マツの仲間
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マツの仲間の基本情報

学名:Pinus
和名:マツ(松)

科名 / 属名:マツ科 / マツ属

マツの仲間
クロマツ
マツの仲間
アカマツ
マツの仲間
ゴヨウマツ

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マツの仲間とは

特徴

マツの仲間は、北半球の寒帯から亜熱帯に9種ほどが広く分布します。日本にはアカマツ(赤松)、リュウキュウマツ(琉球松)、ゴヨウマツ(五葉松)、ハイマツ(這松)、クロマツ(黒松)、チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)の6種の自生が見られます。なかでも、クロマツは樹高が30mにもなり寿命も長いため、長い年月をかけて枝づくりと樹形を維持していくと、風格がある庭の主木となる代表的な樹種です。マツの仲間は葉が1年から5年間枝に残ります。そこで、庭木としての樹形を美しく維持するためには、古い葉の「もみあげ」や「ミドリ摘み」といった技術と知識を要する手入れが必要であり、主木としての付加価値を高める条件といえます。このほか、海外に分布するマツの仲間もコニファー(針葉樹の総称)の人気とともに、近年は多くの品種が導入されています。

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 低木,高木 原産地 北半球の寒帯から亜熱帯
草丈/樹高 1~50m 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • クロマツ

    Pinus thunbergii
    樹皮は灰黒色で亀甲状に深い溝ができる。葉は2葉が束生し、濃い緑色で長く堅い。豪壮な外観からオトコマツ(オマツ)とも呼ばれる。
  • アカマツ

    Pinus densiflora
    葉はクロマツより細く柔らかな2葉が束生するためオンナマツ(メマツ)とも呼ばれる。樹皮は赤茶色で古くなるとはがれ落ちる。庭木では秋か冬にめくれかけた樹皮をはがし、つややかな新しい樹皮を見せ観賞価値を高める。株元から放射状に分枝し傘状の樹形になる‘タギョウショウ‘など園芸品も多い。
  • ゴヨウマツ

    Pinus parviflora
    別名ヒメコマツ。葉は青みを帯びた灰緑色で、3〜6cmの柔らかい葉が5本束生する。最高樹高は30mになる。
  • モンタナマツ

    Pinus mugo
    中央ヨーロッパからバルカン半島に分布する常緑低木。株元からよく分枝し樹高1〜2m、直径2mほどの半球形になる。刈り込みにも耐えるので維持管理もしやすい。

育て方・栽培方法

マツの仲間の栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:高取利道(たかとり・としみち)
奈良県で庭のデザイン、施工、管理を行うタカトリ園芸を経営。コニファー、花木、小果樹の利用を提案し、園芸番組への出演や、講習会、新聞、園芸誌への執筆を通してガーデニングの楽しさを伝える活動を行う。1級造園施工管理技士、農薬管理指導士。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

マツの仲間のそだレポ(栽培レポート)

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