ハオルチア部 トピック一覧

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1~16件を表示

ハオルチアの【 分頭(株分け) 】2018/04/20
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🥜 株分けの事を、とくにハオルチア愛好家は「分頭」と呼びます。

👶 根元から仔が吹き、小さいうちに親株からハズすことを「掻(か)く」と表現し、その掻いた子株を「掻き仔」と呼びます。
もっとも、これは元はサボテン用語で、更に言うと大元は江戸時代の古典園芸植物の栽培用語だったそうだ。


先月のお彼岸に多肉植物の植え替えをまとめてやったんですが、ハオルチア・ガステリアの植え替えはとくに神経を使う。

🚫園芸日記にもクドいほど書いたように、ハオルチア・ガステリアの直根を傷めると、これからが秋の成長期なのにその出鼻を挫いてしまう。

🌵💧 慎重に、かつ手早くやんなきゃぁ新根にダメージを与えちまう。
盆栽やサボテンのように無雑作に、って訳にゃぁ行きません。

🗣 植え替え作業が長引いて根が乾いて来たら、微量の酢で中和した汲み置きの水道水(弱アルカリ性を弱酸性にするため)を霧吹きで湿らしながらやると乾くまでの時間稼ぎが出来ます。
水道水は地域によってはかなりのアルカリ性にしてあるそうで、そのまま用いると植物の根を傷めますから。

まぁ、「そこまで神経質になることもないだろう」という意見もあるでしょうが、「植物に良い」とされることならば全て試したい。
✌️😼 それが、手間ヒマを惜しまないアマチュア栽培家の特権、とも云えますね。

現に「難物」と云われ、人の手じゃ栽培の困難な北米産サボテンを食酢を薄めて灌水することで成球にまで育て上げ開花・結実まで漕ぎ着けた例もあるそうです。
昔は、「サボテンの用土は弱アルカリ性が良い」なんてデマを平気で専門書に書いてた著名な栽培家が多かったのを考えると、サボタニ界が如何にいい加減なトップリーダーに指導されていたか。

おいらは昔から、そういう胡散臭い専門家に常に反逆して来ました。
著書の巻末に記載してる出版社や著者の住所へ何度質問状を送り付けた事か。
(昔は後書きの末尾に著者の住所を記載してた)📘💧

ほとんどは「ナシのつぶて」
稀に回答が来ても、その内容は洋書に記載してある旨の薄弱な根拠か学者の権威を振り回しての威圧 👩🏼‍🎓🐴💢
😡💢 ご立派な専門家が、洋書の子引き孫引きの受け売りじゃどぉしようもねぇや。


ってことで、ハオルチア・大型コンプトニアナの植え替え&分頭。

このコンプトは、30年近く前に駒込のサボテン多肉植物専門店「鶴◯園」で買った代物で、東京在住のマニアにゃ周知のように、鶴◯園は池袋の西武百貨店屋上にも出店してる。


仕事にカマけて、管理をカミさんに任せたブランク中も、そのいい加減で大雑把な管理にも負けず、枯れずに耐えて来た10年間。
そのたくましさには脱帽する想い、これからは地獄のような10年間を償うためにもなんとしても健やかに育てたいのです。


30年の間に1頭だった物が3頭にまで仔吹きし、親株に劣らないくらい成長した。

たしか一昨年、親株から2頭の子株を離し(写真左)、その2頭の小さい方も肥大して来たので分頭することにした。(写真中)

窓がへっ込んで萎縮してるのは、置き場の関係か猛暑のせいか7月頃から休眠状態に入ったようで、痛々しい感じだがハオルチア軟葉系の中でもこの種は吸水回復力が旺盛なのでなんら心配は無かろうと思う。


鉢から抜いて見ると、拡大してもらうと判りますが、白い新根が伸びてるのが見える。(写真右)

この新根こそが、これからの成長を担う主役。
大切に大切に扱わなくちゃぁイケません。



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見ろぃ 吸水が始まったぜ 💦🐘2018/04/04
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迂闊(うかつ)にも、買ってすぐ直射日光に当てちまって色がくすんじまったハオルチア・スーパーストリエル。【 写真左 】

遮光パネルを翳(かざ)したつもりが、隙間から5月の強光線が差し込んでて、2~3時間後に気付いてすぐに「遮光日傘」を作って装着。

そだレポ
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_...





しかし、その後も色がくすんだままだったので80%の黒い寒冷紗を被せて夏を過ごさせた。

こちとらぁ「水やり魔」だから断水はせず、例の「鉢際スポイト灌水」と「鉢底瞬間腰水」の細けぇ技を駆使して半休眠状態にしてやっと彼岸の入りを迎えたのだよ。

1週間前に鉢を手に取りシゲシゲと観察。


下葉が厚味を増して来たね。【 写真中 】

でも購入時の写真【 写真右 】に比べ新葉の辺りがまだ薄っぺらい。


しかし初めてだね。

ずいぶん昔からいろんなハオルチアを育てて来たが、あれしきの日光でご機嫌を損ねるなんてさ。

強光線とは云えビニール越しで正味2時間。

前のオーナーは、よほどの遮光を施して栽培してたんだなぁ。

ひょっとしたら半日陰じゃなく完全な日陰だったのかも。

道理で地肌がきれいな明青色をしてるって思ったぜ。


しかし、これからは覚悟してもらう。

日焼け寸前まで遮光を緩めて育てちゃうぞ。
甘やかしはしません。

もちろん、葉先が枯れるような事はしねぇよ。

そいつぁ完全に栽培ミスでしょ。




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ハオルチア栽培の基礎知識2018/03/15
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【 ハオルチア栽培の基礎 】

