1.9月13日 夏越し
球根を植え付けたのは2011年10月で、その一年は夏まで咲かずに葉が茂るだけで終わりました。
しかし花が咲かなかったために体力を温存できたのか、夏でも枯れずに(古い葉は大半が傷みましたが)夏越しでき、残暑が収まる9月中旬には新芽が出始めました。
写真は枯れ葉を取り除いたあとの状態です。
(撮影日:2012年9月13日)
2.11月16日 開花
球根を最初に植え付けてから約1年が過ぎ、11月も中旬になってから花が咲き始めました。
(撮影日:2012年11月16日)
2012年度はこのあと翌春3月まで、ぽつりぽつりと咲きましたが、球根ラベルの写真のように
たくさんの花が一斉に咲くことはありませんでした。
また、ラベルの説明文のような、4月~5月に咲くこともありませんでした。
高山植物を関西の温暖な平地で育てているためでしょうか?
3.9月2日 掘りあげ
2013年の猛暑の夏、さすがに8月中旬には全部の葉が枯れて休眠してしまいました。
球根が腐っていないか心配でしたが、2011年から植えっぱなしだったこともあり、9月に掘りあげました。
球根は小さめながらしっかりしていて、大丈夫そうです。
2011年の当時は5号鉢に5球を植え、芽が出る前に3球を腐らせてしまい、残り2球からのスタートでした。
しかしその後の約2年で、15球に増えています。
4.9月2日 植え付け
2013年の今シーズンは5号深鉢に3球植えとしてみます。1球はすでに新根が伸び始めています。
植え付けの深さは約5cm。土をかぶせたあと、鉢の表面に赤玉土(ふるいで微塵を抜いた中粒)を少しまいておくと、土の乾き具合がわかりやすくなります。
このあと地表に芽が出てくるまでは日陰に置いて、水もほとんどやりません。
5.10月8日 発芽
夏越し休眠後、最初の発芽を確認しました。
今年は10月になっても最高気温が30℃を超える日が2度あって心配していましたが、まずはひと安心です。
でもここで慌てて直射日光にはあてません。まだ気温が高いことには変わりないので、大きな花鉢などの葉陰になる風通しのいい半日陰に置いておきます。
とくに鉢の側面には直射日光があたらないよう気をつけます。
6.11月5日 遅い生長
最低気温が10℃となり、平年ならあと10日もすれば初霜の降りる頃です。発芽はやっと揃いましたが、その先へなかなか進みません。
咲かずに1年が終わった栽培初年度のことをつい思い出してしまいます…。
でも今年は諦めない、攻めの姿勢で行きます。ちょっと早い気もしますが薄い液肥を与え始めましょう。
7.12月9日 消毒
少し前から地際の葉柄が白い粉をまぶしたようになって気になっていたところ、今朝そこから葉柄が折れていたので、表土を取り除いてみました。
ウドンコ病や立ち枯れ病を疑ったものの、芽には異常ないようです。
水やりの目安にするため敷いた赤玉土が崩れて微塵になり目詰まりを起こしたのかもしれません。
掘り出した表土は水でよく洗って微塵を除去し、オーソサイドとトップジンMで消毒して埋め戻しておきました。
8.3月7日 成育中
ようやく葉がぼちぼち繁ってきました。
3月になってからは朝夕は室内に置いて植物育成灯をあて、長日環境にしています。(高山植物は気温が15~20℃くらいの頃に長日条件になると花芽分化するものが多いようなので試験的に)
9.5月6日 恋するカレン
5月になりましたが、咲きません…。株元を覗き込んでも蕾は見当らず。
もう一株、比較用として長日処理をせずベランダに置いたままの株にも、蕾はありません。
仕方ないので花は諦め、葉組みでハート型を作って遊んでいます(晩春は葉柄が長くなり形を作りやすい)。
お題は、咲かないけど枯れないハート=“恋する枯れん”ということで…。
http://youtu.be/RPfb8CYSPpI?t=1m25s
10.8月11日 休眠
結局咲かないまま、葉が枯れて休眠してしまいました。
試しに鉢を傾けて表土を取り除いて球根の状態を確認しましたが、硬くしっかりしていて腐ってはいないようです。
(画像は見やすくするため球根の周囲に白い化粧砂をまいていますが、撮影後に取り除いて元通り埋め直しておきました)
ということで、翌シーズンへ続きます…。→
http://j.mp/1ykJfSt
球根ラベルの花写真が可愛くてつい衝動買いしてしまったオキザリス・アデノフィラ(Oxalis adenophylla)。育て方をネットで検索すると、じつは高山植物のオキザリスで夏越しがかなり難しいらしいということ以外、情報も少なく…(球根購入当時)。
[※]参考:自生地写真 http://j.mp/14oP5Ql
以来、自己流でどうにかこうにか栽培3年目に突入。