シュウメイギク
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シュウメイギクの基本情報

学名:Anemone hupehensis ほか(Hybridも含む)
和名:シュウメイギク(秋明菊)
その他の名前:キブネギク、秋牡丹

科名 / 属名:キンポウゲ科 / イチリンソウ属(アネモネ属)

シュウメイギク
シュウメイギク
ハドスペングループ‘ダイアナ’
シュウメイギク
‘オナリン・ジョバート’

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シュウメイギクとは

特徴

シュウメイギクは秋の風情を感じさせる優雅な花で、切り花をはじめ、花壇や鉢植えに広く利用されています。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。これがキブネギク(Anemone hupehensis)で、本来のシュウメイギクです。ただし、現在は類似のいくつかの種や、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれています。早春に咲くイチゲの類と同じアネモネ属の植物ですが、性質はかなり異なり、半常緑性の大型の多年草で、地中の根は太く長く伸びて、いたるところから不定芽を出してふえます。夏の終わりごろから花茎が伸び出し、先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ、さらにそのわきというように順に花を咲かせます。花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。開花後は綿毛に包まれたタネが実りますが、品種によってはタネのできないものもあります。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 中国、台湾
草丈/樹高 30~150cm 開花期 8月中旬~11月
花色 白,ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 半常緑性,耐寒性が強い,日陰でも育つ
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • キブネギク

    濃いローズ色で八重咲き。
  • ‘ダイアナ’

    濃桃色で一重咲き。
  • 「まつり」シリーズ

    小輪多花性でコンパクトな草姿。
  • 白花八重咲き

  • 桃花八重咲き

  • 桃花一重咲き

育て方・栽培方法

シュウメイギクの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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シュウメイギクのそだレポ(栽培レポート)

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