まず始めに、ハオルチアとはどんな植物か。


何科だとか何属だとかはこの際どうでもいい、要は「栽培の実際」、どのように栄えさせるか だ。
いくら能書きを暗記しても、枯らしてたんじゃどぉしようもねぇ。

でも逆にいくら「実地の腕がモノを言う」つっても基礎知識がゼロじゃ心もとない。


まず、ひと言で云うと「ハオルチアは半日陰に生えてる」ってこと。

原産地じゃ岩陰・岩の割れ目や草の根元、背丈の低い灌木の下にうずくまるように生えてる。

灌木や叢(くさむら)の葉ッパで強烈な日差しは弱められ、軟らかい光線となりハオルチアの上へやさしく降り注ぐ。

ただしそれは雨季での話で、さしもの乾季にゃ日陰を提供してくれてた草やブッシュの葉が枯れ、季節が移り日差しの角度が変わるので冬にゃ差し込まない岩陰にも日差しが入り込んで来る。

遮蔽してくれる植物の葉が枯れ落ちてハオルチアは強烈な日差しに晒される。
ハオルチアは赤茶けて日焼けし、とうぜんそうなると生育を停止する【写真①】

しかし日本で栽培するのに なにもわざわざ直射日光を当てて日焼けさせることはない。
ネット上じゃ「紅葉させる」などと言って真っ赤にさせてる画像を見かけるが、日本の植物が秋に紅葉するのとは根本的にちがう。

もちろんハオルチアにとって ひでぇストレスとなる。
そのまま赤黒く萎縮して枯れてしまう事もある。

だから大切なポイントのひとつは、ハオルチアにゃ周年遮光が必要ってこと。

もちろん品種によってその度合いはちがうが、スプリング系など6,000ルクス以上の光線下じゃまともに育たない難物もある。

一般的に云うと、窓のない硬葉系は有窓の軟葉系より日焼けしやすく厚い遮光が必要とされる。

だが品種により大きく差があり、株によって個体差がある。
硬葉系でも 直射日光が平気な剛健種も存在する。【写真②】

結局はその株をよく観察しなきゃ適量の光線量は分からないってこった。

なお、ハオルチアは日陰に置いとくと徒長して見苦しい株になる。
その人の価値観にもよるが、おいらなどは徒長を最も栽培家の恥と思ってる。

徒長させるくらいなら日焼けしてた方がまだマシだ。
日焼けは取り返しが利くが、ひとたび徒長した葉は元にゃ戻らねぇ。
新葉が出て下へ回り込むまで何年も間延びした醜い葉を見せ付けられる。



現地じゃ冬が雨季で温度の低い季節に雨が降りハオルチアは成長する。
つまりハオルチアは夏の乾季は休眠してる いわゆる冬型(日本じゃ春秋型)の植物。


日本じゃ秋〜春と春〜初夏・梅雨期に成長させる。
なぜならハオルチアは昼夜の温度差がある程度ねぇと成長が鈍くなるから。

だからハオの日本の栽培環境はフレームか温室が望ましい。
真冬でも日中かなりの高温が作り出せるからだ。

しかしここで勘違いしてもらいたくねぇのは、現地じゃハオルチアは「夏で気温が高くなる」から休眠するのじゃなく、乾季になって水切れするから否応なく休眠するってこと。

ところが日本の夏は蒸し暑く熱帯夜になったりして明け方の最低気温が高くなり昼夜の温度差が現地ほどじゃなくなる。
だから(種にもよるが)半休眠状態になり一時的に生育を止める。

また、真冬も氷点下近くになっても もちろん生育を止める。

つまり日本の環境じゃ、温度に反応して(半)休眠に入るわけだ。

そもそもハオルチアの原産地は日本のような極端な寒暖はなく、夏の蒸し暑さもなきゃ雪が積もったり霜が降りることもないそうだ。

この原産地と日本の環境のギャップが解ってねぇとハオルチア栽培を極めることは出来ねぇ。

ただしここで云う温度差は気温じゃなく「葉面の温度」であり「根元の表土の温度」のこと。
問題は「空中の気温」じゃなく「植物体の表面温度」なのだ。

気温がそれほど高くなくったって日照により多肉の表面が煮えることだってある。

また裏ワザで、蒸し暑い真夏の熱帯夜に冷蔵庫へ入れる手もあるが、実際にゃ実行し難い。
鉢数もさることながら衛生面でも家族の猛反対に遭う。

専用の冷蔵庫を用意すりゃいいようなものだが、その品種によって最適の低温が違うから温度設定に悩む羽目になる。

また庫内の通風も問題になる。
内部にファンがある機種もあるがそれだと乾燥し過ぎる。
濡れた新聞紙にくるむ方法もあるがそこまで出来るクレージーなマニアは少ないだろう。

熱帯夜に一晩中クーラーの効いた部屋へ収容するのがより実際的だが、毎晩となると大変だ。
また、空中湿度の高いのを好むハオルチアにクーラーの送風はどうかな。


このように、ハオルチアの特性を頭に入れときゃ応用が利く。

あとは本人の工夫次第。

原産地の南アから遠く離れた日本での栽培だ、完全な環境作りなどあり得ねぇ。
それぞれの家庭によって創意工夫が必要。

「そこまでしてハオルチアなんか持ちたくねぇワ」

そうおっしゃるなら、仕方ねぇし。



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マザコンはダメ 👶💦2018/03/10
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キョービのお母さんは、子供に手をかけ過ぎる。

それが子供の自立を妨げてるってのが解らねぇんだ。


おいらなんかの時代は朝早くっから炊事を手伝わされたもんだ。

近所の飯屋でもらって来た使用済みの割り箸をへし折って新聞紙で火を起こし、炭俵の炭を割って七輪に入れて下の窓から渋団扇(しぶうちわ)でバタバタ。

煙がすっげ出るんで親に「表でやっといで」と言われ、霜の降った長屋の隅まで持ってって一所懸命破れた団扇で煽ぐ。

えっ、七輪も渋団扇も見た事ねぇって?

