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チューリップ咲く春の砺波平野へ!~3・14北陸新幹線開業

チューリップ咲く春の砺波平野へ!~3・14北陸新幹線開業
カラフルなチューリップが広がる砺波平野の春

首都圏から富山や金沢へのアクセスが楽になった北陸新幹線の開業。春になると、園芸ファンならずとも心誘われるのが、富山県砺波市のチューリップです。

 

隣の新潟県と並び、日本有数のチューリップ球根生産量を誇る富山県。その中心ともいうべき砺波平野は、4月中旬から3週間ほど色とりどりのチューリップで彩られます。何層にも色の帯が重なり、カラフルな縞模様になったチューリップ畑の光景は、とても日本とは思えない美しさです(球根生産のための畑なので花はすぐに切り取られてしまうそうです)。

 

また、4月23日~5月6日、チューリップ四季彩館がある砺波チューリップ公園で、となみチューリップフェアが開催されます。 チューリップ四季彩館によると、今年は 'ショパン'や 'フランツ・レハール' といった1950年代の人気品種が復活するなど、650品種250万本のチューリップが楽しめるということです。

 

さて、その砺波にはチューリップ栽培にヒントを得た「雪たまねぎ」と呼ばれるご当地野菜があります。秋に植えて翌年の初夏に球根を収穫するチューリップ栽培のノウハウを準用し、雪たまねぎも秋に苗を植えて翌年6月に収穫します。

 

JAとなみ野によると、農業の複合化を進めるなかで平成20年に始まりました。冬季、雪に覆われることで温度と湿度が保たれ、甘みのあるタマネギになるそうです。さらに雪のおかげで病害虫対策の手間が省けるメリットもあるようです。

 

平成26年は出荷量2,600トンに上るまでになった雪たまねぎ。6月中旬から7月初旬に収穫され、地元市場をはじめ東京や名古屋方面に 出荷されています。夏季、スーパーや地元の食堂などで 雪たまねぎを見かけたら、ぜひ味わってみてください。

 

写真提供:チューリップ四季彩館、JAとなみ野

 

(元『趣味の園芸』編集長 原田)

 

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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。

 

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初夏に行われる「雪たまねぎ」収穫。平成20年から始まった雪たまねぎ生産は、平成26年には販売額で前年比41%増の1億8,000万円になった

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