京都府立植物園さんの園芸日記

シロバナオオベニゴウガン

2023/01/15
シロバナオオベニゴウガン 拡大 写真1 シロバナオオベニゴウガン 拡大 写真2 シロバナオオベニゴウガン 拡大 写真3

 寒い日が続く1月、観覧温室内にさまざまな花が見られます。目を引く花の1つがマメ科のオオベニゴウガンの赤い花と白花品の花。白花品(写真左)は、ホワイトパウダーパフとかシロバナオオベニゴウガンとも呼ばれ、両者が並ぶと紅白の対照が美しい。
各花の基部をみると、5枚の萼片が1~2ミリ程度の短い萼筒をつくり、その内側に5枚の花弁が3~4ミリ程度の長さの花筒をつくり、さらにその内側に30本以上の雄しべをつくっています。各雄しべは5~6センチもある細長い赤か白い花糸とその先につけた小さな葯からできています(写真右)。こんな花が40~50個集まって球形の花序をつくり(写真中央)、花糸の色が赤ければ赤い、白ければ白い花になります。開花直前の2~3ミリ程度の長さの小さな蕾の中に、飛び出せば5~6センチにもなる花糸が収まっているのがすごい! どこかに雌しべが1本あるはずですが、雄しべが多過ぎてよく分かりません。たぶん花糸と同じ長さでしょう。
見たことはありませんが、長い口吻も持ったチョウが訪花して、5~6センチの長さの花糸の奥にある花筒の蜜を吸うときに腹部に花粉をつけるのでしょう。

「シロバナオオベニゴウガン」関連カテゴリ

みんなのコメント(1)

シロバナオオベニゴウガンがあるのですね。私は、赤い花は他の植物園で見ましたが、白花もあるのですね。
このフワフワとした花がいいですね。

返信する
みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
新着日記写真
あれ?
2024/04/25
こうてきました
2024/04/25
黒っっ目
2024/04/25
落花生を蒔きま...
2024/04/25
アブラムシとハ...
2024/04/25
息をのむほどの...
2024/04/25
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!