ダミだ、こりゃ。


まぁもっとも、秋葉原の駅裏あたりが、まだ原っぱ(空き地とは云わなかった)だった頃の話。

道路もまだコールタールも張ってない、アスファルトなんてまだ登場してない時代。

え、コールタール自体知らねぇって?

話すだけムダだったようですな。


子離れと言えば、ハオルチアの仔吹きしたのをいつ離すか。

あまりにも小っちゃいと、発根する前にしおれて消滅する。

かと言って、いつまでも親株にくっ付けてると親の育ちが停止して草姿全体が持ち上がり型崩れを起こす。


🔳 去年4月のハオルチア・スプレンデンス (写真左)

🔳 仔が育ち過ぎて株全体を持ち上げちまった (写真中)

🔳 もうひとつのH.スプレンデンス (写真右) ‘18 3/10


言い訳じみてるが、今年は猛暑が続いたんで株分けを延期してた。

この株は夏中ずっと休眠せず生育してて、仔もどんどん大きくなりこんな有様となっちまったんだよ。

もうひとつのスプレンデンスは休眠気味で、新葉の出も緩慢で葉色もくすんでたんだけど。


宝草なんかの品種は群生株が当たり前ぇなんだが、このH.スプレンデンスはこんままじゃマズいでしょ。

マニアが見たら笑われるぜ。


もうすぐお彼岸。

それまでに植え替え・株分けして子離れしてもらわぁ。


おいらの株分け・発根処理は他の人とはちがう。

日記に揚げます、乞うご期待。

え、期待なんかしてねぇって?

おー、おー、そうかい。ふんっ だ。



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✂🌷 ちょん切っちゃうぞ ❕2018/02/26
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賛否両論があるのは知ってる。

ハオルチアの花の芽を、切るか?切らないか。

おいらは切っちゃう。

可哀想だけど、かわゆい花を見たいけど… ゴメンね 🙇
                           (写真1)


理由は?

あの長い花梗を懸命に伸ばし、小さいけど何個も花を咲かせる。
その労力と後の疲労を考えると、切っちゃう方がハオルチアの為になるって思ってさ。

昔の本格的なハオ栽培家は、切るのを勧めてた。

繁殖目的でもない限り無駄に花を咲かせるのは植物を消耗させるだけ、って理由。

「先入主となる」

多肉を始めた頃のおいらは「なるほどそうだな」と思ったから、それ以来40年近くこれを実践してる。

ハオ初心者だったおいらは、今と違って初々しい若者だったから、それが正しいと信じて疑わなかった。

この小さな体から体長の何倍にもなる花梗を伸ばすんだよ。

それも茎の硬い事、試しに手で折ってごらんな、引き千切ろうとしてとても切れるもんじゃない(写真2)

あんな強靭な茎を体内で作って、それを長々と天空へ突き上げ小っちゃな花々をいくつも咲かせる。

土中から水分とともに吸い上げた栄養素(肥料3要素&ミネラル)を原料に、二酸化炭素を取り込んで日光を使ってでんぷん・セルロースを合成(光合成)

その巧緻なメカニズムもさることながら、その費やされるエネルギーは大変なものだろう。(写真3は自生の様子?)

それだけ苦労して咲かせた🌷を「かわゆいね💛」のたったひと言で済ませていいのか。

「それで良んじゃね? そのための花だろ」

う~ん、まぁそう言われちゃえば、そうなんだけどさ。😞

でも、おいらは出来ればその栄養を葉の成長へ回したい。

現に、🌷が次々に咲いてるハオルチアの葉は出て来るのを止めてる。
当たり前だが。


独断・偏見を承知で言わせてもらえば、ハオルチア・ガステリア・アロエなどユリ科の多肉は葉の模様や艶・形の面白さを楽しむ植物。

つまり、良好な葉の成長が優先だと思うのだよ。

その葉の成長が頓挫するのはどうかなって思う。


でもこんな御託を並べてるおいらだけど、ガステリアの綺麗な花は咲かせるっていうから矛盾してるよね。

こいつぁ差別っていうものだ。

サボテンの花も咲かせちゃう、いや咲くのを熱烈歓迎 🙌♫

ハオルチアに人権侵害で訴えられそうだね。


ゴメンね、ハオ子~。 (´;ω;`)ウゥゥ…


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またまたSF的ハオルチア 【H.ベクター】2018/02/17
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去年(2017)に紹介したハオルチア 「エスタホイゼニー・アンドロメダ」がSF的って書いたよねぇ。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&...


でもまだまだあるよ、こんなSFチックなハオ。

ハオルチア=ベクター Haworthia 'Vector' (写真1・2)

観葉植物の模様のような奇妙な柄。


まぁもっとも「葉を観賞する植物」っていう意味ならハオルチアも立派な観葉植物。

葉が多肉なので多肉植物のカテゴリーに入れられてるが、極度な乾燥地に生えてるリトープス・コノフィツムなどのメセン類や北米高地性サボテンのような耐乾性植物なんかと比べるとその性質がかけ離れていて、また栽培法から云うとサボテン多肉よりも観葉植物や洋ランに近い。

その名前も「ベクター」、近未来SF物の映画に出て来そうな宇宙生物エイリアンの類いのような。


ベクターをググると、

ベクトル(独: Vektor)またはベクター(英: vector)

◇運動物理学の方向性をもつ力。物事の向かう方向と勢い。

◇病原体の媒介動物。マラリアを媒介する蚊など。

◇組み換えDNA実験で細胞または核内に他のDNAを運び込む役をする者

っていう風に、英語の物理・生物学の用語と綴りは同じ。


その素性だが、ハオルチアのコンプトニアナ(H.comptoniana)ってのがあるが、このコンプトニアナにコレクタ・ベイエリ(H.correcta bayeri) の花粉を掛け合わせて作出された「ガラスコンプト」(H.comptoniana hybrid × H.bayeri) 、これの一種「マリリン」と同系列だとさ。

