園芸分類 | 庭木・花木 | ||
---|---|---|---|
形態 | 高木 | 原産地 | オーストラリア南東部 |
草丈/樹高 | 5~10m | 開花期 | 3月~4月上旬 |
花色 | 黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性 | ||
日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。
庭植えで植えつけ1年未満の株や鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで根づいた株は、よほど乾燥しないかぎり特に必要ありません。
鉢植え、庭植えともチッ素を控えるようにし、開花後にリン酸とカリの多い速効性化成肥料を施します。
病気:特にありません。
害虫:イセリアカイガラムシ、ミノガ類
イセリアカイガラムシは樹液を吸汁します。また、排せつ物が付着した葉にカビが発生し、すす病を誘発します。年に2~3回発生しますが、発生時期は決まっていません。白く柔らかいすじのついた大きな「卵のう」が枝に目立つので簡単に見つけることができます。この卵のうからは数百の幼虫がかえるので、放置すると大発生します。
ミノガ類とは一般にいわれるミノムシのことです。7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくって冬を越します。春に再び葉を食害し、やがて成虫となります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると、年々数がふえ被害が大きくなります。
水はけがよければ特に土質を選ばないので、市販の培養土が使えます。また、赤玉土(中粒)2に対し完熟腐葉土1を混ぜたものなどでもよいでしょう。
植えつけ適期は4月から9月。移植は難しいので、植え場所をよく考えて植えつけます。鉢植えは、根がいっぱいになったら、根鉢をくずさないように注意して植え替え、鉢のサイズを大きくします。生育が早く、幹や枝が柔らかいので、庭植え、鉢植えともに幹に添え木をし、庭植えではさらに支柱で支えます。
タネまき:9月から10月にとりまきします。茶色になったさやからタネを取り出し、赤玉土(小粒)にまいて1cmほど覆土し、たっぷり水を与えます。翌年3月から4月にまく場合は、採取したタネを乾燥させないように湿らせた砂に混ぜ、ビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保存しておきます。
剪定:花が咲き終わり、茶色くなって花粉が飛散しなくなってから、伸びた枝の切り戻しや、分枝して混み合った枝の間引きを行います。枝を切り戻すときは、必ず新芽か葉、小枝を残した位置で切ります。秋に翌年の花芽を確認しながら行ってもよいのですが、開花させるためには、強く剪定できないことが多いものです。
ギンヨウアカシア(Acacia baileyana)は、春早くに株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、よく目立ちます。名前のとおり葉色が銀灰色で観賞価値が高く、庭園樹として人気があります。
幹は太くなっても柔らかく、枝葉が茂りすぎると...
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