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去年(2017)に紹介したハオルチア 「エスタホイゼニー・アンドロメダ」がSF的って書いたよねぇ。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=403491
でもまだまだあるよ、こんなSFチックなハオ。
ハオルチア=ベクター Haworthia 'Vector' (写真1・2)
観葉植物の模様のような奇妙な柄。
まぁもっとも「葉を観賞する植物」っていう意味ならハオルチアも立派な観葉植物。
葉が多肉なので多肉植物のカテゴリーに入れられてるが、極度な乾燥地に生えてるリトープス・コノフィツムなどのメセン類や北米高地性サボテンのような耐乾性植物なんかと比べるとその性質がかけ離れていて、また栽培法から云うとサボテン多肉よりも観葉植物や洋ランに近い。
その名前も「ベクター」、近未来SF物の映画に出て来そうな宇宙生物エイリアンの類いのような。
ベクターをググると、
ベクトル(独: Vektor)またはベクター(英: vector)
◇運動物理学の方向性をもつ力。物事の向かう方向と勢い。
◇病原体の媒介動物。マラリアを媒介する蚊など。
◇組み換えDNA実験で細胞または核内に他のDNAを運び込む役をする者
っていう風に、英語の物理・生物学の用語と綴りは同じ。
その素性だが、ハオルチアのコンプトニアナ(H.comptoniana)ってのがあるが、このコンプトニアナにコレクタ・ベイエリ(H.correcta bayeri) の花粉を掛け合わせて作出された「ガラスコンプト」(H.comptoniana hybrid × H.bayeri) 、これの一種「マリリン」と同系列だとさ。
ネットの書き込みに、
【 裏窓が葉の側面まで垂れ込むという特徴は,A型コンプトニアナとコレクタの交配に由来するとされる銘品「ガラスコンプト」に似ている。
より起伏に富んだ葉をもつ「マリリン」とは兄弟の関係にあるとされるが,「マリリン」は「ガラスコンプト」の自殖によって生じたという実生苗だという話を聞いた。
そうであれば,本品種も「ガラスコンプト」の子だということになる 】
とある。
しかし、書いてて自分でも混乱すっから素性はもうどうだっていいや
んで、この透明な窓だが、前出の「エスタホイゼニー・アンドロメダ」が葉の側面全体に散らばってるのに対し(写真3)、このベクターは′慎ましやか′に表面から少しこぼれた程度(写真2)
ハオルチアなんぞ洟(はな)も引っ掛けねぇ多肉ファンにゃどうだっていい事だが、ハオファンにとっちゃぁえれぇ違い。
「つまらない事が気になるのが僕の悪い癖」(by 杉下右京)
まぁ、趣味ってものはそんなものだな。
え?、誰だい? オタクなんて悪口言ってんのは。
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