【メセンの肥料・培養土】メセン(女仙)大好き コミュニティ

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メセンの肥料・培養土

2016/04/02
kousukeさんからメールをもらったのですが、皆さん、メセンの施肥はどうしてますか?

私は植え付け時に元肥としてマグアンプ(小粒)をパラパラ入れて、翌年秋からは月に1回くらい、ハイポネックス液体肥料1,000倍希釈液を与えています。もちろんコノフィツムの場合ですが、リトも基本的に同じ扱いです。

コメント

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最新20件を表示

13 2013/01/24
まろっち
>>毛管現象で地表方向に上ってくるように
こういう考え方もあるんですね。参考になります。
14 2013/01/24
conocono
〜というつもり・・・なので、実際に考えた通りになっているかどうか検証されてませんから、どのやり方がベストか?とは考えない方が良さそうではあります。また、肥料だけ独立して考えるのでは無く、水分や光環境などと一緒にトータルで考えねばなりませんね。

初心者が想像しているよりもメセン類は肥料も水も好きであることには違いありません。水をやらなすぎて枯らしてしまう例が多いのでは? 最悪なのは水や肥料を吸うための大切な器官である「細根」や「根毛」にダメージを与えるようなやり方で、例えば素焼きの鉢に軽石主体の粗い培養土で植えると、乾燥し過ぎてまず満足に育ちません。

また、メセンは肥料が好きとは言っても、肥料が無ければ育たないという訳ではないので、初心者の方は、最初は肥料少なめで水分管理をしっかり会得してから、肥料のやり方を考えるのが良いかも知れませんね。
15 2013/01/24
肥料というかミネラル(塩)なのですが思う以上に地中から、滲みだしているように思えます。
写真は、ヨハネスブルク~ウインドック行きの途中で見た池の様な物ですが塩が出てきてます。(写真の丸い白)
最初は、何かよく解らなかったのですが結構な数、目立つのが点在していて、塩なのかと理解できました。メセンは、ミネラルとして吸収しているのではないかと考えています。
マグアンプ入れたのを齧るのと肥料なしを齧るのとでは味が違うので海水希釈を灌水するまでには至ってませんがNa、Mg、Ca等々、彼らに必要じゃないかと思っております。培養土に鹿沼を入れているので肥料なしでは、それが供給できないのではないかと危惧をしています。
3年間、クリスタルリーフを栽培しましたが塩水を与えないと脆弱に育つので肥料の3要素だけで大丈夫なのか・・・・おぼろげに考えている所です。
16 2013/01/25
塩の池、Panと呼ばれるものでしょうか?
李夫人salicolaは塩に関係する名称だそうですね。自生地がpanに関連するとか。

現在日本で肥料として多く使用している、マグアンプKとかハイポネックスとかはP成分が高いようですが、Dr.ColeはリトープスにはNが少なくKの高いものが良いといっていますね。N:P:K=2:3:4をあげていますが、さらに6:8:23,6:20:30など。
私は探してみたことは無いのですが。

ついでにDr.Coleも12にあげたお二方もCaを嫌っているようです。水道の水でなく雨水を推奨?。日本と違って硬度の高い水なのでそういっているものと思います。但しCaが高いとどうなるのかはわかりません。幸いわれわれは特に気にすることも無いのでしょう。
17 2013/01/25
私は栽培者が硬水を嫌うのはphが大きくなり、メセンが嫌うからと解釈しています。メセンは弱酸土壌が好きなようですね。
アフリカのようにロームが広がる大地は弱酸で何かで読んだのですが浸み出してくる塩も硫化物系の酸性であるそうです。
ウインドックから、北へ900kmと南へ100kmを車で移動したのですが基本的に赤いロームでしたが所々で表土が削られている部分に驚いた事に石灰岩(サンゴ化石)が見られた事でした。雨でロームが浸食された川の底に石灰岩が一面に広がっているとか酸性ベースでCaイオンも表面に出ているのではないかと感じました。相手が炭酸イオンでなら、アルカリになるのですが相手が硫化イオンでなら、総合的に酸性になる可能性もありますね。

