
東京都下の野菜農家の3代目だった松村和廣さんが、花き生産に取り組み始めたのは、1971年のこと。パンジー、ハボタンなどの露地栽培からのスタートでした。80年代半ば、市場で見かけたクリスマスローズに可能性を見い出し、生産に加えて2000年から育種も開始。普通だったら目をかけられない特性のなかにも、その個体ならではの魅力を見いだして、オリジナル品種をつくり続けています。
松村さんのモットーは、創意工夫。特に促成栽培が功をなし、松村園芸の株は、毎年シーズンに先駆けて店頭に並ぶことでも知られています。また、最近では、原種系交配種の育種にも力を入れています。個性的な色合いや、こぢんまりとした株姿が、新たな愛好家の目に留まっているとか。「時代のトレンドをどこよりも早く取り入れて、反映できれば」と娘のみよ子さん。着々と築かれている松村園芸スタイルに、今後も注目です。

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