ネットの書き込みに、

【 裏窓が葉の側面まで垂れ込むという特徴は,A型コンプトニアナとコレクタの交配に由来するとされる銘品「ガラスコンプト」に似ている。
より起伏に富んだ葉をもつ「マリリン」とは兄弟の関係にあるとされるが,「マリリン」は「ガラスコンプト」の自殖によって生じたという実生苗だという話を聞いた。
そうであれば,本品種も「ガラスコンプト」の子だということになる 】

とある。

しかし、書いてて自分でも混乱すっから素性はもうどうだっていいや

んで、この透明な窓だが、前出の「エスタホイゼニー・アンドロメダ」が葉の側面全体に散らばってるのに対し(写真3)、このベクターは′慎ましやか′に表面から少しこぼれた程度(写真2)

ハオルチアなんぞ洟(はな)も引っ掛けねぇ多肉ファンにゃどうだっていい事だが、ハオファンにとっちゃぁえれぇ違い。

「つまらない事が気になるのが僕の悪い癖」(by 杉下右京)

まぁ、趣味ってものはそんなものだな。


え?、誰だい? オタクなんて悪口言ってんのは。



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🛰✨ SF的なハオルチア2018/02/17
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多肉植物にはロマンがある。

とくに、ハオルチアにはロゼットの中に小宇宙が存在する。

「なにを大袈裟な、たかがサボテンもどきに」

まぁ、そう思う人がほとんどだろうね。


解らねぇ人は仕方がない、説明してもムダだろうな、感性が違うんだからさ。

でもね、解る人はわかる、当たり前だが。


       
              ◇



先日買ったハオルチア。(写真1・2枚目)


名は「エスタホイゼニー・アンドロメダ」

SF的な名前でしょ。

有名なのが「アンドロメダ銀河」

だけど元々はギリシャ神話に出て来る王女の名前。

「アンドロメダは母カシオペアがその美貌が神に勝ると豪語したことから、怒った神々によって怪物の生け贄とさせられ波の打ち寄せる岩に鎖で縛りつけられた。

そこをゴルゴンの三姉妹の一人メドゥーサを退治してその首級を携えてきたペルセウスが通りかかった。
ペルセウスは、怪物にメデューサの首を見せて石にしアンドロメダを救出した。

アンドロメダは後にペルセウスの妻となった。
その後、アテナが星座として天に召し上げた。」

カシオペアとかペルセウスとかアンドロメダ、星座の名前が出て来るだけでSF的だ。

現に、上から見ると「五角星」の形になってる。(写真1)

いわゆる五芒星(ごぼうせい)、平安時代の陰陽師・安倍晴明は五行の象徴として五芒星の紋を用いた。

西洋じゃペンタグラムといい、上下を逆さまにすると悪魔の象徴になり「デビルスター」と称する。

これをみてもミステリアスで、かつロマンティックなムードを醸し出してる、って思うのは私だけ~? (古っ)



女性読者諸氏はさぞや子供っぽいと思うかもしれない。でも男の子ってものはいつまで経っても子供、たとえ還暦を過ぎてもね。

骨董・アンティークカー、あるいは盆栽・多肉植物の違いはあっても夢中になるのはおんなじ。
いつだって母親・姉、長じてはカミさん・娘に顰蹙を買う。

よくいるでしょ、ロケット・宇宙船のおもちゃを持って擬音を発しながらひとりで遊んでる男の子。

彼の頭の中にゃ無限の宇宙空間が広がってるんだ。そこには時空の境界線はない。
彼は空想の中で自由に大宇宙をトリップし、常に万能であたかも神の如く振る舞う。

たとえイイ歳かっぱらったオジサンが何の変哲もない草っ切れに宇宙を見出しても、それほど奇異なことでもないだろう。



判らないのが「エスタホイゼニー」

たぶんガイジンの名前だろうが、検索してみたけどヒットしない。

ドイツあたりの著名な栽培家か多肉作出家か? あるいはハオルチアに取り憑かれた大学の植物分類学者。

ただ、とある多肉ブログに「明〇氏命名」と記してあった。

はて、どういうことだろ?


探っていくうちに、明〇氏ってのは埼玉のハオルチア蒐集・栽培・品種作出家らしいというのがわかった。

蒐集家の「蒐」は作りに鬼の字が入ってる。
さぞかしハオルチア(草かんむり)に関して鬼のようにきびしい人かな、と思ったらどうやらそうでもないらしい。

アポさえ取れば、いつでも気さくに温室を見せてくれるそうだ。

もっとも、10年前の記事なので今はご存命なのかどうか (失敬)


それはともかく、写真のエスタホイゼニー・アンドロメダ。

厚葉の草姿に細かい白い斑点がびっしり。
斑点は盛り上がってるのだが、パッと見には微小な毛が生えてるように見える。

有窓(軟葉)系のレツーサ(寿系)にありがちな葉が力強く立ち上がるシルエット。(写真2)
葉先はスプレンデンスと同じく糸の先のようになってる。

実際、ずいぶん昔っから混乱してるハオルチア分類学では「スプレンデンス変種」と断定してる。
(今のエスタホイゼニーとはだいぶちがう写真を掲載してるが)


「産地が隣り合わせ」とかの根拠を掲げてるが、よく見てください、これは葉裏に窓があるでしょ。

スプレンデンスにゃ葉の裏にゃ窓はないはず、それが決定的に違うでしょ。

でもまぁ私の知識は多分に20年はズレてるので、今はどういう分類だかわからねぇが。


んで、親株はこんな感じ。(写真3)

