【🌿ガステリア部屋2号室】【 新・多肉コミュ 】 コミュニティ

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🌿ガステリア部屋2号室

2019/07/24
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みなさんお持ちのガステリアはどぉしてますか?

梅雨も明け、これから暑くなります。
種類にもよりますが、生育スピードも鈍って来ます。

過不足の無い水やり、適宜な遮光・通風をお願いします。

迷った事はコメントにUPするのをお勧めします。
みなさんで考えましょう。
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コメント

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最新20件を表示

243 2021/05/20
湯島臥牛
ガステリア属「恐竜」花茎 '21.5/20


3株が同時に花茎を上げて来ました。

みなさんのお宅のガステリアはいかがでしょう?



「恐竜」はガステリア属同士のハイブリッドで、


「G.ピランシー(ロブスタ)」×「G.エクセルサ」


何度も『NHK/趣味の園芸』で紹介されたので主婦層にも人気が出て、かなり普及して来ました。

駅前の園芸店にゃ置いてませんけど。

ホムセンにも無いかな・・・
244 2021/05/23
湯島臥牛
ガステリア属の花・種それぞれ微妙に違う。



かじゅじゅさんのご疑問に。



【写真1枚目】「バイリシアナ」の花

 ほかの多くの原種ガステリアと同じように花がプックリ。





【写真2枚目】「白馬の輝き/臥牛交配」の花

本種は、臥牛系に(たぶん)「虎ノ巻」系の交配種を掛け合わせた園芸作出種だと想像してますが、御覧のように原種ガステリアの花に比べ流線形。





【写真3枚目】両者のツーショット写真

 左「白馬の輝き/臥牛交配」

 右「バイリシアナ」

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245 2021/05/24
かじゅじゅ
湯島臥牛師匠

おはようございます。

ご回答いただきましてありがとうございます!
バイリシアナは少しぷっくり、白馬の輝き/臥牛交配は細長い形をしているのがはっきりとわかります!
グロメラータの花を実際に見ましたが、提灯のようでとても愛らしい形をしており、しばらく眺めていました。

恐竜、素晴らしい交配種で、私の欲しいガステリアリストの上位にあります!
某オークションでよく見かけるのですが、本物である確証なく、購入できずです。。。
246 2021/05/24
かじゅじゅ
ガステリア「黒鶯囀」「エラフィアエ」

「黒鶯囀」写真①
成長期に入り、水を少し多めにあげたため、葉も瑞々しい緑になり、ぷっくりとしてきました。

「エラフィアエ」写真②③
こちらも成長期のようで、中心部が緑になり、新しい葉が出てきており、とても元気そうです。まだ葉は短いままですが。。。
247 2021/05/24
湯島臥牛
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かじゅじゅさん。

「黒鶯囀」「エラフィアエ」順調な生育をしてるようですね。
 
 結構結構。



おっしゃる通りガステリアは"成長期の水やり"が重要ポイントで、世のガステリア栽培の失敗の多くは『水切れ・乾かし過ぎ』にあります。


ただしですよ、ただし、成長期は5月までで、これからガステリアは徐々に(半)休眠期へ入り生育・根からの吸水が鈍って来ますので、梅雨辺りから少しづつ灌水を減らし~盛夏~晩夏までは用土はやや乾かし気味にした方が無難です。


