【メセン考察】メセン(女仙)大好き コミュニティ

トピックテーマ

メセン考察

2016/01/02
皆様、

明けましておめでとうございます、本年もこの場をお借りして情報交換が出来ますこととてもうれしく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

年明け早々ですがメセン類で色々な情報(誤った、または認識の違い)が多いので今回トピを立てさせていただきたいと思いました。折に触れて書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

あくまでも個人や団体の意見を否定する物ではありません。
かなり正確な情報を共有するのが目的です。

この度はコノフィツム園芸種の”世尊”を取り上げてみたいと思います。

”世尊”を園芸種としたのは、conocono様の意見に賛同したもので、産地データ及び種子産地ナンバーの無い物は全て園芸種扱いとした物です。
明らかに原種であっても、由来のデータが無い物は海外ではcult.
栽培品種として扱うところから来ています。

前置きが長くなりましたが、早速”世尊”について書きます。

コノフィツムハンドブック、コノハンによれば”世尊”の対象学名はcompressumとあります。また花時期が早くfrutescensに関連がある種ともあります。

結論から言いますと、”世尊”は特定の個体(クローン)を指すもので、対象学名compuressum = bilobum とするのは間違いです。
画像1、2の左側がcompuressumで、右側が”世尊”ですが、特徴的な姿は良く似てはいます。
恐らくそこにこの間違いの原因があるのかもしれません。

compressumは現在bilobum種のシノニム、同種異名になっていますので、ビロブム種ということになります。実際に花時期は秋になってからでビロブム種の一型に過ぎません。

一方、”世尊”画像1、2の右側と3ですが、特徴的な姿、真横キールを隔てて左右対称の平べったい感じ、何しろ花時期は6月下旬から7月上旬で、原種furtescensと殆ど差がありません。
唯一花色が違いくらいです。

時折”世尊”compressumのラベルで販売されているものを見かけたりしますが、その全てがcompressum = bilobumですので、”世尊”ではありません。

”世尊”は画像1,2の右側、3の個体、クローンだけにつけられた名前です。

この個体はbilobum種ではないことは明白ですが、じゃぁ何なんだと言うことになります。
あくまでも考察ですが、花時期から考えて原種だと考えられますが、原種であるならfurtescensが最も有力だと考えられます。
しかし先にも書いたとおり花色が違い、furutescens種は濃淡はあるものの朱色で”世尊”は黄色です。
恐らくですが、原種furtescensの花色違いの特殊な個体ではないかと考えます。
その特殊な個体に付けられた個体名として、”世尊”はやはりふさわしいと思うのですが、いかがでしょうか?
最後に海外に問い合わせを幾つかしてみましたが、明確な回答は得られませんでした。
その一つに私と全く同じ花色違いの答えが返ってきたことは驚きでした。

コメント

最新20件を表示

1 2016/01/04
conocono
ねこさん、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

私は、ご提起されている問題は次の2つに整理されるのかなと思います。

1.’世尊’という名称は原種名なのか品種名(=個体名)なのか
2.’世尊’の由来

まず1についてですが、コノフィツムが日本に導入された頃のことを想像すると、学名のまま取引きすることが困難だったため、何かしらの和名を付与したのだと思われます。例えばC. elishaeには「式典」、C. springbokenseには「桜貝」という和名が与えられたようです。古典の「女仙」中に「世尊」の解説があって、導入まもないので詳細不明というようなことが書かれています。つまり特徴が明らかでない段階で和名が与えられていたわけで、おそらく学名(C. compuressum)のタグが付いて輸入された植物の形を見て「世尊」と命名したのでしょう。最も大きなタビ型原種という記録もみられるので、仏陀の掌をイメージしたのではないかと想像します。

コノフィツムは株分け増殖が容易なので、その後、この導入個体がクローン増殖されて普及したため、特定のタイプのC. compuressumが「世尊」と呼ばれるようになったのでしょう。最初は学名に対する和名とされたものが、いつの間にか特定クローン、即ち選抜個体を示す名称(=園芸品種名)に変わっていったのだと思います。普通は株分け増殖しないリトープスでは和名=学名となっているのとは対照的ですね。

