園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | メキシコ |
草丈/樹高 | 30~70cm | 開花期 | 5月~11月 |
花色 | 黒,赤,ピンク | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | やや弱い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 香りがある,開花期が長い | ||
4月から11月の生育期は、日当たりのよい戸外で管理します。原種のチョコレートコスモスは、7月から9月まで半日陰で管理してください。日当たりと風通しが悪いと、徒長して花つきが悪くなるだけでなく、うどんこ病が発生しやすくなります。
12月から3月の休眠期は、地上部が枯れてなくなります。鉢植えは凍らない場所で、庭植えの場合は株元をマルチングをするなどして、凍結させないように管理します。球根を乾燥させると枯れてしまうので、冬の間も掘り上げずに管理してください。春になれば、再び新芽が出てきます。
4月から11月は、用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。12月から3月は、乾かし気味に管理しますが、球根を完全に乾かすと枯れてしまうので、忘れずに水を与えてください。
5月から10月に、鉢植え、庭植えともに緩効性化成肥料を施します。原種のチョコレートコスモスには、7月から8月は施しません。
病気:うどんこ病
うどんこ病は主に4月から11月に発生し、特に春と秋に多発します。株が蒸れると発生しやすいので、風通しのよい場所で管理します。液体肥料をこまめに葉面散布すると、発生しにくくなります。
害虫:アブラムシ、ホコリダニ
アブラムシはおもに4月から11月に発生します。見つけしだい防除します。
ホコリダニは高温乾燥が続くと発生し、新芽を萎縮させます。多発した株は切り戻します。
水はけのよい、有機物に富んだ用土が適します。市販の培養土のほか、赤玉土小粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6など)を5g/リットル混ぜるとよいでしょう。原種のチョコレートコスモスは過湿に弱いので、さらに軽石を1~2割混ぜ、水はけをよくしてください。
植えつけの適期は5月から8月です。庭植えにする場合は、日当たりのよい場所を選びます。鉢植えにする場合は、6号鉢以上の大きな鉢に植えつけます。
植え替えの適期は4月から5月です。6号未満の鉢は毎年、6号以上の鉢は2~3年ごとに、古い用土を落としてから植え替えます。新芽が地上部に出てくるころが最適期です。茎葉が大きく茂った株は、根鉢をくずさないように鉢増ししてください。
さし芽:交配種は5月から8月に、原種のチョコレートコスモスは5月中旬から6月中旬に行います。先端の芽を2節に切って、鹿沼土細粒などのさし木用土にさします。
分球:適期は4月です。茎に球根がつながった部分に芽があるので、少し伸びた芽を確認して分割します。分球した切り口から腐りやすいので、難しい方法です。
切り戻し:8月中旬に行います。春から秋まで咲くグループは、この時期に切り戻すと秋にも花がたくさん咲き、秋咲きグループはコンパクトに咲かせることができます。株元から10~20cmの高さで切りますが、できるだけ各枝に緑の葉が残るようにしましょう。
花がら摘み、花茎切り:5月から11月に行います。花がらや咲き終わった花茎はうどんこ病の原因になるので、こまめに取り除いてください。
チョコレートコスモスはチョコレートを思わせる香りをもつ、シックな花色の多年草です。風にそよぐ姿は、どんなシーンにも調和します。高温多湿に弱くやや育てにくい原種のチョコレートコスモス(コスモス・アトロサンギネウス)のほか、キバナコスモスなどと...
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