そこが一番誤解されてる所なんです。
多肉サボテンと雖(いえど)も、生育する為に十分な水分が必要です。
ただ、他の植物との違いは体内に貯水組織を備えてる事。
あとは通常の植物となんら変わりません。
根は水分を求めて土中を這い回ります。
そしてその先に水分が無けりゃ根はミイラ化してしまいます。
しかし多肉の素晴らしい所は、たとえ水分が全く無い環境でも貯水組織を持ってるお陰でしばらくは枯れずに生きていられます。
しかしそれもずっとじゃありません。
残存する水分を使い果たした後は萎びて枯れてしまいます。
挿し穂が小さければ小さいほど貯水量は少なく短期間の間に干物の出来上がりです。
お宅の花月君は何らかの理由で根からの吸水が為されていないのです。
推測するに、
◯発根した後に水を切らして用土が乾燥、根が死んでしまった。
あるいは、
◯発根し、これから吸水→成長しようとする矢先に寒気に晒されて生育ストップ。
休眠状態で貯めた少量の水分をチビチビと消費しながら生命を維持してた。
だから葉が薄くなりシワが寄って萎びて来た。
赤くなってるのは一般的植物と同じで、寒さ・強光・乾燥によって体液中にアントシアニンが生成された、ということです。
アントシアニン生成のメカニズムは↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=450784