挿した竹串で用土の湿り具合を点検。

ベランダの場合、温暖期はコンクリに接する鉢底から乾いて来ますので、「瞬間輿水(しゅんかんこしみず)」を多用するべきでしょう。

また、直接コンクリへ鉢を置かず、木のスノコを下に敷いて下さい。
ちなみに、百均のスノコは板の間隔が空きすぎて小型の鉢をひっくり返す恐れがあります。

隙間を埋めるなど日曜大工のついでにDIYカスタマイズして下さい。



そしてこれからは通風が大切で、プラ鉢・塗り鉢など側面からの水分蒸散が望めない鉢使用の場合はとくに鉢周辺が蒸れないように配慮する必要があります。


もちろん、直射日光に晒すなど論外で、種類によって増減しますが、夏場1万~1万5千㏓くらいに調節するべきです。



肥料はダメです。液肥などプロでもやりません。

ましてやクソ暑くなって来る真夏に肥料をやる人はおいらなんかは多肉園芸のセンスを疑います。

枯れないにしても徒長しますよ。
取り返しが付かない見苦しい姿になります。


まぁ、どうしても施肥をしないと気が済まない人は、秋口・来年早春の植え替え時に鉢底の用土にマグ〇ンプKをごく微量用土に混ぜて下さい。




📸1⃣ 恐竜のツボミ。花茎がネプチューン(三又)に。

恐竜は「G.ピランシー(ロブスタ)」×「G.エクセルサ」
ガステリア同士の同属間交配種。


📸2⃣ ウチの恐竜の花。去年の写真。

花茎の太いわりにゃ花がかわゆい。






📸3⃣ 春鶯囀のツボミが。昨日('21.5/23)の写真。

ウチに来て初花。

意外に花梗が華奢。
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248 2021/05/26
かじゅじゅ
臥牛師匠

お疲れ様です。

アドバイスありがとうございます。
今年は例年にはない早い梅雨入りとなりましたので、蒸れには細心の注意を払うようにします。
遮光は既に実施しており、照度計の購入を検討中にて、色々と調べています。

よろしくお願いします。
249 2021/05/26
かじゅじゅ
根の鉢からの飛び出しについて、質問させて下さい。

写真赤丸部のように土表面から根が飛び出しているのを、今日発見しました。
当該ガステリアは今年の4月末に抜き苗で購入し、3号鉢に植えたばかりです。
まだ葉の動きはなく、根が張っている最中かと思いますが、土表面から飛び出てきたということは、根詰まりのサインでしょうか?
なお、鉢底からは根は出てきていません。

よろしくお願いします。
250 2021/05/27
湯島臥牛
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かじゅじゅさん、いらっしゃい。


根が表土へ飛び出す事などしょっちゅうです。

小生などは、朝フレームを廻る際にゃ飛び出した根を埋めるために土を携行してるくらいですから。






📸1⃣ ハオルチア・ベクターの飛び出した根。

表土上に出たのは、たったひと晩の出来事。

夜明けまでに再度土へ潜ったようです。

ハオ・ガスのいわゆる『ゴボウ根』は乾燥させるとその機能を失うのですが、この場合、夜間の湿度100%の時に一部始終が行われたようで、根の大半は乾燥によるダメージは無いようです。

このベクターの場合、根詰まりというより『酸素を求めて』と云った方が良さそうです。



根にとって空気中の酸素が如何に大切かは文末の『※ウェントの霧箱』を参照して下さい。


ハオルチア・ベクター

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=494705







📸2⃣ ウチの春鶯囀(しゅんのうでん)の"根鉢"

この場合も、空気中の酸素を求めて根が伸び放題になり、表層付近の用土中に根が張り巡らされたんです。

水分を求めてじゃありません。

この鉢は塗り鉢で、中の用土はガステリアの生育中の秋~冬~早春まで十分に湿っておりました。







📸3⃣ ギムノ「緋花玉」の根鉢(ねばち)

この場合も空気を求めて、です。

これに使用されたのは「朱温鉢(しゅおんばち)」で、"堅焼き"ではありますが、目に見えないほどの細かい孔隙(こうげき)が無数にあり、「素焼き鉢」ほどじゃないにしろ鉢側面は通気があります。