佐賀大学のクリスタルリーフ栽培場で水耕栽培のベースにアルカリが強い籾殻クン炭を使用していて驚き教授に質問しましたが「塩が土壌に上がってくるのはアルカリだから、これで栽培している」との事でこれが今のところの最大の疑問点なのです。
出発前にconoconoさんから、ph測定する事を勧められたのですが今となっては、本当に持って行けばよかったと後悔しています。
写真は小高い丘の上で地表に露出している石灰岩です。
18 2013/01/25
conocono
kazさんの興味深い写真が・・・

白頭翁さんのコメントでなるほど!と調べてみましたところ、salicolaのsalはsaltから来ているようですね。salt panに生えているから・・・。これなら一発で覚えられます。google mapの衛星写真で見てみると、自生地(例えばPetrusville付近)にはsalt panがいっぱいありますね。NaClの他にも何種類かの塩類が集積しているのでしょうね。

マグアンプKとハイポネックス原液はリン酸の比率が高くなっていますが、これは日本の火山灰土壌の特性を考慮してのことと理解しています。特に鹿沼土で有名な現象ですが、リン酸を強力に吸着してしまうので多めに施用しないとリン酸欠乏になってしまう訳です。もし培養土に昔ながらの海砂を使っている場合は、リン酸は多く与えなくても大丈夫ということになりますね。

Uwe Beyer氏他が水道水中のCaを嫌うのは、乾燥した後に球体が汚れる(水垢ってやつ?)からのようで、肥料要素として考えている訳ではなさそうです。

論文等で確認せねばなりませんが、自生地の土壌pHは酸性だったと思います。クリスタルリーフを籾殻くん炭を支持体にして栽培しているのは初耳でした。クリスタルリーフは玉型メセンに比べて格段に丈夫で生育スピードが速いので、どんな環境でもそれなりに適応して生長するような気もします。直接比較するのは難しいかも知れませんね。食塩を施用するのは、浸透圧の関与もありそうな・・・??
19 2013/01/25
薫炭は、秘密だったかもしれません。書いちゃいました。塩分は、植物の味の調整に秘密の濃度を与えているそうですが海水の5倍の濃度まで与えても生育するそうです。それ以上、質問できなかったのは、タレントがらみの取材でしたから。

今の所、コノ・リトで培養土の大きな問題も無く育っているのですが更に欲深く追求しようとしている傾向も在るのかもしれませんが私的には、夏に葉が無くなるタイプのメセンに、この塩が結構絡んでいるような気がしています。Diplosoma retroversum luckhoffiiなどは、panの様な沼地に生えているのじゃないかとか栽培していて感じました。

栽培場を作った時には、一番に海水を希釈して与えてみようと考えています。
20 2013/01/25
そうそう、ゼオライトがNを吸着しますので鹿沼/赤玉に混ぜればKが強く出るのではないでしょうか?鶴仙園さんのメセン培養土に入っていますね。
21 2013/01/25
conocono
佐賀大の特許にちゃんと書いてあるので大丈夫です(^^)

海水のNaCl濃度は約3%として、モル換算すると約500mM
特許の数字は幅を持たせてありますけど、50〜100mMとあるので海水の1/5〜1/10の濃度で栽培しているようですね。濃度が高ければ良いというものでもないのでしょう。食味とか・・・。

培養土にゼオライトを入れる意味ですが、陽イオン交換能があるので、窒素の中でもアンモニア態窒素(マグアンプKの窒素分はこれ)やカリウムの保持能が高くなること(肥効期間が長くなる)を期待しているのだと思われます。ただ、実際の肥効期間や肥料成分の濃度推移を計測しないと何とも言えませんが・・・。

