西アフリカのガーナ原産のアカネ科の1種。花期はそろそろ終わりですが、観覧温室内に咲いています。この花に引き付けられる理由は2つ。1つは、直径6~7センチの花の先端の下にある10~15センチもする長い花筒です(写真左)。5枚の花弁がラッパ状に開いたその奥の方に蜜が溜まっています(写真中央)。それを吸いに、同じ長さの長い口吻をもつ蛾かチョウがやって来るのを想像してしまいます。白い花なので夜行性の蛾かな? もう1つは、真ん中にある1本の雌しべの花柱にびっしりと付いた花粉(写真右)。secondary pollen presentationといい、周りの5本の雄しべからの花粉が雌しべの花柱に運ばれ、そこから昆虫のからだに付いて運ばれることになります。
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珍しい花ですね。
返信する長い花筒を持った花なんてね。
5枚の花弁と雄蕊の黄色い花粉は、ユリの花を思い出す。
へ~雌蕊にたくさん花粉がついてますね。これを昆虫がどこかの花に花粉を運ぶのですか。
雄蕊からの花粉ではなく。
secondary pollen presentationは、日本語訳がないのですが、厳密に言えば、雄しべの葯でつくられた花粉が一旦花柱や花弁などに付着し、そこから昆虫によって花粉が運ばれる場合をさします。この植物の花では、花粉は雄しべの葯にも花柱にも大量に付いています。おそらく開花前には葯と花柱が強く密着していて、しかも開花直前には葯から花柱に花粉が付着してしまうのでしょう。ただし花粉全部ではなく半分ぐらいとか。花粉が葯と花柱の両方にあることによって、花粉がより昆虫にくっつき易くなっているかもしれません。
今日TVの「Kew Gardens」(BS再放送)のなかで、多分この花だと思いますが、蛾が長い口吻を伸ばして蜜を吸い花粉が運ばれると言っていました。もっと真剣に観ていれば良かった・・・
返信するやはり蛾でしたか。私も見ていません、残念。
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