アストランティア
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アストランティアの基本情報

学名:Astrantia major

科名 / 属名:セリ科 / アストランティア属

アストランティア
アストランティア・マヨール・ロゼア
アストランティア
アストランティア・マヨール
アストランティア

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アストランティアとは

特徴

アストランティアは野趣に富む花で、ふんわりとしたやさしい雰囲気があり、フラワーアレンジなどにも利用されています。花びらのように見える部分は総苞で、中心に小花が多数集まり、半球状に盛り上がるように群れて咲きます。雌しべが飛び出て目立つのも特徴です。派手な花ではありませんが、自然な風情が感じられる落ち着いた深い味わいのある美しさで、ナチュラルガーデンにはぴったりです。
アストランティア属には10種ほどの原種がありますが、本種マヨールの利用がほとんどで、いくつかの園芸品種が育成されています。基本種はクリーム色がかる淡いピンクで、濃いピンクや赤に近いもの、さらに明るい斑入り葉などがあり、品種によって早晩性や草丈の違い、性質の強弱などが見られます。また、別種のマキシマ(Astrantia maxima)は花径が5cmほどの大輪で見ごたえがありますが、花数は少なく、栽培がやや難しいものです。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 ヨーロッパ
草丈/樹高 40~80cm 開花期 5月中旬~7月中旬(秋にも咲くことがある)
花色 白,ピンク,赤 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い,花もちがよい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘ローマ’

    Astrantia ‘Roma’
    上品なピンクの花。花つきもよく、草姿のバランスがよい。
  • ‘バックランド’

    Astrantia ‘Buckland’
    白に近いごく淡いピンク色。早生で花つきがよく、比較的コンパクトな草姿。
  • ‘サニングデール・バリエゲイテッド’

    Astrantia major ‘Sunningdale Variegated’
    春の新葉が特に美しい。夏以降は斑がなくなり緑葉となる。性質は強くつくりやすい。
  • ‘ルビー・ウエディング’

    Astrantia major ‘Ruby Wedding’
    鮮やかな赤色。成長が遅く、やや育てにくい。
  • ‘スノー・スター’

    Astrantia ‘Snow Star’
    白花大輪の強健種。弁先は緑色。草丈も高い。

育て方・栽培方法

アストランティアの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

アストランティアのそだレポ(栽培レポート)

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