以下、特許明細書より該当部分を引用・・
「本発明に係る水耕栽培方法は必要に応じて、ナトリウムのモル濃度が50mmol/lないし100mmol/lである前記培養液を栽培コンテナーに貯留し、前記栽培コンテナーに貯留された前記培養液の上面に接して籾殻くん炭を敷設し、吸塩植物を前記培養液に一部浸潤して前記籾殻くん炭上にて栽培するものである。このように本発明によれば、ナトリウムのモル濃度が50mmol/lから100mmol/lの範囲の前記培養液を栽培コンテナーに貯留し、前記栽培コンテナーに貯留された前記培養液の上面に接して籾殻くん炭を敷設し、吸塩植物を前記培養液に一部浸潤して前記籾殻くん炭上にて栽培することから、当該ナトリウム濃度により吸塩植物の食用時に適度な塩味が得られ、さらに吸塩植物の生育促進効果も得られる。また、水耕栽培及び固形培地耕を併用することとなり、水耕栽培時に生じるピシウム菌等による病害の発生を籾殻くん炭により抑制し、さらに土耕栽培時に生じるエグ味成分を水耕栽培により低減することができる。」
22 2013/01/25
本当は、メセン目的の旅をしたいのですが仕事ついでに観察しているだけですので、いつかはメセン探索に出かけたいです。
本当なら、最終日にナミブで奇想天外を撮影するスケジュールを入れていたのですが行けなかった事が悔やまれます。
23 2013/01/25
リトープス自生地のPH
DR.Coleによれば4.5~10.5です。
(Transvaal,OFS,Northern Cape & cetral part of Namibia)
24 2013/01/26
衝撃的なデーターです。

お酢並みの酸性~炭酸ソーダー並みのアルカリ性ですね。

これだと鹿沼・赤玉等ではなく、別の工夫が必要なのでしょうか?

salt panは、アルカリと考える方が良いのでしょうか?

DiplosomaやMuiria hortenseaeは、アルカリ土壌の方が良いのかもしれませんね。
25 2013/01/26
アイスプランツも、薫炭ph≒11で栽培する意味が理解できます。
26 2013/01/26
conocono
LithopsはpHに関しては随分適応範囲が広いようですね。pH10超となると、まともに養分吸収出来ているのだろうか? リトは生長がゆっくりだから、あまり養分も要求しないのかも?

自生地の環境は参考にはなりますが、そこに自生する植物の好みや栽培最適条件なのかというと私は懐疑的です。それは、赤玉土や鹿沼土、あるいは海砂を主体とした培養土など、何を使っても良く育てられるからです。ただ、自生地と同様の培養土にした時に、姿形色などが変わるかも知れないな?などとも思います。もちろん、培養土の他、気温や湿度、日照など、環境要素は沢山ありすぎるので・・・
27 2013/01/26
自生地のPHは別として
栽培には若干の酸性が良いとおっしゃっています。
土はdecomposed graniteが最適だと。多くのメセンで上手くいっている。しかし入手が難しい、clean fairly river sandとgood veld soil を1:1で混合すればよい。
できれば有機物を殆ど含まず、ミネラルタイプのものが良い。

veldというのは南アフリカの草原だそうですがそこの土のイメージができません。砂に近いような気もしますが、同じアフリカの砂漠といってもサウジとリビアではそこにある砂、土、かなり印象が違います。
砂の中には生えないともおっしゃっていますので。

ともあれconoconoさんおっしゃるとおり自生地の土が良いとは限らないでしょう。生育には複雑な条件がかかわると思うからです。
昔から伝わる有名な話に、日本であるサボテンの栽培がうまくゆかず、原産地の土をもってきたが成功しなかった、と。

リトは雨が少なく時には霧だけ、昼は暑く夜は寒い、日照時間は長い、われわれが考える土とは大分異なる土、有機物も少ない、そんなところで棲んできました。好んだのかどうかは解りません。棲まざるを得なかったというのかもしれません。
そんな彼らが日本での環境を喜んでいるかどうかは疑問だと思っています。夏休眠するというのも自衛手段の一つかも知れません。自生地では水のある時期に休んでしまうということは無いと思うのですが。

土とか肥料とか水とかは若干代えられますが気候のほうは難しい問題だと思います。思うように行かないそこがいいのかも知れません。そう思って悩みながら楽しみましょう。
28 2013/01/26
私の場合は、如何に簡単に日本化栽培するのかを目的にしていまして、自生地の環境が解れば上手く栽培できない苗に対して、的確な対処が出来やすくなるのかなという考えです。
以前、桐生で何種類も自生地の土を見せていただいたのですが普通の土でした。パウダー状のきめの細かな畑の土の様な物でした。ナミビアの土は移動しても赤土が主で写真の様な感じで、中に石英が混じっていたり、いなかったりです。

