ハボタン
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ハボタンの基本情報

学名:Brassica oleracea var. acephala
和名:ハボタン(葉牡丹、葉ボタン)

科名 / 属名:アブラナ科 / アブラナ属(ブラシカ属)

ハボタン
ハボタン
ハボタン

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ハボタンとは

特徴

ハボタンは、夏にタネをまいて育て、寒くなるとともに色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。
ハボタンは日本を中心に品種改良が進み、江戸時代から東京で改良されてきた丸葉系、明治中期に名古屋地方で縮緬系ケールを交配して改良された縮緬(ちりめん)系、戦後大阪地方でつくり出された大阪丸葉系、1977年に発表された切れ葉系、さらにメキャベツ(芽キャベツ)と交配してつくられた系統のほか、葉に光沢があるものなど世界屈指の多様な系統があります。
冬枯れの庭に彩りを添えてくれる数少ない貴重な素材として、かつては大株を花壇や鉢に植えつけて楽しむのが主流でしたが、矮化剤の利用や品種改良により小型化が進み、3号程度のビニールポットで小さく仕立てられたものが主流になっています。2年目移行は分枝するので、分枝した姿を「踊りハボタン」として楽しむこともできます(高性品種は摘心すれば1年目から踊りハボタンに仕立てられる)。

基本データ

園芸分類 草花
形態 二年草,多年草 原産地 ヨーロッパ
草丈/樹高 5~100cm 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 強い
特性・用途 初心者でも育てやすい,カラーリーフ
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘スノードレス’

    矮化剤を使用しなくても小型に仕立てやすい縮緬系の園芸品種。寒さで葉が傷みやすい。
  • ‘雪傘’

    少し背が高くなる園芸品種。金属的な質感の葉が特徴的。
  • ‘晴姿’

    非常によく伸びる切り花用の園芸品種。100cm近くまで伸びるので、支柱が必須。
  • プラチナケール

    葉にブルームと呼ばれる白粉がないので光沢がある。発色が早い。コナガが発生しやすい。
  • ‘紅くじゃく’

    切れ葉の園芸品種。旧ソ連のケールが交配されているので、寒さに非常に強い。

育て方・栽培方法

ハボタンの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ハボタンのそだレポ(栽培レポート)

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