イブキジャコウソウ
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イブキジャコウソウの基本情報

学名:Thymus quinquecostatus (Thymus serpyllum ssp. quinquecostatus)
和名:イブキジャコウソウ
その他の名前:イワジャコウソウ

科名 / 属名:シソ科 / イブキジャコウソウ属

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ

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イブキジャコウソウとは

特徴

イブキジャコウソウは、北海道、本州、九州、朝鮮半島に分布します。比較的涼しい環境を好む植物で、緯度により高山帯から海岸線まで広く分布しますが、基本は高山植物です。細い枝に小さな葉を四方に茂らせて地を這うさまは、一見草のように見えますが、ごく小型の木です。初夏から夏に桃色の小さな花を地際で一面に咲かせる姿はかわいらしくほほえましいものです。ハーブとして人気のあるタイム(タチジャコウソウ、Thymus vulgaris)とごく近い種類で、同じように利用する品種もあります。冬は葉をつけた状態で雪の中で冬越しします。高山植物としては丈夫なもので、古くより栽培され人気があります。白花や斑入りのものも見られ、また、海外からもさまざまな種類が導入されて親しまれています。

基本データ

園芸分類 山野草
形態 低木 原産地 北海道、本州、九州、朝鮮半島
草丈/樹高 3~10cm 開花期 5月~7月(自生地では6月~8月)
花色 桃紫,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 常緑性,香りがある
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • モウセンジャコウソウ

    Thymus pseudolanuginosus
    欧州原産の小さなもので、全体に長く柔らかい毛で覆われている。花は小さく淡い桃色。
  • アカバナジャコウソウ

    Thymus praecox
    欧州の草原に生えるイブキジャコウソウに似た種。赤みの強い花は目立つが、花つきはあまりよくない。
  • テマリジャコウソウ

    Thymus caespititius
    とてもまとまりのよい種で、自然に丸くなる。花は小さな淡い桃色であまり目立たない。

育て方・栽培方法

イブキジャコウソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

イブキジャコウソウのそだレポ(栽培レポート)

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