ボロニア
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ボロニアの育て方・栽培方法

ボロニア
ボロニア・ヘテロフィラ
ボロニア
‘ホワイトドレス’
ボロニア
ボロニア・メガスティグマ‘ルテア’

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 低木 原産地 オーストラリア
草丈/樹高 20~200cm 開花期 2月下旬(流通開始)~5月
花色 白,赤,ピンク,黄,紫,茶,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 香りがある,常緑性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

鉢植えにして育てます。日当たりを好みますが、真夏は半日陰の風通しのよいところで、冬は最低気温が3℃以上の室内の日当たりのよい場所に移します。

水やり

鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。乾燥させて葉が落ちてしまったら、あわてて水をやっても復活しないと思ってください。

肥料

元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、春と秋の成長期に、リン酸分が少なめの液体肥料を施します。春の成長期には発酵油かすを置き肥してもよいでしょう。

病気と害虫

害虫:ハダニ、アブラムシ
ハダニは、高温乾燥となる梅雨明けごろから発生することがあります。水やりの際に、葉水をかけると発生を抑制できます。
アブラムシは、春と秋に発生することがあります。

用土(鉢植え)

水はけと通気性がよく、酸性の用土が適しています。サボテン用培養土を用いるか、鹿沼土5、ピートモス3、軽石2の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

開花株を入手した場合は、根鉢をくずさずに一回り大きな鉢に植え替えます。すでに栽培している株は、花後または9月上・中旬に、根鉢のまわりを少しくずして植え替えます。

ふやし方

さし木:花が終わったら新芽が伸びるので、これをさし穂にします。茎の先端から6cmほど切って、水はけのよい用土にさします。

主な作業

切り戻し:花が終わったら、草丈の半分くらいの位置で切り戻します。梅雨時期の蒸れ対策にもなります。切った枝でさし木をするとよいでしょう。

特徴

ボロニアの仲間は、オーストラリア固有の低木で、乾燥した明るい硬葉樹の林内に生えています。かわいらしい丸い蕾と、ベル形や星形の花が細い枝いっぱいにつきます。枝葉は柑橘系の香りがし、花にもかすかな香りがある品種が多く、人気があります。

種類(原種、園芸品種)

ボロニア・メガスティグマ

ボロニア・メガスティグマ


Boronia megastigma
ベル形の1cmほどの小さな花が細い枝いっぱいに咲く。花弁の外側が赤茶色、内側が黄色で、ブラウンボロニアとも呼ばれる。葉に柑橘系の香りがある。黄花の園芸品種 ‘ルテア’がある。
ボロニア・ヘテロフィラ

ボロニア・ヘテロフィラ


Boronia heterophylla
スズランによく似たベル形の小さな花が細い枝いっぱいに咲き、ピグミーランタンの愛称で親しまれる。赤、紫、白などの花色がある。
ボロニア・フラセリ

ボロニア・フラセリ


Boronia fraseri
直径1.5cmほどの桃色の花が咲く。樹高1〜2mほど。
ボロニア・ピンナタ

ボロニア・ピンナタ


Boronia pinnata
直径2cmほどの桃色の星形の花が多数咲く。花もちがよい。葉に柑橘系の香りがある。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ボロニアのそだレポ(栽培レポート)

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