学名:Sandersonia aurantiaca
科名 / 属名:イヌサフラン科 / サンダーソニア属
サンダーソニアは、つややかな緑の葉の間から、鮮やかなオレンジ色の袋状の花をちょうちんのようにぶら下げて咲かせ、かわいらしく人気があります。南アフリカのトランスバール南東からスワジランド、ナタール、ケープ東部の岩場や明るい森林に見られる植物です。サンダーソニア属の植物はサンダーソニア・オーランティアカ(Sandersonia aurantiaca)の1種だけしかありません。
地中に細長い指のような形の塊茎(地中にある茎が肥大した球根)をつくり、その片方の先端からのみ芽を出すので、この先端を傷つけると芽が出なくなります。球根選びと取り扱いには、注意が必要です。
春に芽を出し、花を咲かせたら秋に休眠する春植え球根として流通するほか、植えつけ時期をずらしたり冷蔵することによって開花時期を調節できるため、切り花はほぼ1年を通して手に入れることができます。
サンダーソニアは高温と過湿に弱いので、夏は半日陰で涼しく管理し、水は必ず土の表面が乾いてくるのを待ってから与えるようにしましょう。
秋に掘り上げた球根は、乾燥させてから新聞紙などで包み、暖房していない10℃以下の寒い室内で冬越しさせましょう。暖かすぎる場所で保管すると、春に芽が出るのが遅くなります。
なお、球根はコルヒチンを含むので誤って食べると中毒を起こします。
※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
園芸分類 | 球根,草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | 南アフリカ |
草丈/樹高 | 50~70cm | 開花期 | 6月~7月 |
花色 | オレンジ,黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | やや弱い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 落葉性 | ||
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