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タマにゃ水苔で植え付けてみたら?

2017/12/16

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ご存知だろうが 一部の多肉植物は水苔で栽培できる

それも 一般に想像されておるより多肉植物は意外に良好に育つ

但しこれは砂や土での栽培とは 植え付けにしろ水遣りにしろ 全てが感覚的に違うのである程度コツを飲み込んでから掛からないと失敗する


しかし植物の種類によっては 土による栽培より成績が好く 一度味を占めるとやめられなくなる

だが多分こんなことを書いても 殆んどの多肉愛好家は試そうとはしないに違いない

頭の中でいろいろ想像はしてみても 結局今のままが一番良いという結論に辿り着く


一般に多肉植物愛好家は 小生も含めて こと栽培法や植物に関する考え方が 極めて臆病で 保守・排他的である

法廷の尋問のように厳密な根拠を追及されると困るが 小生なりの対人経験からそう思う

実生活において 世間が眼を剥くような冒険的な行動をする人でも 多肉園芸に関しては あたかも信仰に敬虔な牧師の如く 過去の慣習・教えに忠実に栽培を行う


若い命を賭けバイクで暴走したり 見ず知らずのオッサンと密室で自由恋愛をするような度胸のある者が こと新しい栽培法を試すことに対しては すこぶる恐怖を覚えるようだ

高級ブランドやパチンコ軍資金に躊躇なく何万円も注ぎ込む有閑主婦が 高々数千円の植物の栽培に失敗じることに まるで狼に出会った子羊のように恐れおののく

不思議なことに彼らは このような矛盾撞着には自ら気付こうともしない

まずこれらの方々は 「植物は土に生えてる」という先入観が先に来る

植物たる者すべからくそうあらねばならぬと 観念的に妄信して なんら自らを省みない

もちろん着生植物や浮き草の存在くらいは知っておるが そんなものはごく特殊な植物で自分の趣味には「そんなの関係ねぇ おぱぴ」と思っている

蘭 万年青の表土に敷かれてるのを見ても 乾燥を防ぐだけの目的でそうしているのだと勝手に納得し 水苔自体を培養土の代わりに使用してるなどとは夢にも思わない

ブログで「多肉植物に対する情熱だけは誰にも負けない」と広言して憚らぬ自称愛好家が 初心の頃買った只一冊の解説書の記述を 何の疑問も持たず 十年一日の如く墨守する

何の検証もなく自分の栽培法だけは絶対正しいという信念だけは それこそ誰にも負けない


憎まれ口はさて置き 水苔の講釈に戻ると...

水苔は蘚苔類という分類に属するコケ植物の一種で 他の高等植物と違って茎 葉 根の区別が明確でなく 気孔や根ではなく体表面で直接水分を出し入れしてるので あまり

乾燥した環境は苦手で 一般にジメジメした場所に生えてるのは周知の通りである

淡水魚飼育でお馴染みのアナカリス(大カナダ藻)のように 蔓性の繊維が長く伸びて一尺以上にも達する

今は国産のものは入手し難く 乾燥して売られてるものはニュージーランドやチリからの舶来もので 繊維の長さによりAA~AAAA級というようにグレード分けされている

細胞表面はスポンジ状で水を含み栄養素の移動が容易で 水素イオンと他の微量元素とをイオン交換するので これで植え込むと鉢内はかなりの酸性を示す

水苔が長年月堆積した産物であるピートモスが 腐らずに現在みるような繊維で残ったのは この酸性の為せる所以である

「強い酸性度」などと云うと またぞろ無益な心配をする栽培家が大勢おられるだろうが その必要は全くないことを 念を押しておく

繰り返すが 多肉植物は土壌の酸性の領域には広い許容範囲を示すが アルカリ性方向にほんの少し針が振れただけでも ホウ素欠乏などの生育障害を引き起こす可能性が生じる

まして今の水道水は弱アルカリ性を示す場合が多い

灌水によってさらにアルカリ性を増長する可能性も出てくる

多肉栽培は 他の植物に比べ用土を乾燥させるので なおさらである

まぁ悪いことは云わない 用土は弱酸性のものにした方がよい

酸性が強いといっても 蘭 万年青 食虫植物などの幼苗の根を 直接くるんで育てていて何ら支障がないのだ  なんの恐れることがあるものか   

もういい加減 「酸性恐怖症」を克服した方がよいぞえ  皆の衆



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