imdandelionさん。
結論から申しますと、切り離したのは早まったようです。
胴切りする前に相談してくれれば良かったですね。
烏羽玉・翠冠玉などのロホホラ属サボテンは秋になって冷え込んで来ると生育をストップ、根からの吸水をしなくなりブヨブヨになります。
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https://plaza.rakuten.co.jp/gamanma/diary/201901070000/
つまり冬場の休眠期に球体が軟らかくなるのは普通の事で、胴切りする必要はなかったわけです。
写真をお願いしたのは、ロホホラ類は滅多に腐ったりしませんが、稀に「赤腐れ病」がある事を聞いた事がありますので、その疾病かどうか鑑別するためです。
ご覧の通り切り口は至極綺麗で、いわゆる『軟腐病』ではないと思われます。
ロホホラ属は典型的な「夏型サボテン」で、『栽培は極めて丈夫で、実生球にしろ輸入球にしろ、まず腐る心配はいりません。
生長期は春から秋まで、豊富な光線と適度な高温・多湿の状態におけば丸々と育ちます。
逆にこの種属の一番弱いところは"乾燥"で、空中湿度の極度に低い環境下では必ずアカダニがつき、たちまち汚ない肌にされてしまいますから、この点だけは注意を要します』
東京カクタスクラブ・日本多肉植物の会監修『サボテンと多肉植物』誠文堂新光社昭和52年刊
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っていうわけで、ロホホラ属は屋外では晩秋になると休眠しますので、今の時期に胴切りして発根させるのはかなり難しいのです。
もっとも、切ってしまったものは仕方ないので、上部は挿し木して室内の高温多湿・カーテン越しの日が当たる窓辺に置き発根を待つのがベストです。
でもたぶん、業者の温室でもない限り、春からの環境を再現するのは困難で発根は難しいと思います。
春まで出来るだけ衰弱をしないよう管理するしかありません。
当コミュに経過報告をしていただけりゃその都度アドバイスできると思います。
なお、台木の方はアカダニ処置を施して春まで断水管理です。軽く遮光した日光浴は欠かさないで下さい。
春になったら子吹きして来るのを期待しましょう。
両株とも切り口は乾燥と共に凹んで来ますので「角(かど)」を落として下さい。
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https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_commu_topic_comment_id=113073&num=1
ネット上の胴切りした烏羽玉の例
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https://greensnap.jp/post/3100901
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