6月16日の本欄で紹介したチームサーガ(チーム佐賀、Team SAGA)の続報です。
今年5月下旬に行われた英国王立園芸協会チェルシーフラワーショウ2014のコンパクトな庭づくり部門で、チームサーガによる有田焼のガーデン「Arita」が準金賞シルバーギルトに輝きました。このガーデンがハウステンボス(長崎・佐世保市)開催の世界フラワーガーデンショーで再現されます(会期は10月4日~11月4日)。
今から400年前に生まれた有田焼は、白磁に青や赤、黄、金などをほどこした美しい工芸品として、伊万里あるいは柿右衛門といった名でも世界で愛されています。この有田焼の魅力を世界に再度、訴求しようと、ガーデンデザイナー・野田珠晃(しゅこう)さんらチームサーガが庭づくりに持ち込んで高評を得たのが、ガーデン「Arita」でした。
庭づくりで重視したのは「Less is More(少なさこそ豊かさ)」。野田さんによれば、植栽を抑制することで庭の豊かさを、有田焼の青と白で伝統美を、そして時間を表す「水」を配することで、有田焼の新たな挑戦、ガーデン「Arita」ができあがったのだそうです。
従来、庭づくりのアイテムで連想するのは、和風なら石や竹垣、洋風ならパーゴラやウッドデッキなど――。「有田焼はメインディッシュの植物をいかに引き立てることができるのか」、目が肥えた世界の‘園芸通’の心を捉えた有田焼ガーデンに要注目です。
(写真左)英国王立園芸協会チェルシーフラワーショウ2014で話題を集めたガーデン「Arita」。「新しい日本の庭」の提案だった(写真提供:チームサーガ)
(写真中央)“Less is More”――抑制した植栽で豊かさを表現する。中央の球体は美しい古伊万里のオブジェ(写真提供:チームサーガ)
(写真右)伝統工芸の磁器がガーデンのアイテムに! 有田焼の挑戦を見るべく多くの来場者が詰めかけた(写真提供:チームサーガ)
※チームサーガは佐賀の魅力を世界に発信すべく、ガーデンデザイナーの野田珠晃さんをはじめ、地元の窯元などで組織した民間プロジェクトです。
世界フラワーガーデンショー
http://www.gardeningworldcup.jp/
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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<9月29日メールマガジンにて配信>
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こんばんは~
返信するスタッフの皆様方にはいつもお世話にな利有難うございます。
私は子供のころからお花好きで小さな花畑を持っていました。
このおかげでこうしてたくさんの方々との交流ができ趣味園の皆様方には常に感謝しております。
健康である限りお世話になるつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします。
故郷佐賀の有田(主人)のご紹介があり輝かしい賞を授与されたとのこと大変うれしくおまわずコメントいたしております。
私の故郷は佐世保のハウステンボスの近くなので今回特に心躍りました。
世界フラワショーぜひ参加したいところですが都合で帰ることできませんのでとても残念です。
きっとTVや趣味と園芸の冊子等で拝見できますこと楽しみにしております。
hayachanさま
返信するいつもありがとうございます。
イギリスで高評価の「有田焼ガーデン」を見るチャンスはこれからもあるものと存じます。チームサーガのHPを時々、チェックしてみてください。
有田焼の皆さん、とても意欲的な活動をしています。
チームサーガHP
http://www.teamsaga.org/
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