通称「杉苔」は、
(1) スギゴケ属 スギコケ Polytrichum juniperinum 草丈=3~10cm
http://mikawanoyasou.org/koke/sugigoke.htm
(2) スギゴケ属(Polytrichum) に属する種、
(3) 1つ上に遡って、スギゴケ科(Polytrichaceae)に属する
スギゴケ属の近縁の、ニワスギゴケ属(Pogonatum)に属する種
(4) (3)と同じく、スギゴケ科(Polytrichaceae)に属する(3)以外の種
の総称です。
(2) の例として、
ウマスギゴケ(Polytrichum commune Hedw.)草丈=5~20cm
http://mikawanoyasou.org/koke/umasugigoke.htm
オオスギゴケ(Polytrichum formosum Hedw.)草丈=3~13㎝
http://mikawanoyasou.org/koke/oosugigoke.htm
(3) の例として、
コスギゴケ(Pogonatum inflexum) 草丈=1~5㎝
http://mikawanoyasou.org/koke/kosugigoke.htm
が有ります。
丸刈りにした頭髪が、12cmに伸びた後・・・をイメージして下さい。
これを、「形」として、美しく、保つのは、難しい。
例えば、苔玉にするには、苔をその「土台」に固定しないといけませんが
しろりんさんの指摘 #36 の通り、糸に踏まれた苔は寝てしまいますから
それを避けるためには、1本1本の苔をかき分けて、
踏まないようにして、テグス糸を巻かないとイケナイ。
それは、技術的にも難しいだろうと、想像されます。
発芽直後の、苔の「幼苗」が得られるのならば、可能でしょうが・・・。