【質問3.ルリハコベのライフサイクルは?】日本の山野草を楽しむ コミュニティ

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質問3.ルリハコベのライフサイクルは?

2011/11/28
 「山渓カラー名鑑、日本の野草」でルリハコベなる一年草が存在する事を知りました。その後、しろりんさん著作の「図解、種から山野草を育てる(小学館)」にも「本州、四国、九州の海岸近くで道端などに生え、花は鮮やかな瑠璃色」と記載されておるのを知りました。花そのものにも魅かれましたが、前者では一年草と有り、後者では一年草または越年草と有りましたのでその違いにも興味を持ち、しろりんさんにタネをお願い致しました。
 本題に入る前に野草のライフサイクルについて、このコーナーに限っての定義を先ず記します。
1.一年草:春に発芽し、一年以内に開花・結実し枯死する植物。日本では南方を別にして冬に結実するのは難しいと思われますので、通常は秋までに結実し枯死するもの。
2.越年草:秋に発芽し冬を越し、翌春から伸長・開花・結実し、秋にはタネをこぼし自身は枯死するもの。つまり、一年以内の生命は一年草と同じですが、発芽時期が春と秋との違いがある。
3.二年草:春に発芽するが成長はゆっくりで例えばロゼット状で冬を越し、翌春に成長・開花・結実し、その後枯死する。つまり、発芽から枯死まで一年以上二年以内のライフサイクルを持つ。ところが、書物などで二年草(越年草)と書かれている例も有るので、混乱を招いている事も多いようです。越年草は確かにお正月を迎えますから昔流の数え歳で二歳になり、この点から歴史的には二年草とも云えるかも知れません。然し、越年草では毎年花が見られるのに対し、二年草では二年に一回ですから大きな違いです。混乱を防ぐ意味で最近の書物やネットの記載では「冬型一年草」とか「秋播き一年草」と記す場合もあるようです。このコーナーでは意味を更に明確にする為に「秋発芽一年草」と名付けます。
4.夏発芽一年草:これは勝手に付けた名称で、「秋発芽一年草」の変形です。つまり、発芽は秋では無く夏です。次の夏迄に開花・結実し、自身は枯死します。
 やっと本題です。
 平成20年8月にタネ(Xル2)を頂き、直ぐ播きました。一年草だとすると21年春の発芽と思っていましたが、予想に反して2週間位で発芽しました。山形の冬の寒さを心配しましたが越冬できた株も多く、21年夏には採種出来ました。同様の経過で22年夏にも発芽しましたが、その後の冬を越せず全てが枯死する結果に終わりました。多くの植物は種の保存の為に、同時期の発芽を回避し、ずらして発芽するようです。それ故、今春に発芽するものもあるのではと期待しましたがダメでした。
 我が家では種が絶えたと思い、本年、しろりんさんからタネ(3ル1)を頂き、夏に播いた結果が左の写真です。最近、この文を書くために今春には発芽が無かったポットを眺めたら、何と次の写真のように四株も発芽しておりました。このまま冬越しに成功したら「秋発芽一年草」つまり「越年草」そのものです。
 以上、くどくど書きましたが、もし、冬の寒さに耐えるなら、山形では「一年草」では無く、「越年草」それも「夏型一年草」ではないかと思われます。
 質問ですが、自生地或いは楽に冬を越せる暖地ではどのようなライフサイクルをとるのでしょうか?

コメント

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1 2011/11/28
メギツネ
ヒメサユリさん こんばんは

ご質問の内容とは違うかもしれませんが 私も今年 ルリハコベの種をはじめて蒔きました。
種蒔きの日は書き記していなかったので不明ですが 今年の春と言うことだけは間違いありません。

ヒメサユリさんが種まきして2週間で発芽したとの事でしたが 家でもかなり早く発芽し、画像は5月12日のものです。
あっという間に成長し、花が咲き 種もたくさん採れました。

春に発芽して花が咲いて種もできるのですから一年草で間違いないと思います。
また、暖かい地域では秋に芽が出て それが越冬し次の年に花が咲いて種ができるのだとしたら これまた越年草で間違いはないことですよね?
北海道では 本州で越年草扱いの園芸種が一年草扱いなこともよくある話ですが ルリハコベにも言えることなのでは?と思います。

メハジキと言う植物がありますが これも調べて見ると本州では越年草のようですが こちら北海道では一年で花が咲いて種も採れます。
同じ事かと思います。

ルリハコベ、春に種まきされた方が育てるのは楽かと思いますがいかがでしょう?
2 2011/11/28
しろりん
ヒメサユリさん、こんばんは。
大変難しいご質問ですね。

私の理解では、個々の植物が本来一年草、二年草などの
性質を有しているのではなく、一定の条件下で
「結果」として、一年草、二年草であった、であることが
多いという便宜的なものだと理解しています。ですから
お書き頂いたような場合によって異なる結果になりますね。
ただし、いろいろ書くと読者が混乱するので多くの
本は典型的な生育パターンを記していると理解
しています。

卑近な例を挙げますと、オシロイバナは通常1年草
扱いですが、暖地では冬を越して多年草のパターンを
示す、ホテイアオイも本来は日本の冬では枯れ死
しますので、1年草的パターンですが、温暖化した
日本においては越年生育もしていると聞き及びます。
実際根を土に埋めて暖かいところで管理すると
越年します。同様に普通一年草のモウセンゴケの仲間も
暖かい水槽の中などで越年させることが可能です。

