せいざえもんさんの園芸日記
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せいざえもんさん  北海道
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ヒデコートダブル

2015/01/26
ヒデコートダブル 拡大 写真1 ヒデコートダブル 拡大 写真2 ヒデコートダブル 拡大 写真3

先週注文したクリスマスローズのヒデコートダブルが届いた。

北海道のクリローの開花期は5月上旬、
開花株を買っても屋外に置けないので室内管理になる。
丸3か月室内栽培するわけで、屋外に出したとき生育サイクルが乱れたり葉焼けしたりと不具合が出るのだけど・・・・
この時期しか売ってないからね~ 仕方ない。

さて、ヒデコートダブルはネクタリーのあるダブルとして知られている。
苞葉も花弁化するなど興味深い花である。
好みが分かれるダブルかと思う。

個人的に好きな花であるが一昨年入手した1株目は株がこじれて生育が思わしくなく消える寸前。
もう一株欲しいと思っていたが、いざ欲しいと思う時にはお目にかかれない。
希少とか高価とかではなくあまり生産されていないため。
理由は花弁が暴れる個体が多いし、やや作りにくいとか…いろいろ。

今回入手したのは花茎3本立ちのしっかりした株。
開花株をさらに一作した感じ、分け株で殖やしたものかもしれない。
珍しく無点で花びらも整ってるのが入手の決め手だった。

ヒデコートダブルは多弁花の作出に貢献している花だが、ヒデコートダブル自体の改良は進んでいない。

ゴールドやその交配が多く出回るようになった今日でも色数は白・ピンク・ダークレッドと少なくスポット系が多い。
ピコティーとかイエロー系は見たことがない。

検索してもゴールドのヒデコートダブルはヒットしない。
どこかで誰かが交配し作出してるかもしれない。
見てみたいな~ゴールドイエローのヒデコート。

1年前、ヒデコートダブルのセミダブルというのがオークションに出ていた。
ダブルでセミダブルというややこしい表現だが…
ネクタリーがモリモリした良い花だったが…
結構高額がついたようだ。
珍しいと思うし観賞価値の高い花だった。
普及したらヒデコートダブルのイメージも変わるかなと思えた。

この花にはss.ピンクゴールドの花粉を交配した。
F2でカラーゴールド系のヒデコートができるかもしれない。
積雪地での実生は開花まで年数がかかるから何年かかるかわからない。
自分で交配する方が早いのか、市場に出るのを待った方がいいのか?
悩むところではあるが、マニアックな交配なのでとりあえず自分でやっておこうかな…

左・全体像  雪の上において撮影
中・ネクタリーがあるでしょう。
右・苞葉も花弁化してます。花首がないので花が上を向くこともある。

<初めて入手したヒデコートダブル>
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=40778

雄蕊雌蕊が弁化したユニークな個体だが、その後の生育が芳しくなく消える直前の状態。
春になったら地植えから掘り上げて鉢植えにしBAを使って伏し芽を育ててみようと思っている。

「ヒデコートダブル」関連カテゴリ

みんなのコメント(20)

わ!なんて情熱的&芸術的なんでしょう!しばらく見とれてしまいました。ヒデコートダブルって、ネクタリーがあるんですね!勉強になります。すてきな花ですから元気に育って欲しいですね!

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みほママさん、こんにちは。

情熱的ですか、そういう見方もあるんですね。
花は横向き、ときには上向きに咲くのがヒデコートダブルの特徴です。
花首がないため細めの茎のてっぺんに咲くんです。

今回の株は新葉も大きいのが出ているし株立ちになってるので育てやすいかなと期待してます。

ちなみに鉢にはラベルがついているのですが
「オリエンタリス交配種 アネモネ咲き八重 中村交配」
となってます。
ヒデコートダブルだと伝わりにくいと考えたのかな?
三重県の園芸業者のサイトで買いました。

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  • 写真
  • 2015/01/26

こんにちは。

ヒデコートダブルは確かお持ちだったはず・・・と思ったらそう言うことだったのですね。すべてが順調とはいかないようで。。。

なかなか面白くて魅力的な花ですよね。私は今期種を播いたので、のんびり育てます(笑)

