インゲン
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インゲンの育て方・栽培方法

インゲン
インゲン

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栽培カレンダー

中間地の主な作業

基本データ

園芸分類 野菜
収穫期 6月中旬~9月(つるなし種)、7月~9月中旬(つるあり種)

育て方のポイント

栽培のポイント

インゲンは根に根粒菌が共生して、空気中からチッ素分を吸収するので、肥料のまきすぎは禁物です。直まきの場合、発芽直後にカラスなどの鳥害を受けやすいので、ポット育苗がおすすめです。

インゲンの栽培でよくある疑問、悩み


Q.インゲン、サヤインゲン、キヌサヤの違いは?
通常、インゲンは、煮豆やお菓子のあんづくりに使われる完熟した豆(インゲンマメ)のことを指します。それに対して、野菜として利用する未熟な若いさやのことをサヤインゲンと呼んでいます。ちなみにキヌサヤは、インゲンとは同じマメ科でも、別種のエンドウのさやのことです。

Q.直まきしたタネが消えてしまった
インゲンに限らず、発芽直後のマメ科のタネは、鳥の大好物なので、おそらく鳥のしわざでしょう。被害を防ぐためには、タネをまいたあと、双葉の次に出る初生葉(しょせいよう、初葉)という葉が完全に展開するまで、寒冷紗(かんれいしゃ)や防虫ネットをトンネル状にかけるか、畝に不織布のべたがけをして、鳥よけ対策をすることが重要です。

Q.葉にハモグリバエの食害痕が。さやは食べても大丈夫?
ハモグリバエの幼虫は、主に葉に潜んでいます。さやは食べても大丈夫です。

◆質問・回答は、『野菜づくり徹底Q&A』(NHK出版)から一部を抜粋しています。これ1冊でお悩み解決!野菜73種の「ギモン」が満載『もっと知りたい野菜づくりQ&A』もおすすめです。

特徴

インゲンは、17世紀の明(みん)〔中国〕の禅僧、隠元(いんげん)によって日本に伝えられたといわれます。若いさやを食べる場合は「サヤインゲン」、完熟した豆を食べる場合は「インゲン」と呼ばれます。ふるさとは中央アメリカです。カロテンや食物繊維、...

種類(原種、園芸品種)

丸ざや種

インゲンの形としては定番で、サクサクと歯切れのよい味わいが持ち味。つるあり種、つるなし種がある。

平ざや種

丸ざやよりも大型で、食べごたえがある。丸ざや種と育て方は同じ。つるあり種、つるなし種がある。

ハナマメ(花豆)


Phaseolus coccineus
インゲンの仲間。和名はベニバナインゲン。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学人間社会学部園芸文化研究所教授。大学での指導のほか、各地で社会人を対象にした講演や菜園指導なども行う「野菜づくりの伝道師」。テレビやラジオへの出演、雑誌や書籍の執筆など、幅広く活躍している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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インゲンのそだレポ(栽培レポート)

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