ニチニチソウ(ビンカ)
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ニチニチソウ(ビンカ)の基本情報

学名:Catharanthus roseus
和名:ニチニチソウ(日々草)
その他の名前:ビンカ

科名 / 属名:キョウチクトウ科 / ニチニチソウ属

ニチニチソウ(ビンカ)
ニチニチソウ(ビンカ)
ニチニチソウ(ビンカ)

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ニチニチソウ(ビンカ)とは

特徴

ニチニチソウには矮性、高性、這い性の3タイプがあるので、用途に合わせて品種を選んでみましょう。近年は花形の改良が進み、風車咲きやフリンジ咲きなども流通しています。いずれもあまり土質を選ばず、高温と日照を好む乾燥に強い丈夫な植物なので、夏の花壇には欠かせない存在です。ただし、濃度の高い肥料を施すと根が傷みやすいので、1回に大量の肥料を施さないようにします。過湿や蒸れには弱いので、水を与えすぎないことが、上手に育てるコツです。
ニチニチソウ属の植物は8種が知られており、それらのうちの7種が、アフリカのマダガスカルに分布しています。現在の品種群は、マダガスカル原産のロゼウス(Catharanthus roseus)を中心に改良したものです。
ニチニチソウは、ビンカと呼ばれることもありますが、じつはビンカは別属のツルニチニチソウ属の学名です。これらはニチニチソウ属の植物とよく似た花を咲かせるつる植物で、ビンカ・ミノール(Vinca minor)、ビンカ・マヨール(V. major)といった種が栽培されています。

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草 原産地 マダガスカルを中心とする熱帯~亜熱帯
草丈/樹高 10~80cm程度 開花期 5月~11月
花色 白,赤,ピンク,紫,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 開花期が長い,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • 「パシフィカ」シリーズ

    Catharanthus roseus Pacifica series
    花が大きく、花色も豊富な矮性のシリーズ。摘心しなくても、よく分枝する。
  • ‘メディタレニアン’

    Catharanthus roseus ‘Meditterenian’
    這い性品種。枝垂れる性質を生かして、ハンギングバスケットに適する。草丈は10〜15cmと非常に低く育つので、花壇では前列に植えつけるとよい。
  • 「チュチュ」シリーズ

    Catharanthus roseus Tutu series
    花びらの縁にフリルが入るシリーズ。タネがつきにくく、切り花にしても長く楽しめる。
  • 「トコナツ」シリーズ

    Catharanthus roseus Tokonatsu series
    草丈は70cm以上となり、非常に大きく育つ丈夫なシリーズ。タネがつきやすいので、摘心を兼ねてこまめに花がらを取り除くと、長期間開花する。

育て方・栽培方法

ニチニチソウ(ビンカ)の栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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