その空気を求めてこのネットワークが形成されたんです。


これらの鉢内はいずれも根詰まりはしておりませなんだ。



つまり結論は、飛び出した根は気にせず、土を被せておけばよろしいと云う事です。

また、いくら酸素を求めてったって目の粗い土に替える事はありません。

それじゃ乾燥が早くなり過ぎて反って根が死にます。



鉢の中の用土は常に酸欠に陥ってます。

土中の酸素はいわゆる『好気性菌』に消費され続けます。

しかしそれでも、空気は水やりのたび押し出されて、水が切れると再度用土の隙間へ入り込んで来ます。

いくらバクテリアに消費される酸素でも、多肉の根が必要とする量くらいは残されてます。

長時間、水に浸かりでもしない限り。






※参考日記*根腐れのメカニズム/ 「ウェントの霧箱」
 ↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=431934

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251 2021/05/27
かじゅじゅ
臥牛師匠

ご回答および解説ありがとうございます。

土表面からの根の飛び出しは、酸素を求めている証拠と理解しました。
つまりは夜間の暗く、また高湿度のこの季節に土の中から間違えて飛び出て、日が当たり始めた朝方に慌てて潜ったと推測します。

水を求める根の張り方と、酸素を求める根の張り方には違いが出てくるのでしょうか?
水切れを起こしてる場合は根が枯死し、新たに株元から新しい根が発根を繰り返すと理解しています。結果どんどん株は衰弱していく。
水を充分に与えられた根が、酸素を求めた張り方は師匠の春鶯囀のような根の張り方をするということでしょうか?


今回のトピックに関して、自分なりに「蒸れ」について考察してみました。
日本の高温多湿な夏において、水を過度に与えすぎると鉢の中で水が蒸発→水蒸気の状態となり、かつ高湿度のため沸騰したヤカンからでる多量に水分を含んだ水蒸気が、鉢の中に滞留することで、根が窒息を起こす。
これが「蒸れ」・「根腐れ」の原因でしょうか?

もし間違いなど、ありましたらアドバイスいただければ幸いです。

続け様に2点ご質問させていただきましたが、よろしくお願いします。
252 2021/05/27
湯島臥牛

根の先端にゃ何らかのセンサーがあって、湿り気を感ずる方向へ伸びてゆくと考えられます。

それと並行して、『ウェントの霧箱』の実験結果のように、酸素が豊富にある環境じゃ根の増殖が激しくなり縦横に伸びてゆきます。

おっしゃるように、それが地表であったり素焼きの鉢の内面であったりする訳です。

両者はその状況状況で臨機応変に反応してると思われます。


また、ハオルチア・ガステリア・アロエなどのユリ科(ツルボラン科)の多肉のように太いゴボウ根の場合と、根の大半が細いヒゲ根のサボテン科とでは、その伸び方に違いがあるのは容易に想像されるところです。




根腐れについては、細菌の数が関係します。


『肥沃な野菜畑の1グラムの土には、数億から数千万、数百の微生物(細菌、糸状菌、放線菌、原生生物、藻類など)が生きている。例えて言えば、片手に盛り上げた良い土壌の中には、この地球上の全人口よりはるかに多い生物が生きていることになる』

           ―E・ヘニッヒ   
           『日本有機農業研究会刊』より


もちろんこれは『肥沃な野菜畑の土』での数値で、多肉植物の用土のように『団粒構造』が膨大に存在し粒子の間隙が豊富な、つまり粗目の培養土の腐植質の少ない土の場合はこれよりかなり細菌量は減るでしょうけど。

ましてや、乾燥気味にする事の多い多肉の用土は細菌の数はずっと少なくなると思われます。


ご承知のように、水に溶ける酸素の量(溶存酸素)は水温が高くなると減少してゆきます。

猛暑期に池や川で魚が大量死するのは、水温が上がる事によって溶存酸素が極端に少なくなり酸欠によって窒息死するからです。



それとは別に、腐敗菌が爆発的に増殖する温度は概ね25~40℃、それに加え栄養の豊富な状態を『至適環境』と云いますが、蒸れる事によって窒息死滅した根毛の表皮細胞が至適環境に活性化した腐敗菌に侵されるのを根腐れといいます。


