学名:Aizoaceae(Winter-growing)
科名:ハマミズナ科
ハマミズナ科の植物全体のことを「メセン(女仙)類」や「メセンの仲間」と呼びますが、120以上の属にわたり2000近くの原種が含まれ、一概には説明しづらいのが実情です。しかし、栽培をするうえでは大きく「冬生育型」と「夏生育型」に分けられます。「冬育成型」には、リトープスやコノフィツムなども含まれます。ここでは、そのなかからリトープスとコノフィツム以外の「冬生育型」の代表的な種類をいくつか取り上げます。
共通の特徴として、主に10月から5月の低温期に生育し、梅雨の明ける6月ごろから9月の高温期には休眠します。自生地の夏はたいへん暑いですが、乾季にあたるため乾燥していて、日本の夏の多湿な環境は苦手です。
総じてきれいな花を咲かせるものが多く、株の形状も球形のものからつる性のもの、ウサギの耳のような葉を展開するもの、マット状に群生するものなど変異に富んでいます。葉の表面も光沢のあるもの、突起のあるもの、ビロード状のものなど特徴があり、多肉植物のなかでも特に変わった種類も含まれます。
種類がたいへん多い代わりにそれぞれの流通する数量は限られるため、店頭などで魅力的な株を見つけたときにはぜひ入手してみてください。
●関連図鑑
メセンの仲間(夏型)
園芸分類 | 観葉植物,多肉植物 | ||
---|---|---|---|
形態 | 一年草,多年草(種類による) | 原産地 | アフリカ南部 |
草丈/樹高 | 2~30cm前後 | 開花期 | 9月~3月 (種類による) |
花色 | 白,赤,ピンク,オレンジ,黄,紫,複色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通~やや弱い (種類による) | 耐暑性 | やや弱い~弱い (種類による) |
特性・用途 | 常緑性,落葉性,つる性,カラーリーフ | ||
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