2.については、もし'世尊'が原種なのであれば、ハマー氏の記述にある、「C. bilobumには稀に夏咲きがある」「C. furtescensの花には黄色は無い」という定義に従ってC. bilobumの特殊な個体とみるべきでしょう。もちろん、これはハマー氏の分類学的な定義に従えばそうなるという話であって、'世尊'がどのように成立したのか(=夏咲きがどのように進化したのかとか、交配品種の可能性などの諸々の興味)はまた別の問題かと思います。

C. furtescensも'世尊'同様の問題をはらんでいて、そもそも「寂光」という和名が与えられていたはずですが、特定の形質のものが'寂光'となっている可能性がありますね。いくつかC. furtescensを輸入した経験から言うと、ボディーが'寂光'よりも幅広で大型になる個体もありました。

'桜貝'も'式典'も全く同じですが、今はさらに単なる札違いの株まで増殖・販売されてメチャクチャになっているようです。

最新20件を表示


会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

気軽に部屋をイメージチェンジ

理想の部屋に一歩近づけるコツをスタイリストの石井佳苗さんが指南!
抽選で10名様にプレゼント<PR>

詳しくはこちら
ピックアップ
テキストこぼれ話

11月号テキストこぼれ話
柑橘にまつわる話を公開中!(後編)

柑橘栽培が楽しくなるウンチクをインタビュー。後編は三輪さんが今ハマっている養蜂について。

今、熱い植物

今、熱い植物 第17回
“多肉のタネまき事始め…アナカンプセロス”

アナカンプセロスは、多肉植物のタネまき入門にうってつけ!

栽培ナビ オリーブ

「12か月栽培ナビ」シリーズ新刊『オリーブ』発売!

オリーブの毎月の作業と管理を徹底ナビ。必要な作業を初心者にもわかりやすく解説しています。

新着日記写真
進撃のマム
2018/11/21
11月21 日わが...
2018/11/21
初雪が降りまし...
2018/11/21
いろいろと
2018/11/21
マイカイ・マユミ
2018/11/21
キララ
2018/11/21
投稿募集中 from テキスト編集部
「バラの病害虫対策ノート」の使い方

「バラの病害虫対策ノートの」の使い方
みんなの使っている様子を募集中!

「園芸栽培ノート2018」の使い方

「園芸栽培ノート2018」の使い方
みんなの使い方、アイデア募集中!

見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!

おすすめ特集
「今、熱い植物」アーカイブ

「今、熱い植物」アーカイブ

テキスト人気連載をWEBで毎月お届け。人気の高まる多肉植物や観葉植物に注目し、その魅力を紹介

寄せ植えを楽しむ

寄せ植えを楽しむ

寄せ植え向きの植物選びや、作り方のポイントを紹介。参考になるキレイな作品写真も見られます

病気と害虫の話

病気と害虫の話

あなたの植物の症状は? 大切な植物を病気や害虫から守るための、見て分かる病気と害虫ガイド

動画でわかる!鈴木満男のバラ剪定レッスン

動画でわかる!鈴木満男のバラ剪定レッスン

バラの栽培で多くの人が悩む剪定の仕方を、動画でわかりやすく解説

テキストこぼれ話

みん園限定!テキストこぼれ話

ここだけで読める連載「テキストこぼれ話」。『趣味の園芸』で語りきれなかった話を限定公開

今年の夏は緑のカーテン

今年の夏は緑のカーテン

緑のカーテンの作り方やおすすめ植物、実践事例などを紹介しています

みんなのバラ百科

みんなのバラ百科

バラの歴史や「殿堂のバラ」などのバラにまつわる知識、役立つ情報が盛りだくさん

野菜だけで一品レシピ

野菜だけで一品レシピ

育てた野菜をおいしく食べるための、野菜を使ったレシピ222品を公開中

園芸LOVE 原田が行く

園芸LOVE 原田が行く

「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイ

全国植物園ガイド

全国植物園ガイド

全国の植物園一覧。日本植物園協会に加盟している植物園を中心に紹介。植物園に出かけよう!