ゆえに、真夏の強烈な日射で噎(む)せ返った用土でダメージを受けた根が腐敗菌によって腐敗し、それが維管束を遡って本体まで腐らせてしまうのです。


このように、日本の高温多湿の梅雨や夏に適応できない多肉植物は根腐れの脅威に常に晒されてるわけです。
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253 2021/05/27
かじゅじゅ
臥牛師匠

解説いただきまして、ありがとうございました。
腐敗菌の爆発繁殖を抑制する意味も含めて、夏場の施肥を控えること、とてもよく理解できました。

根腐れ防止の対策として、ベランダに直接置くようなことはせず、通気性を確保し、コンクリートの熱が直接伝わらないようにしています。
残念ながらベランダにスノコを敷くことは、妻より許可が下りませんでしたので、アルミ製のメッシュの棚を使用してます。

定期的に根の状態を確認する方法として、株を触ってぐらつきがないか、まだボディや葉に張りがあるか触診しています。
今まで根腐れさせて経験はありませんが、これに奢ることなく、引き続き瞬間腰水と鉢際灌水を実施します。



申し訳ございません、日記「開花ラッシュ 小型ガステリア」でのコメントの返信を見逃しておりました。
もしよろしければ、恐竜の里親を希望したいと思います。
スノーフレークに関しまして、私も同種を栽培しておりますので、今回は見送らせくださいませ。

よろしくお願いします。
254 2021/06/14
湯島臥牛
📸1⃣ ガステリア・ディスティカ

G.「星竜」

流通名「青龍刀/無憂華」

「白星竜」は別種で「G.カリナータ・ウェルコーサ」


扇型に展開する"モザイク・ザラ肌"がどこか「春鶯囀」を連想させますが、これは"立ち葉"で「春―.」は葉が寝てます📸2⃣





📸3⃣ G.「恐竜」の子株。今回購入。

G.「ピランシー」×G.「エクセルサ」

ガステリア交配作出品種の傑作。


いや、自然交配の偶然の産物かも知れません。

自生地の南アじゃ『ポリネーター(送粉者)』がハチドリの近縁種「タイヨウチョウ」ですが、日本での開花時期に小型のハエやハチ、あるいは他の超小型昆虫が花粉を媒介した可能性もあると思います。


しかし、もしも今の"容貌魁偉"な草姿を意匠して作出したとしたらその人は、450種もの花サボテンを編み出した伊藤芳夫先生(植物学者)を想起させるような『多肉園芸』の天才だと思いますよ。


じっくり葉を眺めてるとホント『'Dinosaur':恐竜』って和名がピッタシだと思います。


皆さんもぜひ育ててみて下さい。

肌合いも"艶消し"が渋くてなかなかイケてますよ。






ウチにある成株3鉢

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_diary_id=749248&num=2


これでも中株

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=564584


本ピランシー(G.ディスティカ変種ロブスタ)

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=471138

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255 2021/06/14
くーちゃん
こんにちは

恐竜の子株、見させていただきました
ありがとうございます_(._.)_

この子株が中株へ、そして成株へと成長を見守っていくのも
楽しみなものです。

ゆっくりの成長、時間をかけて楽しむものですね
256 2021/06/15
湯島臥牛


くーちゃんさん、いらっしゃい。


お宅の「恐竜」も立派に開花してますね。
日記で拝見しました。


葉も巨大化して頼もしい。

花茎も長大で見栄えがします、いかにも恐竜らしい。
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257 2021/06/19
湯島臥牛

