魅力いっぱい！ クレマチスでガーデニング

モンタナ・ルーベンス。一面にピンクの花を付けている光景を見ると、ガーデニングシーズン到来を感じる（撮影：福田 稔）

園芸作業には気持ちのよい季節がやって来ました。

春到来を告げるように「春の花々とクレマチス展」が3月13日（金）・14日（土）の2日間、サンシャインシティで開催されます。

サクラと呼応するかのように咲き始めるクレマチス。 株一面についているクレマチスの花を見ると、ガーデニング向きの植物だといつも思います。

その種類や咲き方、花色、花姿、開花期などなど、クレマチスは豊かなバリエーションを誇ります。豪華な大輪系もあれば、テキセンシス系やヴィオルナ系のような小輪のベル型やつぼ型の花もあります。あるいは日本で昔から親しまれてきたテッセン（フロリダ系）のような和の趣きもあれば、はたまた洋風の庭に似合いそうな花もあります。

さらに見逃せないのが、つる性植物という点。スペースに余裕がなくても上方につるを誘引すれば、限られたスペースで立体的な ガーデニングを楽しめます。

庭に植えてアーチやトレリスに絡ませて楽しむのもよし、コンテナに植えておしゃれな支柱に絡ませて 楽しむのもよし、といった具合です。（花が咲いたときのことをあれこれ想像しながらつるを誘引する作業、これもまたガーデニングの楽しみです。）

かつては鉢花として、90年代以降はガーデニング植物として広く園芸ファンに喜ばれてきたクレマチス。これほど花の種類が豊富であるうえ、栽培上も扱いやすいことを考えれば当然なのかもしれません。さて、これからの園芸シーズン、皆さんはどんなクレマチスで ガーデニングを楽しみますか？

サンシャインシティは花ざかり2015 「春の花々とクレマチス展」

公式サイト

（元『趣味の園芸』編集長　原田）

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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。

‘紫泉’（早咲き大輪系）。澄んだブルーが印象的

‘ラフネス・バーシカラー’（ヴィオルナ系）。小輪つぼ型の花が可愛らしい

小さなチューリップを連想させるテキセンシス系の花

‘薄墨’（フロリダ系）。花色のゆえなのか、落ち着いた風情が漂っている

モンタナ‘グリーン・アイズ’。コンテナで楽しめるのも嬉しいところ（撮影：上林徳寛）