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SATOさん、こんにちは。

そうなんです。1株目のヒデコートは雄蕊雌蕊が変化した面白い株ですが何分生育が思わしくないです。
昨年は小さな芽が出ましたがもしかしたらもう消えてるかも・・・・

丈夫さというのも大切な資質と思ってます。

種から育てているんですね。
無事大きくなるといいですね。

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こんにちは~

素晴らしい花ですね。。
なかなかパソコンの画像を見て買えない私です。(笑)

積雪地での実生は開花まで年数がかかるから何年かかるかわからないのですね。。
気温に左右されますよね。。

早期発芽を試みても、発育となると自然発芽と変らなかったり。。
チューリップの早期開花させるのに冷蔵庫に入れてても、外と同じ気温、室温もさむく、暖かい場所に入れるとカビったり。。
結局は、自然に育てたのと変んないの冷や汗

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こんにちは。

私には交配の事は何も分かりませんが、この花の色が好きです。
それに、花弁の形が変わっていますね。
ダブルと言うととんがった形ですうっとした感じが多いですが、これはヒラヒラしてステキですね。
いいものを見せて頂きました。

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大和撫子さん、こんにちは。

変わったクリローでしょう。
イギリスの個人の庭で偶然見つかったんだって。
場所がヒデコートマナーというところから、ヒデコートダブルって呼ばれてます。

力強さを感じる花でしょう。下向かないから鑑賞しやすいんです。

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donyiさん、こんにちは。

もうこちらではクリローのブームは去ってしまいました。
真冬に開花株を買っても弱っていくのでみんな買わなくなったんです。(それなりに高いし・・・)

だから通販やオクでしか入手できないです。
毎日モニターをガン見しながら脳内補正かけて…厳選。
しばらくそんな日が続きます。

早期発芽自体は出来てもその後が難しいですね。
アイスクリーム販売用のガラスケースと育成灯があればそこそこできるでしょうけど~
だから室内の本当窓際とかピンポイントで条件良い所を探して極少量作ってます。

数つくると室内では管理できないでしょう。
悩みどころです。

外の苗は2年経っても3号鉢のままで雪の下。
厳しい環境に耐える個体は大きくなりますがごく少数。
あらためて難しさ感じてます。

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またまたです。。

只今、ニゲルのまだ未熟の雄蕊をカットしてきました。
虫も飛んでいないし、自家受粉はされてないはず。

後は明日の温かい時にボッコネイの花粉が出るかどうか。。
今日まだ花粉は出ていません。。

雨が降っているので、ボッコネイはベランダから室内に取り込みました。

ニゲルは屋根の下なので雨には当たらず、交配するにベストな場所です。

アドバイスありがとうございました。

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donyiさん、こんにちは。

ニゲル交配は難関が多いですが発芽したらすごいことですのでぜひチャレンジしてください。

受粉させても結実しない
結実しても完熟までいかない
種が採れても発芽しない(シイナ)

発芽までこの3つをクリアーしないといけないのです。

私、去年ニゲル交配して種が採れたんですが、現在全く発芽してないのです。
ニゲル・フラッシュ×ss.ゴールドアプリ
残念ですが雪がとけたらまた挑戦します。

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こんばんは

珍しいネクタリーのあるダブル咲になっているものなんですね目

交配の為に珍しい物は、欠かせないのでしょうね。

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よっこらさん、こんばんは。

ヒデコートダブル、決して珍しいものではないのです。ぶっちゃけ人気がないのです。

私は好きなんですが…
多弁花をつくる方はヒデコートの形質を抑える方向で改良してますね。
ヒデコートの戻し交配してヴァリエーション増やしてほしいのですが。

ネクタリーがゴールドになってピコが入ったら…そんな想像して楽しんでます。

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こんばんは
加藤農園さんとふみ屋さんにヒデコートダブルのことを聞いてみた所、多弁花の育成には使われていないとのことでした。
ヒデコートダブル自体を交配に使っているのは、マニアを除いて大木さん、ふみ屋さんぐらいかも・・・
もちろん公にしていない人はいると思いますが・・・
ふみ屋さんの所のヒデコートダブル交配はF1で、少し花弁の多いダブルで言われないとヒデコートの血が入っているか分らないものでした。F2に期待だそうです。
ふみ屋さんはゴールド系との交配はやる人がほとんどいないはずだし、面白いからやってみた方がいいって言ってましたよ。

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さいちぇんさん、こんばんは。

いま日本で多弁花を一番つくってるのは吉田交配だと思います。
3年前の段階ではスポットが多く入っていましたが今年の花は洗練された単色のものが多いです。

私がヒデコートダブルで多弁という話を聞いたのは吉田園芸から種苗を買っているナーセリーからです。

吉田園芸は主に生産者向けの種苗を手掛けているようです。
道内の生産者の多くはここから苗を提供してもらってるようです。

ふみ屋さんがおっしゃる様に(ヒデコートは劣性遺伝と見ているので)F2までもっていかないと元の姿には戻らないと思ってます。

ゴールド系との交配、面白そうでしょう。
やるかやらないかは個人の好みかな?