シブいところで「春鶯囀(しゅんのうでん)」開花。

花の形も面白い。


何度も言ってしつっこいが、花筒がこんな形なのは自生地の南アじゃ『ポリネーター(送粉者)』がハチドリの近縁種「タイヨウチョウ」っていう小型の鳥。

蜜を舐め取る舌が「アリクイ」のように鞭(ムチ)みたくなってて針のように細長いから。



花筒の口も狭いのは、アロエ・ガステリア・ハオルチア属が包含される『旧ユリ科(ツルボラン亜科)』に共通で、ポリネーターを選抜する意味があるのだろう。

招からざる客は、"とばっ口"から排除したわけだ。



地震も無く地層の隆起・陥没・地割れも全くない安定した大地の南アフリカ。

悠久の生物進化の末、今のような形態の植物が生き残った。


それぞれの種が『多彩現象を遂げた』と云えるが、そこにゃ何らかの必然性が働いた筈で、ダーウィンの〖自然淘汰説〗ではないが有利な変化を果たした種が環境に適応して繁栄を遂げたのだろう。


このように、気の遠くなるほどの永い永い年月の間に熾烈な生存を懸けての闘いが繰り広げられたのがうかがわれる。

もちろん競合に敗れた種属は絶滅するしか道は無い。



そして近代になり、呪われた忌まわしい人類なる者が現れ、彼らの『エデンの園』を恣(ほしいまま)に蹂躙し始めた。


浅ましき哉。

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258 2021/07/22
湯島臥牛
夕方に来て朝までガステリアの花に留まって宿泊。

苦難多き酷暑期。
無事に命を全うするのを祈るのみ。
259 2021/08/04
かじゅじゅ
最近少し余裕がなく、久々の投稿となりました。

写真①
ガステリア・ディスティカ
歯がぷっくりと瑞々しくなり、新しい葉が動きはじめました。

このところ過酷な暑さが続いていますが、風通しの良い遮光下で管理を続けます。
260 2021/08/08
湯島臥牛
概論としては、ガステリアは『冷涼季生育型』

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_commu_topic_comment_id=116401&num=2


日本の高温多湿の環境じゃ休眠するってのがガステリア・ハオルチアの常識ですが、しかし種類により置かれた環境によってその程度に差異が生じます。

注意を要するのは、外見上はあたかも"成長してる"ように見えることです。


そして複雑なのは、休眠で根からの吸水が完全に中止されてるかどうかは判然としません。

小生の経験上から申し上げると、北米南米の高地サボテン・アフリカ南部ナミブ沙漠周辺の玉型メセン類のように根の吸水を止めて『完全休眠』をしてる種とは違い、酷暑期でもその『ゴボウ根』は瑞々しさを失わず、たとえ生育を鈍化させたとしても、用土をカラカラに乾燥させてしまえば太い根を死滅させてしまい、その後の生育を阻害させてしまうのでは、と想像します。

つまり、真夏と云えど「瞬間輿水」や「鉢際灌水」で『微量灌水』を継続する必要があると思います。



【写真】は自生地での「臥牛(G.アームストロンギー)」

赤く変色してるのは紅葉原因物質『アントシアニン色素』によるもので、葉緑体(クロロフィル)に取って代わった植物の休眠期に発現する物質。
光合成は休止してると思われます。

砂地のように見えますが、どこかわずかに湿り気を含んだような感じで、前記の極度に乾燥した砂漠地帯とは少し異なる印象。
地中深くは水分が蓄積されてるように思います。

ガステリアはランに似通った太い『ゴボウ根』
これは深い土中から僅かな水分を吸収するための物。

さらに、南アの自生地は前述の極度乾燥地帯と異なり、雨季と乾季がハッキリと別れてはいますが、それほど極端な乾燥・寒暑は無く、どちらかといえば日本よりも穏やかな気候です。


なお、言うまでもなく自生地の南アフリカは南半球。日本とは夏冬が逆で、『冷涼季生育型』とは要するに"低温期に降雨(雨季)"と云う事を意味します。それはハオルチアと同じ。


