寒い日が続く1月、観覧温室内にさまざまな花が見られます。目を引く花の1つがマメ科のオオベニゴウガンの赤い花と白花品の花。白花品(写真左)は、ホワイトパウダーパフとかシロバナオオベニゴウガンとも呼ばれ、両者が並ぶと紅白の対照が美しい。
各花の基部をみると、5枚の萼片が1~2ミリ程度の短い萼筒をつくり、その内側に5枚の花弁が3~4ミリ程度の長さの花筒をつくり、さらにその内側に30本以上の雄しべをつくっています。各雄しべは5~6センチもある細長い赤か白い花糸とその先につけた小さな葯からできています(写真右)。こんな花が40~50個集まって球形の花序をつくり(写真中央)、花糸の色が赤ければ赤い、白ければ白い花になります。開花直前の2~3ミリ程度の長さの小さな蕾の中に、飛び出せば5~6センチにもなる花糸が収まっているのがすごい! どこかに雌しべが1本あるはずですが、雄しべが多過ぎてよく分かりません。たぶん花糸と同じ長さでしょう。
見たことはありませんが、長い口吻も持ったチョウが訪花して、5~6センチの長さの花糸の奥にある花筒の蜜を吸うときに腹部に花粉をつけるのでしょう。
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シロバナオオベニゴウガンがあるのですね。私は、赤い花は他の植物園で見ましたが、白花もあるのですね。
返信するこのフワフワとした花がいいですね。
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