これが「スプレンデンス変種」?、どこがスプレンデンスなのか。


それはさておき、すっげぇ風格でしょ。

まるで、遠くの惑星に降り立った宇宙飛行士が遭遇したモンスター、スターウォーズに出て来そう。


でもこれからタイヘン。

徒長させないように採光・遮光に気を遣う、なにせ比較的新しく登場した原種なので栽培データがないんです。

でもなんとかこの親株のようなド迫力のアンドロメダに作りたいなぁ。

よぉっし、がんばるぞぉ~。




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玉扇の話2018/02/06



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玉扇(ぎょくせん) ハオルチア・トゥルンカータ


属名の Haworthia はイギリス人の植物学者ハワース(Adrian Hardy Haworth, 1768-1833)さんの名から来てる。

種小名の truncata は「切られた形の」という意味。


原産地は南アフリカ共和国の西ケープ州。

この地域は冬が雨季で温度の低い季節に雨が降って成長をする。

夏の乾季は休眠してるいわゆる冬型の植物、日本では秋から春に成長させる。

現地では動物の食害から逃れるためだろう体のほとんど地中に埋まっていて透明な窓だけを出して日光を取り入れてる。


写真1枚目:この玉扇は葉の側面まで用土に埋めてみた。
だいぶ露出してしまったが。

写真3枚目:原産地じゃ、こんな感じで窓だけ出して自生してる事が多いそうだ。

動物に喰われるのを防ぐためと、横からも湿気を吸収するためなのだろう。

日本人は窓の模様(紋という)の良し悪しで値段を付ける。
無紋は安く売り買いされるらしい。これは万年青やランと同じ。


写真2枚目:その無紋の玉扇。(わずかに模様があるがこの程度は市場じゃ評価されない)

地味だが、なかなかいい雰囲気を持ってると思う(自画自賛)

プロフィール紹介でも書いたが、無謀なコレクションはやめたのでこれ以上数を増やさないようにしている。

ひと鉢入魂。
あとで後悔しないように栽培管理を徹底するのが目下の目標。
空回りが多いのは技術が未熟なせいだろうが、未来へ向かって精進するしか道はないと思って頑張ってる。


「用土」

玉扇・万象の根は太い直根で、春と秋の成長期はともかく休眠時にジャブジャブ水をやり過ぎると根腐れする。
でも、ここが初心者にはむずかしいとこだが、用土をあまり乾燥させると育たない。

水を切ったりしてシワがよったりした物はなかなか元に戻らなかったりする。
たとえ休眠期でも細根も完全に乾燥させないように適湿を維持したいものだ。

だから用土は、排水が良くて保水力の良い土という相反する物を使用することになる。

荒目の土で多孔質な物が良いが、サボテンよりも根が柔らかいので砂より土が根の成長に適してる。

しかし各種の土は古くなると粒が崩れて目詰まりを起こしやすく、根の呼吸が阻害されるってこともある。

だから透水のいい軽石と保水のいい土の両方を適当に混ぜてやるのがセオリー。

たとえば、赤玉土:4,日向土や桐生砂:2,鹿沼土:2,パーミキュライト=1,燻炭=1,

ま、これはあくまでも1例でそれぞれの栽培環境で工夫するわけだが、総じて保水と透水の条件をクリアして弱酸性になればどんな配合でもOK。
あとは水やりの手加減で微調整してゆけばいいのだよ。



[鉢]

前の日記で口を酸っぱくして言ったけど、ハオルチアでも玉扇や万象の様に太根の品種は根が長く伸びるので蘭鉢が適してる。

観賞用や品評会には黒塗りの猫足付きのラン鉢・万年青鉢がいいが、栽培面からは安価な朱温鉢は管理もし易く育て易いかも。
ただし根が深いので縦長の鉢でなきゃマズい。

またプラ鉢でも水やりを加減すれば十分使えるけど、初心者は鉢内の状態がわからないので過湿にしてしまう恐れがあるからやめておいた方がいい。

素焼鉢は、何度も言うが乾燥しすぎる。



[植え替え]

成長の始まる秋口が一番適しているが、根が張らないうちに種を付けたりすると苗が弱って作落ちしてしまう。
交配して結実させたい苗は、体カを消耗させない様に秋にはしないで春先に植替えをする。

もちろん真夏は控えるが、緊急時はもちろん購入時や何か特別な必要がある時は日射や水やりを加減して年中行っていい。

このように、なんでも頭を固定化して物事を考えるのは良くない。
臨機応変、柔軟に考えることも必要。

実際の植え替えは、2~3日水やりをしないで置いておき鉢を軽くたたいて上を緩めてから土ごと苗を抜き出す。

根を傷めないように慎重に指でほぐしながら、腐った根を取り除く。
異常が無ければ根についた土はそのままにしてすぐに植え込む。
(もちろん新しい土を周りに入れて下さいよ)


くどいようだが、ハオルチア・ガステリア・アロエなどのユリ科の多肉は根を乾かしたりイジったりされるのを嫌う。
根が噛んでる土はできるだけそのままにして新しい用土の中に固定するべき。

地際の腐敗部分をえぐりとった場合や掻き子や葉を取って傷口が大きい時は、ベンレート・消石灰で殺菌して植えるか、傷口まで植えずに根の部分まで一応植えておいて傷口が乾いてから土を足す。



[水やりについて]

栽培場所の環境や植える土や鉢の種類、鉢と苗のバランスや、また一つの温室内でも場所によって乾き方が違う。

同じ種類の植物でも成長の違いもあるし過湿を好む物もあれば乾燥を好む物もあり個体差がある。

極端に云えば、ひと鉢ひと鉢違う。

基本的には、秋と春の成長期には土の表面が乾いたらタップリとやり冬の休眠期には土の半分程乾いた頃に充分に、そして夏の体眠期には土が完全に乾かないうちに少し湿る程度やる。

夏の時期は陽が落ちて鉢の温度が下がってからやるのが無難かもしれない。


昔から、盆栽の世界じゃ「水やり三年」と言われる。
一人前になるにはそれくらい修練が必要ということだろう。

いろんな多肉植物を手掛けてみて経験を積むより道はないようだ。


さいわい今は多肉ブーム。

栽培関係の書籍も多数出版されてるし、ネットで検索してもゾロゾロアップされてるのを読むことが出来る。

ネットの場合初心者も多く記事を書いてるので、参考になるかどうか反面教師なのかどうか取捨選択が必要。
コレクター=栽培の達人とは限らないし、知恵袋などの知ったかぶり回答者も困ったものだ。