ただしここで留意すべきは、この「臥牛」がガステリア属すべての平均値を呈してるかと云えばそうではありません。

この種は他のガステリア普及種よりは成長が遅く、それだけに気難しい面があります。

『種間交配種』などと同列には判断できないことを申し上げときます。
261 2021/08/25
湯島臥牛
ガステリア栽培初級者向け「子宝錦」




「子宝錦」は、「虎ノ巻」の交配小型変種「子宝」の斑入り種です。


原種「虎ノ巻」は、たぶん、喜望峰廻りの貨物船々員が我が国へ齎(もたら)した物でしょうが、明治~大正~昭和大東亜戦争まで好事家によって盛んに栽培変種や交配種が作出された末裔だと思われ、空襲を免れたわずかの株や地方の生き残りから今日のマイナーな普及へと繋がったと推察されます。





📸① 数年前に親株から分頭(株分け)

親株が超小型(メキシココインはジャスト2㌢)で、これらのカキ子たちも小型。
ここまでのところこれ以上大きくなりません。

この"小型形質"は、果して遺伝子レベルで安定してるものなのかどうなのか、この先も観察すべき案件でしょう。





📸② あまり良い斑回(ふまわ)りじゃない。

東洋ランや万年青の斑(ふ)の専門用語で云う『片柄(かたがら)』でいわゆる『源平(げんぺい)』と称します。

とうぜん良斑とは云えずベテラン愛好家の評価は低い。





📸③ 斑が消失した新葉の子株。

専門用語で、斑(ふ)」の全く無いノーマルな緑の葉を『青(あお)』と云いますが、子宝錦の場合は青の新しい葉が出現することがよくあります。

ただし、これは代替わりした葉であって、一度入った斑が後に消えることはありません。

斑入りの旧葉はそのままで下へ後退し、新しい葉が『青』であるという事です。



〇紫の円内は苔が生えてるのを示してます。

ガステリアは1年を通じて用土をカラカラに乾燥させてはなりません。

ランに似た太い"ゴボウ根"は乾かせると機能を停止しやがて干物のように死んでしまいます。

用土は鉢底部分まで常にしっとりと湿ってる状態を維持すべきです。


とくに、半休眠になる猛暑期も含む温暖期に用土を乾燥させるのは厳禁です。
一度拗(こじ)らせると治癒するのに数年かかる事もしばしばです。


もっとも、梅雨期の長雨によるビショビショの過湿が続くと腐死の危険が増大しますし、逆に南西諸島・沖縄を除く本州・四国・北海道では冬季に戸外などで過湿の状態じゃ凍結します。

極端な寒暑の無い穏やかな気候の南ア原産のガステリア属は凍結すると死滅します。
冬季に0℃になる戸外は避けるべきです。

以前にお示しした竹串による用土の適湿検査や「瞬間輿水」「鉢際灌水」はそれを維持するための技術です。
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262 2021/09/17
湯島臥牛

古典園芸にゃ「斑(ふ)入り」というジャンルがあります。


葉の葉緑体が隠れ、白・黄色の斑(ふ:はん)が入る物で、昔からいろんな種に現れ、蒐集家・好事家がコレクションの対象になります。


ガステリアでも古くから「臥牛錦」「ピランシー錦」などが流通してますが、斑入り種で戦前から一般に最も普及したのはこの「子宝錦」でしょう。






【写真1枚目】片方だけ柄の入った株

手前の何枚かのツートンカラーの葉。
これを古典園芸・斑入り用語で『源平柄(げんぺいがら)』と云います。

見た目のインパクト大で、最近のタニラーに好評価。





【写真2枚目】『源平』の柄のパターン

葉の中央の『主脈』を境にして左右半分が無斑(青)、対側半分が全斑(幽霊)を云います。
ツートンカラー、またはコンビ柄。


次代の継続性も悪く、1枚目写真の後ろ側の葉のように斑が消失して『青(無斑)』になる事が多く、ベテラン園芸マニアの評価は低いんです。





【写真3枚目】矮性種の良斑種。

掻いてまだ2年ほどなんで、斑が継続するかどうかわかりませんが、超小型なのは親の代から続いてます。






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