いらっしゃいませ。
小生、水苔によるガステリアの栽培は現在も行い、みなさんへも奨励しておりますが、水栽培の経験はありません。
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しかしこのところ多肉の水栽培をなさっておらるる方が増えたのか、ネット上に水栽培の記事がチラホラ出てますね。
オールドファンにゃかなり抵抗ある栽培法ですが、面白い分野だと思います。
矢車菊の理科室さんにゃ先刻ご承知の事でしょうが、未知の会員のためそこで学んだ重要ポイントを列挙しますと、
〇土壌栽培をしてた時の根は水栽培すると腐るのでカットする。
(土中へ伸びる根と水中へ伸びる根とは性質が違うらしい)
〇口の狭い容器に水を入れ、根をカットした多肉を口の上に置いて発根を待つ。
〇発根した場合、根の全部を水に浸けず1/3くらいにする。
(根が空気中の酸素を呼吸出来るようにする)
〇水は1週間ごとに替える。
〇植物に必須の肥料分は液肥として水へ添加する。
⇩植物の根と空気との関係についてはトピックで書いてます。
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ご質問の「薄いカーテンを開けるかどうか」については「天候による」と思います。
また「その多肉植物の性質による」でしょう。
御存知のように、植物は光合成で水と二酸化炭素を合成してデンプンを作り それをエネルギー源にし体を構築し、その他土中の微量元素を触媒にして生理現象を営んでおります。
つまり、光はその強弱はともかく絶対に必要なもので、その植物の種類・性質に応じて過不足なく施さねばなりません。
しかし、種類によっては強光を嫌いすぐ日焼けを起すものから、逆にある程度強い光を当てぬと徒長してしまう種もあります。
その選別は種ごとに行わねばならず、全部一緒クタってわけにゃいかないでしょうな。
出窓に置いておらるるとの事ですが、透明のガラス越しで長時間直射日光を当てると日焼けして成長を止める種も出て来ましょう。
薄いカーテンは遮光ネットとしてお使いになると良いでしょう。
ゆえに曇りや雨の日はカーテンは引くべきですね。
晴れた日は、種類により、また生育期・休眠期により、その株その株によりティッシュなどで遮光するなりしないなり決めて下さいまし。
暖房で注意すべきは、乾燥した暖かい送風を植物に直接当てないこと、また寒冷地は部屋の部分部分により温度差があるということです。
部屋の中央部分じゃ暖かくても出窓部分はかなり冷えることもあるでしょうから、冷え込む明け方に冷害を受けぬよう配慮すべきでしょう。
ご質問の「ハオルチアの葉が凹む」とのこと。
【写真左】をご覧ください。
去年の"晩夏"のウチのハオルチア・コンプトニアナです。
次に【写真中】をご覧ください。
10年前の"初冬"のコンプトニアナの同じ株です。
【写真左】の株は10年の間に3頭に増え去年 分頭(株分け)しました。
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それはいいんですが、両者の葉を見て下さい。
10年前のはぷっくりと膨らんでますが、去年のは葉の真ん中が凹んでます。
何でかお解りですか?
それは、去年の晩夏の写真のコンプトニアナは休眠してたのです。
(10年前のは秋中生育してる状態です)
御存知かも知れませんが、一般にハオルチアは秋と春に生育する「春秋型」です。
そして夏と寒い冬にゃ休眠します。
休眠中の根は吸水しません。
つまり、葉が凹むのはハオルチアが休眠中で根が活動を停止してるわけです。
まぁ、もっとも葉が凹む原因にゃ他のもあるでしょうが、小生はそれ以外経験した事はありません。
思うに、お宅のハオルチアは置き場所の温度が生育に適さないくらい低いのじゃないでしょうか?
あくまで推測ですが・・・。