【ヘレボラスの組織培養法】クリスマスローズ コミュニティ

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ヘレボラスの組織培養法

2010/01/31
個人としては、たとえお気に入りの株があったとしても、それを大量増殖することにはさしたる意味も無いのですが、検索してみたら培養法の論文(ノート)があったので、参考までにご紹介します。フリーで全文を読むことが出きます。

一般的に「メリクロン」と呼ばれる技法ですが、ウイルスフリーにする目的が無いのであれば、メリステムを切り出す必要も無いので、解剖顕微鏡が無くても大丈夫です。培地に添加するホルモンの条件は、培養する株によって調整が必要かと思います。そんなに難しい作業ではありませんから、興味のある方はチャレンジしてみては如何でしょうか?

http://www.springerlink.com/content/4p1757041t0w2130/fulltext.html

コメント

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1 2010/02/01
エビ子
conoconoさん、こんにちは。エビ子です。

メリクロンのサイト、拝見しました。
でも英語・・・英文見ただけでクラっとしてしまいました(^^;)
自分で簡単にメリクロンが出来たら凄いですよね~
でも仰るように、個人が趣味で大量生産することは
あまり意味がないですよね。生産者さんにお任せです。
私達のような愛好家の目的は、自分の好みのお花に出会う、
もしくは作ることが最大の興味でしょうから。
メリクロンのような技法で、自分の好みの花が作れるように
なったら・・・頑張って英文も読むのですがね(^^;)
2 2010/02/01
conocono
エビ子さん、こんにちは。

自分好みの花に出会うことも大切ですが、同じ品種を皆で共有する楽しみもあるんじゃないかなぁと思っています。同じキンポウゲ科では、例えばボタンやシャクヤク(最近の分類はこの際無視)、クレマチスなどはちゃんと品種があって、品種の特性などについて話が出来ますよね。バラや蘭はもっと発展していて、どの品種はどんな楽しみ方が出来るか等々、非常にディープな世界がありますね。それらの楽しみを支えているのは「品種」です。ヘレボラスでは何故か「個人の楽しみにマッチした個体」に重きが置かれているのは時代の要請なのかも知れませんが、銘品と呼ばれる品種が出てくると嬉しいなあと思っています。自分が寂しがり屋なのかな?

挿し木や接木で簡単に増やせる植物では無いのが一因なのでしょうから、メリクロンが簡単に出来れば良いのになあと思った次第です。趣味家が数十本レベルで簡単に増やせれば良いのになあ・・。生産者まかせにしておいて、売りたいものしか出てこないのも何だかシャクな感じもしますし。

機会を見てやってみようかと・・。
3 2010/02/01
uchiyama
Springerのアカウントでログインしないと読めなくなってしまいました.
2007年でfull papaerにはならないけれどもresearch noteにはなる位ですから,技術としてはまだまだ途上にあるようですね.増殖の速度は速くないようですし,著者ら自身,まだ改良の余地ありと結論していますし.

このことを思うと,商業ベース故にノウハウがオープンになっていないのでしょうが,メリクロンで大手種苗会社のカタログに載せられるほどに増殖する技術があるというのは,すごいことだと思います.

蘭と違って低温での培養が続くのがちょっと大変そうですね.暖めるのに比べて冷やすのは大変です.

バラやクレマチスなら,育種家が交配して選抜して増殖して世に送り出すのに,クリスマスローズは選抜以降(本当にいいものは親株用にキープなのでしょうが)が抜け落ちていて,玉石混淆でお店に並んで,育てる人に委ねられています.雑誌や本に出ている花が欲しいと思っても,同じ物は売られていませんし,雑誌や本に紹介されるような感じの花だと,通販サイトにのってもあっという間に売り切れてしまいます.何か違うなと思います.品種として確立されていないのも,まさにconoconoさんが書かれたような話ができない不便さすら感じます.
4 2010/02/01
conocono
期間限定でフリーだったようですね。オープンアクセスになっているのかと思っていました。

ヘレボラスのメリクロン技術は恐らくミヨシが世界最高レベルだと思います(というか、他にメリクロンしている会社は無い??)。知る限りですが、30年近く前から手がけておられましたから当然かも知れませんね。数年前の池袋でのクリスマスローズ展でフラスコを展示しいました。もちろん培地条件等は一切紹介されていませんでしたが。培養に関する学術報告はほとんど無いので、この論文はベストで無いにしても、培養条件検討の基礎になると思われます。それにしても、光を当てながら冷やすのは趣味家レベルですと面倒ですね。ペルチェ素子の冷蔵庫を改造して安価に作れるないかなあ。

私は考えが古いのかも知れませんが、育種家というのは「品種」を作る人だと考えています。uchiyamaさんがおっしゃるように、選抜以降が抜け落ちているために、あらゆる中間タイプが現れているように思います。かつてのエビネブームを思い出します。また、良い親株を入手して、手当たり次第に交配すれば、ある確率で良いものは出るでしょうから、そういう楽しみ方をする花なのかも知れませんね。プロとアマの境界が無い感じなのもまた現代風なのかも知れないと思ったりします。

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