ワスレナグサ
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ワスレナグサの育て方・栽培方法

ワスレナグサ
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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草(寒冷地では多年草) 原産地 世界の温帯
草丈/樹高 10~50cm 開花期 3月下旬~6月上旬
花色 白,ピンク,青,紫 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 弱い
特性・用途 開花期が長い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

風通しのよい日なたで、水はけと水もちのよい場所で育てます。水辺を好みますが、花壇で水はけが悪いと腐りやすくなります。また、根が比較的浅く張るので、植えつけが秋遅くなった場合は、霜柱で持ち上げられないよう、べたがけ用の不織布などで霜よけを施します。日当たりを好みますが、花つき苗を植えつける場合は、半日陰となる場所でも開花します。

水やり

水切れを嫌うので、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。冬や庭植えの場合も、よく乾くときはたっぷり水やりしてください。

肥料

元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。その後は生育中にリン酸分とカリ分が多めの液体肥料を施します。肥料が多すぎると花つきが悪くなるので、生育具合を見ながら施しましょう。

病気と害虫

害虫:アブラムシ
春、風通しが悪いときなどに、アブラムシが発生することがあります。風通しをよくし、アブラムシを見つけたら速やかに駆除します。

病気:灰色かび病
湿度が高く、葉についた水がなかなか乾かないときに、灰色かび病が発生することがあります。風通しをよくして、傷んだ葉や花はこまめに摘み取って予防に努めます。

用土(鉢植え)

水はけと水もち、通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

タネから育てる場合は、秋に直まきするか、ポット苗で冬越しさせて春に植えつけます。秋にポット苗を入手した場合は早めに植えつけます。株は横に広がるので、20~30cm間隔で植えつけます。

ふやし方

タネをまいてふやします。9月下旬から10月下旬(寒冷地では春)にタネをまきます。タネはやや発芽しにくいので、半日ほど水につけておきます。暗発芽種子なので、2~3cmほど覆土をします。本葉が3枚程度になったら、早めに根を切らないよう移植して育てます。こぼれダネでもふえます。

主な作業

花がら摘み:タネがつきやすいので、花が終わったら花茎のつけ根から切り取ります。

特徴

ワスレナグサは、原産地では多年草ですが、暑さに弱く、寒冷地を除き、花後に枯れるので、日本では一年草として扱われています。もともとワスレナグサという和名は、スコルピオイデス(Myosotis scorpioides)にあてられていますが、園芸...

種類(原種、園芸品種)

‘ブルームッツ’

‘ブルームッツ’


Myosotis cv.
草丈30〜40cmの高性種で、切り花にも向く。

‘ミオマルク’


Myosotis cv.
ほかの品種に比べ花が大きく、目を引く。栄養繁殖系なのでポット苗で流通する。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ワスレナグサのそだレポ(栽培レポート)

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