まぁ、玉石混交から本物を探し出すのは読者諸君の叡智を待つ以外にない。

頭でっかちになってもダメだしヘタな経験の結果を"金科玉条"のごとく信じ込んでる老人たちも始末が悪い。


「真理は中間にある」

程よいバランスが要求されるかも知れない。




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超・地味ハオルチア2017/10/15
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シブいでしょう・・・。

これが噂のコエルマニオルム haworthia.koelmaniorum
             (写真1・2)


最近のタニッキー(多肉女子)にはあまり人気がないようです。

「肌のブツブツが爬虫類っぽくてキモい 」

「色が暗めで可愛くない 」

まぁたしかに、そう感じるのは解る気がするけどね。

でも本来、多肉趣味の輩は「変わった物」「珍奇な植物」が好きでこの世界に入ったんじゃないんですか。
「キモかわいい」と母性をくすぐるんじゃね?

そりゃぁ多肉の中にゃ少々グロテスクな外観の物もあります。

しかしこの面構えこそがコイツらの生きて来た環境にふさわしい。


想像してください。


            ◇



南アの岩のゴロゴロした荒野

奇妙な形に屹立した磐山の亀裂に生える灌木

乾季の真っただ中なのだろう にぶい光が降り注ぐ薄曇りの空へ葉のない弱々しい枝が力なく伸びる

その根元には イバラのように枯れ枝が絡みつく


眼を凝らしてその中心を透かし視ると 暗緑色の塊りが灰色の土にめり込んだままうずくまっている

その黒いロゼットはザラザラの葉が伸び悩むようにらせん状に開いている


鉛色の空には まるでスリガラスの向こうの電灯のように鈍い光を放つ太陽が浮かんでる

時折り乾いた風が土ぼこりを巻き上げながら 猛々しいサイの群れのように荒々しく駆け抜けてゆく


寂寞たる大地に 身を隠すように伏せ過ぎ去る日々

やがて訪れる雨季をじっと待ちながら



            

            ◇




コエルは肌色も地味で昔から鑑賞という点で人気がない。

その肌上の突起も多くのマニアに敬遠されて来た。

でも錦帯橋(H. venosa × H. koelmaniorum)をはじめいろんな交配種の親株として採用されて来たのはなぜだろう。


そだレポにも書いたウチのスーパーストリエルも(H.リミフォリア=ギガンティア×コエルマニオルム)×H.リミフォリア=ストリアータ
という系譜なのだ。(写真3枚目)

開花が頻繁でほかの種との交配の機会に恵まれやすいってのもあるのか?

こうして机の上に置いて眺めていると格別の魅力に気付かされる。

濃ゆい緑の窓に微かな透明感。

あくまでも控え目な草姿に、ずっしりと秘めた頑固さを漂わせてじっと蹲る姿は、ある種の生命のしたたかさを漂わせている。


この、渋い味わいのH.コエルマニオルム

褐色葉 ロゼット径15cm程度 南アフリカ共和国トランスバール州原産。

日焼けし易く、赤みを帯びた暗褐色を呈する。
そこが良いというマニアはわざと直射日光に晒して育てるようだが、ただでさえ成長の遅いコエル、こじれさせるとなかなか新葉の展開をしなくなる。

私はそういう栽培はしない。

やはり遮光を強くして黒に近いような艶のある暗緑色の肌に細かい棘突起の縦列を楽しみたい。

この色を見るに、親からこの掻き仔をはずして売りに出した元のオーナーも、親株を遮光の強い栽培環境(半日蔭)で育てて来たと推測できる。


盛夏にゃわずかに休眠期に入るようだ。

高温になる日中は通風を十分にして、夜から明け方にかけての涼しい時間帯には、周囲に散水するなり 鉢土にシリンジするなりして空中湿度を高めてやりたい。

これは、とりもなおさず原産地の夜明け前の霧を再現しているにほかならない。

ガステリア類もそうだが、ハオルチア属は土中の水分よりも葉の周囲の湿度が高いのを好む。

さらにその上で微風が吹いてる環境を欲するというから、日本の太平洋沿岸や瀬戸内ベルト地帯でそれを作り出すのは骨が折れる。

そもそもが、蒸し暑い日本の夏は南アの気候とは温度・湿度ともに掛け離れている。

南半球に位置してるのもそうだし、緯度の上からも、雨季乾季がはっきりしてる事も我が国とは異質な気候となる要因。

それと、沙漠・砂漠と云うが、サハラのような流砂の何もない荒野とは違って、少ないながら雑草も生え灌木もあちらこちらにかたまって叢生し、ハオルチアはそういう草むらの陰や岩の隙間に挟まって自生してる。

とうぜん日射量も限られていて、沙漠とは云いながら意外と昼夜の寒暖差が小さいらしい(寒暖差10℃以内)

南北アメリカ大陸原産のサボテンやエケベリア、アガベ類とは根本的に環境が違うという事を頭に置いて栽培しなければならないと思う。


だがそういう難しさをクリアしながら、それでも新緑色の新しい葉が出て来る様子はうれしいもの。






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和風ハオルチア 「スプレンデンス」2017/09/18
【 反応がないので、園芸日記のコピペをぶち込んでゆきます。
  邪魔なら削除して結構です 】

           ※


「ハオルチアって南アフリカ産じゃないの?」

いや、それはそうなんですがね、私の言ってるのは日本原産っていう意味じゃなく、草姿やその柄の事。

今や多肉植物趣味の分野でも大きなジャンルを占めるハオルチア属。

私がサボテン・多肉を本格的に栽培し始めた頃はユリ科という事だったが今はツルボラン科?