ちなみに吉田交配の多弁花は今年かなりの量が流通しています。
4ケタで買える範囲に入ってきました。

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こんばんは
生産者の方が多弁花にヒデコートダブルが入っていないとする理由は多弁花同土のクロスでもセルフでもヒデコートダブルらしいのが出てこないからだそうです。3~4世代くらいなら、必ず特徴のあるものが出ないとおかしいのではとのことです。
気になって販売されているのをネットで見ても、調べたかぎりではヒデコートダブルの血が入っていそうなのが見つかりませんでした。
気になるので、サンシャインでまた他の生産者に聞いてみようと思います。

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さいちぇんさん、おはようございます。

私もナーセリーの方から吉田交配の多弁について話を聞いた以上の情報はないです。

その話を整理してみると、
ヒデコートから2代目で多弁が出現するようです。
1世代目はヒデコートにダブルやセミダブルを交配してネクタリーが多段化したセミダブルを作出。
この段階でヒデコートの花の特徴は消えてきます。
(大木ナーセリーの通販ページのヒデコート系セミダブルが親株の写真として載っていましたが、イメージとしてはこんな感じ。)
これにダブルをかけるのだそうです。

もともと吉田交配に関する情報はほとんど出てこないのでどんな交配をして多弁花を作出したかはわかりません。

ここからは私の観察に基づいた推測ですが
2,3年前の多弁花、例えば「きんつば」、「古代紫」と名づけたスポット系の個体には花首がないです。
また苞葉は小さいのが1枚付くくらいで横向きあるいは上向きの傾向が強く、花茎は細めで硬い。

上記の点で普通の交配種とは違っています。
この辺りからヒデコートが使われていると想像しています。

また吉田交配ではヒデコートダブルの生産も継続しているようですし、ネクタリーが多段化したヒデコートの作出もしているようです。
昨年は市場にかなりの数の吉田交配のヒデコートが出回りました

その後出てきた緑や白の単色の多弁花は普通の交配種と同じような作りになってきています。ただ花首に現れる皺がなくツルンとした軸です。
これは多弁花同士のクロスと思えます。


現在流通している多弁花のほとんどが吉田交配ですので、吉田交配に詳しい方から話が聞けるのが一番なのですが…
検索しても吉田交配について詳細が出てこないのでこれ以上のことはわからないです。

広瀬さんのクレオパトラ作出について話が聞ければ多弁化のヒントが見つかるかもしれませんね。

返信する

あと、多弁花がらみで…

多弁花を促進する品種としてオドルス・ダブル(松村園芸)が有望かなと思っています。
他の原種のダブルの重ねは2段くらいですが、オドルス・ダブルには5段以上の重ねを持つ個体が多いです。

オドルス・ダブルは松村園芸さんが現地から仕入れた種子から出たセミダブルをもとにダブルを作出した系統ですが、その中に多弁があるようです。
スポットが入る個体もあるのでもともとの種子が自然交雑種かもしれません。

返信する

こんばんは
加藤農園さんにオドルスダブルを使ったものがあったので、買ってきました。
鳥葉のものがそうです。
チベタヌス交配に使うのはもったいないかもしれません。

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さいちぇんさん、こんばんは。

例のカラス葉がオドルス交配のものですか。
どんな交配なのでしょう、ラベルから想像できませんか?

オドルス・ダブルの花茎は間延びしないので新たな多弁系に有望と思ってます。

チベとの交配は種が採れて御の字ですからやってみては。

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追記
今回、三重県の園芸屋さんから初めて買ったんだけど、さっき見たらヒデコートダブル全部売り切れになってた。

販売元は伏せておいたけど、細かいところまで見ている人がたくさんいるんだね~びっくり。

今回の株、やはり分け株みたい。
同じ株が追加で出ていたけど売れていました。

私としてはヒデコートダブルは売れるのはうれしいです。

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