チャートで診断! あなたにぴったりのバラ
大きく立派な花から、ほどよい大きさの香り高いやさしい花、株いっぱいに小さな花を咲かせる品種まで。バラはこれまで3万品種以上が作出されているといわれ、日本では毎年約100品種が新たに発表されています。花も株姿もさまざまなバラを、好みに応じて選べるようになってきたといえるでしょう。
同じ「バラ」でも、栽培法や楽しみ方はそれぞれ違います。ここ20年くらいの間のバラのトレンドから、バラ選びのヒントを見つけてください。バラ専門誌編集長の玉置一裕(たまおき・かずひろ)さんがアドバイスします。
バラ選びチャート
トレンド1 豪華な大輪のバラ
大輪、整った花形、鮮やかな花色……最も「バラらしいバラ」。1990年代までの主流で、現在も根強い人気を誇ります。
殿堂入りしたパパ・メイアン 撮影:今井秀治
トレンド2 ナチュラルなイングリッシュローズ
「咲かせるバラ」から、自然に、美しく咲くバラへ――。1990年代後半、バラの潮流は大きな転換を迎えます。
イングリッシュローズの一つ‘レディ・エマ・ハミルトン’と草花、樹木の混植花壇 撮影:今井秀治
トレンド3 華やかで自由奔放なフランスのバラ
2000年代後半に入ると、フランスで作出されたバラが日本に紹介され注目を集めるようになりました。樹勢や耐病性の強さもいっそう追求されました。
殿堂入りしたピエール・ドゥ・ロンサール 撮影:今井秀治
トレンド4 繊細で和の趣をもつ日本のバラ
四季の移ろいを感じさせる、繊細な花や枝葉――。2000年代後半、日本人育種家のバラへの注目が高まりました。
※それぞれのトレンドの詳しい特徴や代表的な品種は『趣味の園芸』2014年11月号に掲載しています。この秋に発表された品種を含む2014年の最新トレンドもご紹介していますので、合わせてお楽しみください。
■『NHK趣味の園芸』2014年11月号より