何スか? ツルボランって。知らねぇなぁ。


ま、とにかくハオルチア。

たくさん種類がありますが、和柄ということならどれも和柄に見えない事はない。
江戸小紋の柄にありそうじゃないですか。

たとえば無窓系(この言い方も古い)の有名な「十二の巻」

和名のせいかも知れないが、和柄にあのような柄は珍しいにもかかわらずなんとなく「和」を感じるのは私だけですかね?
デザインの部分部分じゃなく全体の雰囲気としてですよ。

近縁種の「松の雪」や「冬の星座」なんかも和を感じますね、あたしゃ。

これら無窓系(硬葉系)はどちらかというとあまり派手さはなく、なんとなく冷たい感じのするのに対し、どこかホンワカとした温かみを感じる有窓系(軟葉系)の寿・玉扇・万象・宝草・竜鱗など、華やかな和風を感じさせる優品が目白押し。

その中でもこのH.スプレンデンス。

(日焼けさせてなきゃ)若緑色の中に入った金スジが金襴緞子の布地を思わせる、そういう華やかな和風がこの葉に込められてる気がする。

ラテン語の学名スプレンデンスは「光り輝く」って意味だそうだ。
葉に入ったストライプ状の金色のライン(条理)はまさにそんな感じ。

それと、サボ・タニ業界で云う「ダルマ」型。
こじんまりと容姿がまとまって端正なドーム状に育つ。

園芸作出品として見た場合、最上の型ですよね。

もちろんそれは徒長させるようなヘタくそな栽培者じゃないのが条件だけどね。


思えば、昔はこういうのはなかった。

いや、どっかにあったのかも知れないが一般にはお目に掛かれなかった。

昭和から平成にかかる頃のいろいろな種類が紹介される中、図鑑にピクタの一種類と書かれてあったり、種名そのままに「デケナヒー・アルゲンテオマクローサ Haworthia dekenahii var. argenteo-maculosa」として載ってたりしてたのを覚えてる。

「マニフィカ・スプレンデンス」と呼ばれるようになったのは比較的最近のこと。
ちなみに、magnifica var. splendens と書くが、magnifica のgは発音しないから「マグニフィカ」と呼ぶのは間違い。
意味は「素晴らしい」とか「見事」という意味のラテン語。

最初こいつを見た時、一瞬ピクタかコンプトの変種かと思ったが、全体の雰囲気というか漂う華やかさが他の有窓系とはどことなく違う。

「ほぉ~、こいつぁいいな」と内心思ったが、そこがおじさんの保守的なところ、馴染みのない種類はすぐに探しまわる気も起らずここ最近まで手に入れなかった。

いや、手に入れたくてもコイツ結構高価なんですよぉ。

ネットオークションを見てても1万円超えなんてのはザラ、池袋の某百貨店屋上へ見に行ったらちょっと見映えのするのになると2~3万もするんだ。

私のような貧乏栽培家に2万・3万は出し切れない。いや持ってりゃ出してもいいが、その後の女房の攻撃に耐え抜く自信がない。

そんなこんなで気にはなっても無意識にスルーしてここ数年、他のサボテン・多肉にかまけていたんだが、ある夜ネットオークションをパトロールしてると、果たしてこのスプレンデンスが目に留まった。

それはまるで反社会勢力構成員の情婦のように、手を出すのが命懸けの「禁断の木の実」に似て、妖しいまでの魅惑を醸し出して私を誘って来た。
(おい、おい、川上宗薫の世界かよ)

しかし、入手を決意したけど どれもこれもとんでもない値段で競り落とされてゆく。

最初は千円スタートで謙虚にリストに並んでいるが、オークション終盤、あと数分となるとドカドカっと入札が投下、あっという間に1万・1万5千を突破してゆく。

「ダミだ、こりゃ」

日々の晩酌の肴の何百円・何十円差の値段に気を遣う哀れな亭主にはとても手が出ない。
多肉ブームが去ってゆくのを気長く待つか、しかしそれじゃこちとらの寿命が尽きてしまう。

戦後の欠食児童のように指をくわえて見てる日が続いた中、ある夜酔っ払った勢いで冷やかし半分で入札してみた。

それは1枚目の写真のH.スプレンデンス。

1,500円から始まって2,000、2500、3,000円と競ってゆく。
ライバルは私が入札すると間髪を入れず100円を上乗せして入札して来る。

「あ~あ、このサイトのマニアに対抗するなんてしょせん無理だったんだ」

そう自分へ言い聞かせてあきらめようとした時、3,300円を過ぎた頃なんだか競りの相手の勢いが落ちた気がした。
あの闘争心むき出しの入札が途切れ途切れになって来た。

「はは~ん、こいつひょっとしてオレとおんなじで予算不足か?」

そう思って思い切って¥4,000を投入(いい歳のオッサンがセコいね)、相手の(ってか私の)自動入札が¥3,700でピタッととまった。

制限時間が刻一刻と迫る。

最後にあがくかと思ったが予定終了時間を20分オーバーしたところで私の勝利。
BITマークが消えずオークション終了。

ってことで、レベルの低いビンボー競りはついに私の側に軍配が挙がった。


2枚目の写真は、おそろしくすんなり落札。
それもなんと¥1,700で入手。

比べて見てもらえば判りますが、1枚目の¥3,700の奴より優美で女性的。

なんでそんなに安く競り落とせたか今だに不思議。

終了予定時間は日曜日の午後9時。

ふつうなら日曜なんてみんな夕食を終えてくつろいでネットオークションを物色してそうな時間帯。

1,000円スタートの品だが写真から見るとヘタすっと2万円くらい行きそうな美株。

また柳の下のどぜうじゃないけど、酔っ払った勢いで入札。

しかし、写真にウソがなけりゃ見れば見るほど優美な完品、こりゃとても落札は不可能とあきらめようとした時、ライバルの対抗入札がとまった。

おや、なんでだ? 出品者の過去の評価には一点の曇りもないし、発送方法も抜き苗や鉢ごとの選択もできる。

日曜の、ある意味入札のゴールデンタイムにエアポケットに入ったように他の入札者も現れない。

「いったい、何が起こったんだ?」

焼酎のコップを片手にいぶかってるうちにオークション終了。まるでキツネに摘ままれた感じ。

ってことで、藤井四段じゃないけど「僥倖」の故あって入手したのが2枚目の写真。

どぉですか?みなさん。たったの¥1,700で買える株に見えましょうや?

