ハゴロモジャスミン
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ハゴロモジャスミンの基本情報

学名:Jasminum polyanthum

科名 / 属名:モクセイ科 / ソケイ属

ハゴロモジャスミン
ハゴロモジャスミン
ハゴロモジャスミン

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ハゴロモジャスミンとは

特徴

ハゴロモジャスミンは、中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りがあることから人気があります。一般に普及したのは比較的新しく、あんどん仕立ての鉢植えの販売が始まった昭和50年代からだと思われます。ジャスミンの仲間では、比較的寒さに強く、暖地では庭植えで栽培することができます。
花の内側は白色、外側は薄いピンク紅色で、4月から5月ごろに開花します。花芽は5~15℃の気温に4~6週間当たると形成されます。このため、日本の気候下では、秋に花芽が形成され、気温の上昇する春に開花します。冬は0℃以下にならない場所で、なるべく5℃以上を保つようにします。株は0℃以下で障害を受けますが、同時に蕾も枯死するため、春に花が咲かない原因となります。
ソケイ属には、ハゴロモジャスミンのほか、ジャスミンティーの原料とする香りのよいマツリカJ. sambac)など、約200種が含まれます。アメリカ産の1種以外は、熱帯と亜熱帯のアフロ・ユーラシア大陸とその周辺島嶼部に分布し、芳香のある種類が栽培されています。

●関連図鑑
ソケイ(ジャスミンの仲間)

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 つる植物 原産地 中国雲南省
草丈/樹高 2m 開花期 4月~5月
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い
特性・用途 半常緑性,つる性,開花期が長い,香りがある
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • マツリカ

    Jasminum sambac
    日本でも古くから栽培される常緑性つる植物。花は、直径2cm程度の白色の半八重で、非常に香りが強い。寒さに弱いので、鉢植えで栽培する。マツリカの植物図鑑はこちら
  • スタージャスミン

    Jasminum multiflorum
    熱帯アジア原産の常緑性つる植物。葉や茎は褐色の毛で覆われる。寒さに弱いので、鉢植えで栽培する。別名、ボルネオソケイ。
  • ‘フィオナ・サンライズ’

    Jasminum officinale ‘Frojas’
    葉が黄色で夏には緑色に変化し、秋には紅葉する。白く、甘い香りがする花を長期間咲かせる。ソケイ(Jasminum officinale)の図鑑はこちら

育て方・栽培方法

ハゴロモジャスミンの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:倉重祐二(くらしげ・ゆうじ)
新潟県立植物園副園長を経て、現在日本植物園協会事務理事。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、園芸文化史。著書に『よくわかる栽培12か月 シャクナゲ』『よくわかる土・肥料・鉢』(以上NHK出版)、『増補原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜』 (改訂増補、誠文堂新光社)など。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ハゴロモジャスミンのそだレポ(栽培レポート)

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