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フェロカクタス属の刺座に出て来る粘性の水滴は「蜜」と云います。
昔のフェロ愛好家はこう呼んでました。
小生も30数年前に「巨鷲玉」を持ってたのですが、そういえばそんな水滴が出てた記憶があります。💧
たしか、舐めてみたら甘くなかった。
この事を記載したサイトがありました。
抜粋すると↓
【3 刺の汚れ対策
小苗のうちはそうでもないのですが、ある程度の大きさになるとスス病による刺の汚れが目立ちます。汚れの原因は「蜜」と「湿度」。冬型フェロを栽培する上で最大の懸案です。
まず「蜜」ですが、生長期、刺座に水滴状に付くのが「蜜」です。放っておくと毛管現象で刺に伝わり数週間後には刺が真っ黒になります。いろんな人に潅水で流せ!蟻に舐めさせろ!と聞きますがうまく行きません。特に夏の終わり頃に出てくる「蜜」は休眠期のため潅水もままならずどうしようもありません。
又、「湿度」ですが、多湿が続くと刺の先端が黒く変色します。
対策としては以下のものがありますが現在試行中もしくは考慮中ですので参考としてください。
(1) 蜜対策
蜜は基本的には潅水で流すしかありません。蟻も刺座に群がりますが効果は確認できませんし砂粒を刺座に運びますので家では害虫扱いしています。
春の蜜は多めの潅水、秋の蜜は少量の水で効率良くということになりますが完全には取れないものです。】
http://cactusclub.web.fc2.com/nmcc-old/03-MrD/kouza/saibai-fero.htm
写真の種名は「金冠竜(赤トゲ)」でしょう。
出回ってる金冠竜には黄トゲが多く、ネット上の画像はほとんど黄トゲです。
本文中に貴女様も書かれてるように、御母堂様が育てておられた十何年の間は少し環境が合わなかったようですね。
失礼ながら、フェロカクタスとしてはトゲが細く貧弱。
体部も、15年物とは思えないくらい生育が遅れてる風に見えます。
金冠竜は幼苗のうちは、まるでマミラリア金星のようにイボが突出してますが、やがて稜が発達しイボは吸収されるように消えます。
ネット画像を検索なさっても多分同じ種とは思えないでしょうね。
力強いトゲを発達させるには強光線が必要ですが、フレームじゃ通風を十分に行わないと日焼け・稜の火傷の危険があります。
しかし、ベランダ・庭などに置くとくすんだ色になります。
また、水のやり過ぎ・施肥はトゲの発達によくありません。
ただし、鉢底の水切れも生育不良の原因になります。
とくに長期間植え替えを怠ると、表土から中層部までパンやパイの表面の皮のようになり(これをクラストという)、空気の流通が悪くなり、また水の通り道が決まってしまい全ての細根部分に酸素・水分が行き届かず養分吸収が出来なくなります。
もちろん、貴女様はこんな事は百もご承知で、釈迦に説法かも知れませんが一応申し上げました。
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