今回のルリハコベに付きましては、ある程度
暖かいところで播種後管理すると越年したと
考えられますが、春に播種するとその年に
開花結実して枯れ死します。結局、この植物の
場合には播種時期及び気温によって結果的に
一年草だったり、越年草だったりすると
いえるのではないでしょうか。
今他に野草で名前が浮かびませんが、
このように状況によって生育パターンが
異なる野草は少なくないと思います。

自生地に
ついては、関東から東海にかけての平地では
自生を見たことがないのでなんとも言えません。
どなたか地元で自生があるという方の
ご教示を頂けると幸いです。
3 2011/11/29
しろりん
お早うございます。私が書いているうちに
メギツネさんが投稿されたようで、メギツネさんの
書き込みを無視したような恰好になってしまいました。

メギツネさんの話でもあるように、植物に
よっては、生育パターンが育つ環境によって
違いますね。
 メハジキが1年で開花・結実するとは知りませんでした。
昨日見つけたアオイスミレ?か何かの花のあとです。
このところ3種類ぐらいのスミレの花を見つけています。
4 2011/11/29
ヒメサユリ
 メギツネさん、しろりんさん。早速のご回答有難うございます。とても参考になりました。昨夜投稿してからちょっと気になり、ネットで拾い読みをしました。その結果、「1.草本は基本的には多年草であるが、環境などへの適応化で一年草や二年草が出現した。2.植物学用語上では草本は一年草、一・二年草、多年草の三つに区分される。3.越年草は園芸用語である。」などを知る事が出来ました。どうも、植物学用語と園芸用語を同じ土俵に上がらせていたのが、曖昧さの最大の原因だったように思われます。お二人の記述内容を合わせて考えて、すっきりしました。この欄の効用を改めて確認しました。再度有難うございました。
5 2011/11/29
メギツネ
しろりんさん ヒメサユリさん こんにちは

しろりんさん 無視したような恰好などとは大げさな~~。
暖かい地域、こちらのような寒い地域などによって生育の違いがあったりして みなさんの日記、お話は面白いと思っていつも拝見しています。

ヒメサユリさんはとても 勉強家さんなのですね。
私も見習わければ・・・。

1.草本は基本的には多年草であるが←これって昔は皆 多年草だったって事ですよね。
とても面白い記述だと思います。
6 2011/11/29
ヒメサユリ
 メギツネさんから勉強家とお褒め?のお言葉を頂き、体のどこかがむずむずしております。私の定義では「勉強家とは予め書物やネットで下調べをしてからコミュに投稿する人で、その逆は偽物」です。
 今回のルリハコベに関連したモヤモヤが一つ残っております。春に自生地で発芽した株が夏には結実し、そのこぼれタネがすぐ発芽するのは有り得ますね。実際、山形ではそうですが、ここ迄で冬を迎えます。暖かい自生地ではその株が秋までに結実するのは有り得ないのでしょうか。つまり、そのような事が可能であれば、年に二回の開花・結実を見る「半年草」的なライフサイクルを持つ事になります。春に発芽すれば成長するに連れて気温も上昇し、何よりも長日になります。夏に発芽すれば環境は逆になります。そこで質問です。
1.ルリハコベは長日植物なのでしょうか。
2.最近の園芸店では外国植物が席巻し、日本の山野草は片隅に追いやられています。数ある外国産植物の中に「長日だろうが短日だろうが咲いてやるぞ」と度量が大きく、その結果、「半年草」となる植物はないのでしょうか。植物学的な観点からは「なんとアホな事をおっしゃる、おととい来い。」なのでしょうか。
7 2011/11/29
メギツネ
ヒメサユリさん こんばんは
「半年草」って 面白いですね~~。

えっと~~、花は違いますが今年、種まきしたハハコグサに種ができこぼれ種で今、2度目の花を咲かせています。もちろん、北海道の寒い地域なので今月中くらいには家に入れましたが・・・。

種まきから結実まで短い植物って結構ありますよね。
そして一年の間に2度 咲く花も結構見られます。

暖かい地域のルリハコベは どうなんでしょう?
ルリハコベって あまり短日、長日の影響を受けないような気もしますが これも面白いですね。
来年の研究材料?になりそうですね。
8 2011/11/30
ヒメサユリ
メギツネさん、しろりんさん、おばんです。「春に発芽した株が開花・結実し、それからこぼれたタネも直ぐ発芽・開花・結実し、この連続が一年以内に起こる」と云う一つの事例が身近な野草であるハハコグサなのですね。私は「春に発芽した全ての一年草はその後開花・結実・枯死するが、こぼれたタネはそのまま越冬し翌春発芽する」と理解しておりました。それ故、夏に採れたばかりのタネをしろりんさんから頂き、直ぐ播いたルリハコベが翌春ではなく直ぐ発芽したのは驚きでした。その後、「もしかしたら自生地では再び年内に開花・結実する可能性も在るのではないか」と思い、この質問3.になったのです。自生地ではどうなのかは無論興味はありますが、冗談で書いた「半年草」の実例が有ると知りモヤモヤが晴れました。
これからも明快な回答をお願い致します。

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