2016年「世界らん展日本大賞」開催中!~大賞受賞花はパフィオペディラム・エメラルドフューチャー'ギャラクシー'
「世界らん展日本大賞2016」が2月13日、東京ドームで華やかに始まりました(会期は19日まで)。今回は約3,000種、約10万株のランが一堂に会しています。
注目の日本大賞は、東京オーキット・ナーセリー(東京都世田谷区)、高橋靖昌さん出品のパフィオペディラム・エメラルドフューチャー'ギャラクシー'。
高橋さんは、「自分で交配しタネをまいて6年、自分の手で育てて咲かせた思いどおりの花です。温度管理と水やりのバランスに気を配りました」と受賞の喜びを語っていました。
ラン栽培30年の高橋さんの技術と情熱が結晶した、大きさ15.5センチのグリーンの花。とにかく花が大きくて端正です。誰もが知っているおなじみのパフィオペディラムで、これほど見事な花を咲かせるとは......‼ ランづくりのプロも園芸ファンも、誰もがその花を見た瞬間、姿、形、色、大きさ等、花のクオリティーに驚き称賛した、納得の第一席入選でした。
オーキッド・ロードの奥に広がる花の競演。ラン園芸の専門家や愛好家が丹精した展示を中心に、ランを楽しむ多様なシーンが展開しています。
さらには、日々、進化を続けるラン園芸にとって重要な花の家系図ともいうべきサンダースリストや、幕末ものドラマではしばしば登場する長崎の貿易商、トーマス・グラバーの植物生活を物語る展示等も要注目です。
世界屈指といわれるランの祭典をどうぞお見逃しなく!
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
世界らん展日本大賞2016
日程/2016年2月13日(土)~19日(金) 一般公開7日間
会場/東京ドーム(東京都文京区)
詳しい情報は以下の公式サイトよりご確認ください。
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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。