リトープス(一部西海岸を除いて)が夏に休眠するのは、日本の気候の都合で人為的なんだろうと私は、考えています。なのでリトープスは、出来るだけ8月に生育させるようにしています。高温の為に遮光しなければいけないので成長させるには限界がありますが成長を停止させない事が脱落をすくなくする栽培法ではないかと思っています。
29 2013/01/26
conocono
肥料の話から始まって、培養土や栽培環境、自生地の話になりましたが、話題が転がりまくるのもまた楽しいものです。

栽培が上手く行く行かないというのは、色々なレベルがありますね。「腐っちゃう」のような初心者レベルから、自生地での顔を再現するような高レベル(?)のものまで、求めるもの・課題は人それぞれでしょう。その多様な課題を解決するための要素として、培養土、肥料、日照、気温(年間変動、日較差・・)、湿度、潅水・・・etc 実に様々なものがありますけれど、どれか一つだけではどうにもならないこともありますし、自由にコントロール出来ないものもまたありますね。培養土の関与はどの程度でしょうね??

白頭翁さま
decomposed graniteは風化花崗岩なので、日本だと真砂土が近似のものになりますか。関西では入手しやすいですけど、関東では見かけませんね。肥料保持能力が低いので、液肥とかで管理する人にはやりやすいのかも知れません。マメな人向き??

kazさま
クリスタルリーフ(アイスプラント)のくん炭栽培ですが、水耕栽培なので栽培期間の経過とともにpHは大きく変動するようです。他の植物栽培の例では、栽培初期はpHが高かったものの数週間で弱アルカリに落ち着いた・・・というものがありました。一般的な植物(野菜など)では、酸性〜中性での植物の生育や根の生長は良く観察・報告されていますが、アルカリ側での研究は少ないようです。それはアルカリ側では鉄欠乏症などが起こりやすく、研究する意味が少ないからです。作物以外ではアルカリで根の生育が良い(酸性だと生育不良)植物もあるそうなのですが、それらは経済価値が少ない(無い)ためか、ほとんど研究がされていないようです。リトープスの根はどうでしょうね? アルカリ土壌に自生する種では、アルカリ側の方が根の生育が良い・・・ということがあるかも知れません。

添付の図は、論文から拾ってきた南アフリカのアルカリ〜塩集積土壌の分布です。メセンの分布図と重ねてみると面白いかも知れません。
30 2013/01/26
conocono
29の図は小さくなってしまっているので、興味のある方は
Salt-affected soils: South Africa
でググってみてください。
最初の方に、このタイトルで出てくる論文に掲載されています。
31 2013/01/26
conocono様
塩集積土壌の分布は、降水量と関係が深いようですね。
以前もアルカリのph平衡についてお話しした事がありましたね。
玉型メセンの場合、焼成赤玉土がph8超なのですが上手く育ちませんでした。根が混ぜた鹿沼土に絡み付いて焼成赤玉土を完全に嫌っていました。
天然赤玉土と鹿沼土の場合は、鹿沼を避けているように見えますので近年は鹿沼の量を減らしています。結果的にph6位が好みなようです。
真砂土は個人的に使いたくて仕方の無い物で今は、培養土に乾燥防止の為に1-2割入れています。重い培養土になるのですが苗達も好きそうなので使用してます。
将来的に関東産の鹿沼・赤玉から、地元にある赤土と真砂土主体の培養土に切り替えて、コスト削減を考えています。
graniteなのですが私の故郷は、白いのですがナミビアで見た花崗岩は赤くて28右の写真は、色が違えど真砂土の様な感じでした。
32 2013/01/26
kaz様

私は2,3の書物の写真でしか知らないのですが、28の写真は随分と趣が違いますね。もっと石が多いものと思っていました。

24のpanのこと(salt panというのはわかりませんが)、
alkaline panと記されています。
確認するのに時間が掛かりました。年はとりたくないですね。
'LITHOPS'2005年版のP45です。

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