サザンカの基本情報
学名:Camellia sasanqua
和名:サザンカ(山茶花)
科名 / 属名:ツバキ科 / ツバキ属(カメリア属)
サザンカとは
特徴
サザンカはツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。基本的な性質はツバキ(Camellia japonica)と似ていますが、以下の点で区別されます。新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつばらばらと散ります。ツバキは早春から春にかけて咲くのに対し、サザンカの野生種は10月から12月に白い花が開花し、晩秋の花として親しまれてきました。ツバキより耐寒性が弱く、四国、九州、沖縄と、本州では山口県に分布が見られます。園芸品種も多く、サザンカ(C. sasanqua)から作出された園芸品種群のほか、現在サザンカの園芸品種とされているカンツバキ(サザンカ‘獅子頭’=C. sasanqua ‘Shishigashira’)を中心に作出された品種群、ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカ(C. × vernalis)から作出された品種群も合わせて、3つの園芸品種群として扱われています。
基本データ
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園芸分類 |
庭木・花木 |
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形態 |
中高木 |
原産地 |
本州の山口県、四国、九州、沖縄 |
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草丈/樹高 |
2~6m |
開花期 |
10月~12月(サザンカ系園芸品種群)、11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)、12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群) |
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花色 |
白,ピンク,赤,複色 |
栽培難易度(1~5) |
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耐寒性 |
普通 |
耐暑性 |
強い |
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特性・用途 |
常緑性,日陰でも育つ,生け垣向き |
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植物図鑑の見方
種類(原種、品種、仲間)
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‘桜月夜’(さくらづくよ)
Camellia sasanqua ‘Sakura-zukuyo’
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‘七福神’(しちふくじん)
Camellia sasanqua ‘Shichifukujin’
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‘丁字車’(ちょうじぐるま)
Camellia sasanqua ‘Choujiguruma’
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‘獅子頭’(ししがしら)
Camellia sasanqua ‘Shishigashira’
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‘富士の峰’(ふじのみね)
Camellia sasanqua ‘Fuji-no-mine’
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‘朝倉’(あさくら)
Camellia × hiemalis ‘Asakura’
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‘鎌倉絞’(かまくらしぼり)
Camellia × vernalis ‘Kamakura-shibori’
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‘笑顔’(えがお)
Camellia × vernalis ‘Egao’
育て方・栽培方法
「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑
執筆:高取利道(たかとり・としみち)
奈良県で庭のデザイン、施工、管理を行うタカトリ園芸を経営。コニファー、花木、小果樹の利用を提案し、園芸番組への出演や、講習会、新聞、園芸誌への執筆を通してガーデニングの楽しさを伝える活動を行う。1級造園施工管理技士、農薬管理指導士。
さらに詳しく知りたい方におすすめの本
庭木、生け垣、鉢植えと利用範囲の広いツバキとサザンカ
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