オークションは時にこういう奇跡的(ちとオーバーか)な事が起きるんですよ。
だからやめらんねぇや。


いい歳してみみっちい話で汗顔の至りです。

お後がよろしいようで。






(3枚目の写真は、スプレンデンスの自生写真,南アの原産地の一コマ。暗めの場所なのがよくわかる。
しかし、日焼けして萎縮してるようなので、季節によりかなりの強光線を浴びてるようだ。)

.
今さらですが参加させていただきます。2017/07/27
.

最終書き込みがずいぶん前ですね。

なにか、素敵な廃墟へ紛れ込んだ心地がします。

誰かいらっしゃいませんか~?



私は先月('17年6月)この趣味の園芸に入会させてもらいました。

で、同好の方々が集うコミュニティを探しておりました。

ハオルチアが好きで、数は少ないですがささやかな自宅の庭で細々と栽培を楽しんでおります。

ガステリアも数鉢を可愛がってます。

紹介文にも記したのですが、長いブランクを経てまたぞろ病気が再発しました。
この「多肉サボテン依存症」はたぶん死ぬまで治らないでしょう。

床の間に盆栽を飾ってお茶を一服、というならいざ知らず、多肉サボテンを机に置いて晩酌するなど、かなり重症じゃないかと自身で診断しております。

酔漢は誰しもそうですが、酔いが回ると気が大きくなり、つい持ち物を自慢したがるものです。

このサイトは、炎上もせずそれが許される数少ないSNSだと勝手に思ってるのですが、間違ってるでしょうか?


管理人様もお忙しいようで、ご挨拶もなかなか出来ない事をお許しください。

とりあえず会員の皆様へご挨拶いたします。

なにとぞよろしくお願い致します。m(_ _)m


                 ◇


思えば40年も前、若いのに東洋ランに凝りまくって数十鉢もベランダに並べ、新婚の身を離婚寸前まで追い込まれたすっとこどっこいであります。

それが、引っ越しを契機に所有ランを全て手放す羽目になり挫折、失意の日々を送っておりましたところ、いけない事と知りつつ園芸店の棚を横目で盗み見たが運の尽き。

殺風景な新居のテラスを飾ろうなどと、懲りもせず勝手な理由をこじ付け、たしか「十二の巻」とノトカクタス属「紅小町」だったと思いますが、助手席に乗せて帰宅しました。

とうぜん細君はイイ顔はしません。

コピアポア属「鬼女の冠」のような顔をして仁王立ちをして迎えてくれたのですが、土下座をしてウソ泣きをしてまで哀願したおかげでなんとか栽培を許してもらいました。

それ以降はご想像の通り、多肉サボテン症候群を発症し、手当たり次第コレクションに熱をあげ、その当時はネットなどありませんので参考書を図書館に求め休みは庭に入り浸り、ついには家庭内離婚に至りました。

せめてもの救いは、子供たちがこの趣味に見向きもしない事です。
うら若いこれからの人生をもっとほかのモノに振り向ける賢明なる選択をしてくれたことです。


さてさて、これから人生の最終章までこの趣味を懐に病身を養い、サボ・タニにうつつを抜かしつつ老残の日々を送ってゆくワタシくしでございます。

.
初めまして(*゚▽゚)ノ2014/12/22
ハオルチア3種類

○オブツーサ

○宝草

○レピダ

を育てています。

よろしくお願いします♪
すっかり放置していたよ!2013/03/26
このコミュニティみてるひと、いるのかなあ?(笑)
部員の、最初のハオ見せてくだたい!2013/01/26
なにしようかなーってノープランで考えた挙げ句、トピックもないと寂しいので…
ゆるゆる行きましょうよね。

貴方の「マイファーストハオ」ってどんなんですか?
もし寂しいことにそいつがもういなかったら、覚えている限りの最古のハオ。


ちなみに私のはこれ。硬ハオです。
確かケイヨーデーツーかどこかで購入した十二の巻っぽいもの。軟ハオが人気あったものだから、最初は意固地になって硬ハオばっかりやろうとしていましたね…

まあ、6年経ってもこいつらが元気で子株を産み続けることになるとも、自分がハオルチアをやることになるとも思わず…
こっこっこっこんにちは!(ご挨拶)2012/04/07
ハオルチア部つくりました!
みぎもひだりもわかりませんが、よろしくおねがいします!




そんだけかよ!
はおるっちゃ部のはおるっちゃリンク2010/06/05
参考にしているというか、よく見ているハオルチアサイト・ブログをコツコツあげていこうかなーと思うところのトピックです。
皆さんが見ているのはどんなサイトでしょ?
もしあったら是非おせーてくださいねー。


私が最初に挙げるのはこちら。

-----
■Haworthia Cultivars
http://haworthia-cultivars2.blogspot.com/
-----

英語のブログ。説明の日本語訳は以下。

「このサイトはHaworthia品種、主に選択された南アフリカ共和国と日本の素材から生産に取り組んでいます。多くのハイブリッド原点からいくつかの純粋な選択種があるが、も含まれています。植物の大部分は、選択された受精卵、ゲルハルトマルクス、アーティストとHaworthiaと多肉植物の最高の生産者の栽培。私は2008年競売されている植物の写真が数多く含まれます。」

わぁGoogle翻訳最悪。

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