トキソウ
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トキソウの基本情報

学名:Pogonia japonica
和名:トキソウ(朱鷺草)
その他の名前:朱鷺蘭(ときらん)

科名 / 属名:ラン科 / トキソウ属

トキソウ

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トキソウとは

特徴

トキソウは、本州や北海道を中心に日本各地の湿原や湖沼に見られる湿地性の野生ランです。比較的海岸に近い湿地から高層湿原まで垂直分布は広く、多くの群落をつくっています。
春、芽出しのときに、葉に包まれるように花芽を抱いて出てきます。葉は細いへら状で1本の茎に1枚のみ葉をつけます。葉の展開と同時に花芽が伸びて、晩春から初夏に優しい桃紫色の花を咲かせます。花後、結実したものは子房が大きくふくらみタネになります。地中には根茎が這い、次々と新しい芽を伸ばしてふえます。晩秋には葉が枯れて地上部がなくなり休眠に入ります。
とてもかわいらしい野生ランですが、乱獲や開発により自生地は激減しています。生産増殖された苗が春に出回りますが、加温して咲かせているのでやや軟弱です。ご自身の栽培環境に合うよう、つくり直すつもりで育ててください。

基本データ

園芸分類 山野草,ラン
形態 多年草 原産地 日本
草丈/樹高 15~30cm 開花期 5月~6月(自生地では5月~7月)
花色 桃紫 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 やや弱い
特性・用途 落葉性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ヤマトキソウ

    Pogonia minor
    日本各地に分布するが、山地の明るい斜面や林床に生え、群落はあまりつくらない。花は全開せず、やや上向きに咲く。花色は淡い色が多い。

育て方・栽培方法

トキソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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