでに違います。
現代では盗作疑惑となりかねない。
詩人の翻訳と盗作との違いは果たして如何。
翻訳は俸禄(金銭・名誉)となり盗作は犯罪となる。あはは
因みにこのヴェルレーヌの「秋の歌(落葉)」は彼が20歳の時の詩であるらしい。
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessent mon coeur
D'une langueur
Monotone.
Tout suffocant
Et blême, quand
Sonne l'heure,
Je me souviens
Des jours anciens
Et je pleure
Et je m'en vais
Au vent mauvais
Qui m'emporte
Deçà, delà,
Pareil à la
Feuille morte.
きっとバイオリンの音はジプシーが弾く物悲しい引き摺るような音色に違いない。
ヨーロッパではジプシーがエレジーをバイオリンで奏でる光景を路上で見かけます。
そして遠くから鳴り響く教会の鐘の音。
日本風には・・・
托鉢の坊さんが立っているところに寺の鐘がゴーンと鳴り響く光景でしょうか。
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おはようございます。
返信する遠い昔、中学か高校の教科書に上田敏訳の詩がありました。
冒頭しか記憶にありませんが・・・
ヴィオロンとなっていた記憶が、かすかに
教科書には載せられない文字だったのでしょうね。
すみません、詩の世界が遠い・・・
とらちゃんのしっぽさん、おはようございます。
返信する「秋の日の ヴィオロンの・・・」
何故かわたしもこの冒頭だけ記憶しています。
この詩を学校の教科書で読んだ頃は意味も解らず読んでいたのでしょう。
ふと思いついてネットで検索したところ数名の詩人の訳の紹介がされていました。
今の時代は本屋さんや図書館へ行かなくてもネットで読めて便利になりましたね。
おはようございます♪
返信する今日は、詩の世界ですか(^-^)言葉を紡ぐことは面白いなぁと思いますね。旋律に乗ったように自由に動いて行くのが詩ですかね?
明けの空の星と詩の世界 よく似合います。
バイオレットさん、おはようございます。
返信する言葉を連結させただけで不思議な効果をもたらす詩の世界というものもいいものですね。
詩はそれぞれ人により感じ方もさまざまなのでしょう。
これもまさに言葉の宇宙ですね。
おはようございます^^
返信するこの詩はしらないんですが、詩というワードで
もう一度是非聞きたい曲を思い出し・・しかし題名が・・・
脳を起こし 出てきたワードが ムーンとリーチ・・
画像は覚えてますが この2つの単語どうつながるのか・・ やりました うれし
https://www.youtube.com/watch?v=17XeUlDaRqw
この切ないバイオリンの音色と歌詞が・・^^
http://tamadance.wiki.fc2.com/wiki/Reaching%20for%20the%20Moon
なぜこの曲を思い出したか考えてみたら
この曲って 詩を自分にみたてて 月である男の奏でる旋律を求めても 得れない切なさを唄ってると思うんですが つまり 詩と旋律って切り離せないのかなぁって
楽器とかも 楽器を女性 奏者を男性みたいに 見立てるの多い気がします。
なんてことをふと考えた 猫日記1読者でした(笑)
あっ つまりこうかしら?
返信する詩自体には 旋律 音階は目に見えないけど
旋律は読んだ人の数だけある?
朝から人の日記で遊ばせてもらいました ありがとう(笑)
きぃさん、おはようございます。
返信するI'm just the words, looking for the tune
Reaching for the moon and you.
物悲しい曲想の曲ですね。
「だめよ、だめだめ・・・」の秋バージョン。
「無理よ、無理無理・・・」
Reaching for the moon.の意味初めて知りました。
こんにちは~!皆さんのおかげでステキな曲を楽しみました! 月は新月に向かっているけど秋の夜に月を眺めながらマッタリと聴きだい曲でした ほんわか猫さん きぃさん ありがとう!
返信するhiroさん、こんにちは。
返信するこれから音楽の秋でもありますね。
お互いに音楽を聴きながらまったりとしましょう。
hiroさん
返信する気に入ってくれて良かったです ありがとうです🎵
月をモチーフにした曲って 沢山あるでしょうね。
何てたって moon riverは外せないですよね
好きな曲の1つにこれがあります。
コロラドの月
https://www.youtube.com/watch?v=nRj6JHxnBIs
日本語バージョン
https://www.youtube.com/watch?v=v5hTxzOj11g
猫さん すいません 名前があったので横レスしました。
m(__)m
きぃさん、こんばんは。
返信する月で盛り上がってください。あはは
それにしてもこんな古い曲をどうして知ってますか。
昭和10年ってなってましたよ。
レコードの雑音がなんともノスタルジック。
ほんわか猫さん、こんばんは。
返信する懐かしい詩が出ていたので寄らせてもらいます。
20数年前、短大の時の比較文学の教材がこの詩でした。試験のために必死で覚えたので頭の中に残っていました。「秋の歌」と「山のあなた」が試験にでるぞとあらかじめ言われていたので丸覚えでしたね。
講師の先生いわく、ヴィオロンは風で鳴っている電線です。との事。その当時のパリでは街中に電線がはりめぐらされていて、風でビンビン音が響いていたとか。
諸説あるので、自由に解釈して良いのでしょうが・・・。
コロラドの月は ギターの練習するのに 買った本に載ってましたよ(あっ 腕前は悲愴ですよ^^; まぁ気持ちは ティファニーで朝食をのオードリーが窓辺でギターボロンボロンみたいな 笑)
返信するその本の中の やさしそうなコード選んで・・^^;
英語と日本語両方の歌詞がある本でしたよ。
幸村いずみがカバーしてた 青いカナリア
https://www.youtube.com/watch?v=REPqry3tBUE
too young
http://video.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=too+young
I Went to Your Wedding(泪のワルツ)
https://www.youtube.com/watch?v=vWNlNGd2tus
Fascination(魅惑のワルツ)
https://www.youtube.com/watch?v=6qYR1IURJko
South Of The Border(国境の南)
https://www.youtube.com/watch?v=UXEpJEnbhO4
こんな感じの曲が載ってます^^
花好きミチコさん、おはようございます。
返信するヴィオロンはそのまま楽器ではないという解説が通説みたいですね。
電線が風で唸る音とは知りませんでした。
堀口大学はそのことを知っていたのでしょうか。
秋の風と訳していますね。
そして最後に「吹きまくれ逆風(さかかぜ)よ。 」
まさしく電線ですね。
きぃさん、おはようございます。
返信するギターも弾いていたのですか。
それにしても渋い曲の楽譜を買いましたね。
魅惑のワルツは映画「昼下がりの情事」でしたね。
この映画のストーリーは記憶がないですかオードリーがチェロを抱えて歩くシーンの映画だったのかな。
曲は有名ですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=ewzNQCW015E
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