夢一灯さんの園芸日記

家族で親4人を介護して思うこと 家族の協力で乗り切っています

2023/02/07
家族で親4人を介護して思うこと 家族の協力で乗り切っています 拡大 写真1 家族で親4人を介護して思うこと 家族の協力で乗り切っています 拡大 写真2 家族で親4人を介護して思うこと 家族の協力で乗り切っています 拡大 写真3

(注)写真1,2はツバキの花のつぼみ、写真3は咲いたら、こんな風に華麗に(2021年2月撮影)。なかなか大きくならない、咲いてくれよと拝むばかり。なお、ツバキの種類は世界に約5000種、11月〜翌年2月くらいに咲く品種と、3月〜4月が特に多いそうです。

今回、どうしても書きたかった ”家族で親4人を介護して思うこと” 。いつもながらの長文ですいません。

なお、介護はそれぞれの家庭で事情が異なるので、今回、書いたことは、あくまでも、”私の家庭”の場合です。まあ、こんな介護をしている家族もいるんだなと思ってくれたら幸いです。

以前、毎月、福岡から郷里に行き、父の介護をサポートしていましたが、父が亡くなり母一人になったこともあり、私と嫁の3人の親を介護するため、5年前に福岡から郷里の離島に引越しました。そこから、家族協力しての親の介護がスタート。

田舎に引越し後、1年後に私の母が認知症に、嫁のお母さんもしばらくして認知症になりました。私は自分の実家で認知症の母の介護、嫁は嫁の実家でお父さんと二人で認知症のお母さんの介護。

嫁は無理をする方なので、介護の途中で精神的にダウンし、私が嫁の方の実家をサポート。そして、認知症になった嫁のお母さんをグループホームに入所。その後、半年ぐらいで嫁が精神的に回復。ここで一息でした。

私は実家で認知症の母を介護していましたが、母はなんとか料理はご飯と味噌汁ができたので、おかずは私担当。洗濯・掃除などの家事、それと花作りは母と一緒にやりました。

まあ、なんとか過していましたが、母に大腸ガンが見つかり、それからは検査が何回か続き、手術、入院。この時は嫁がずいぶん助けてくれました。本当に大感謝。無事に手術後の入院が終わり、母は自宅に戻ってきました。ここで二息。

その後、なんとか過していましたが、母の認知症が進み、私とのケンカも絶えず、もう共倒れの寸前。そのときに予約していたグループホームから”部屋が空きましたけど入れますか?”という天の声。何日か悩んで、今の自宅介護は母にも悪いと考え、母を入所させることを決意。そして、嫁のサポートを得て、バタバタと入所の準備、母を説得して、無事にグループホームに入所。ここで三息。

今も、私の母と嫁のお母さんはグループホーム、嫁のお父さんは実家で一人住まいで嫁がサポート。ここまで、一息、二息、三息と、山場がありました。そのたびに、私と嫁は連携プレー、娘達の優しいサポートがあり、なんとか、ここまできたと思います。

でも、グループホームに入所したからといって介護は終っていません。今は、施設のスタッフの人達と連携し、母の状況の変化、足りないものの購入(最近、手押し車購入)、季節の衣替えなど、二人の母をサポートしています。

そして、親を介護して、家族の暖かさ、連携プレーの大事さを痛感し、改めて、家族とは何か、親とは何かを考えることができました、もうすぐ70歳になる私には貴重な経験になりました。

特に、認知症の介護では、世間一般に流れている情報では得られない、とても大事なものを得ることができました。認知症の世界は、これまでの世界とは別な世界でした。これが分かっただけでも充分です。

介護は、まだまだ、これからも問題は多々発生すると思いますが、覚悟を決め、平常心で対応していきたいと考えています。

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みんなのコメント(6)

こんばんは

この文章を読み終えた時もう直ぐ70歳と書かれていました
多分私と同じ位かと思えます
この歳では老々介護ですね
私も、58歳の時義母が脳梗塞になりまして 病院→リハビリ病棟→自宅介護となりました
家にいたいと言うのは義母の希望でした  兄妹は施設に入れたらと言いましたが一度は希望を叶えてやりたいと思いましたね
ですが 自宅介護と自分の家での仕事4年目でギブアップでした
私も精神的にも体力的にもノックアウトされた様でした
そして義母を説得 介護施設に入所してもらいました
訳を言ったら「早く治しなさい」と言って入所しました
見てあげる方が体力的にも精神的にも力が無いと出来ませんね
介護は2つと同じやり方はありませんから 先ずは自分の事を優先してやるべきと思いましたよ
決して無理をせず グループホームでも老健でも頼めるんでしたらお願いした方がお互いに良い場合もありますから
ホームに入れるのは可哀想で酷とも思いましたけれど 自分が体力が無ければ出来ませんもの

その義母も亡くなり今月もう少しで一周忌になります

返信する

フクロナデシコさん、こんにちは。

自宅介護と自分の家での仕事4年目、素晴らしいと思います。私は会社を退職してからの介護でしたから、仕事をしながらの介護は、さぞや大変だったと思います。
それに脳梗塞だと、体が自由なため、介護も精神的、肉体的にかなりしんどかったのではと想像します。

言われるように、介護は、介護する側が体力的にも精神的にも力が無いとできませんよね。もし、そうで無ければ、介護する側も大変ですが、される側にも迷惑をかけます。

私の場合も、体力的にも精神的にも限界でした。これ以上自宅介護を続けると、認知症の母に大きな迷惑をかけると思い、施設入所を決心しました。

フクロナデシコさんの義理のお母さんも、きっと、天国で”自宅介護、お疲れ様でした、ありがとう!”と言っていますよ。

なお、世の中では施設入所を可哀想という風潮がありますが、スタッフのサポートも十分で、季節毎の行事もあり、入っている人達も仲良く、自宅介護に比べてひけをとらない、いやそれ以上の施設もたくさんあります。

私は、いくつかの施設を見学し、良い施設を早めに見つけ、自宅介護の限界が来る前に入所することこそ、介護される人のことを考えた方法であると考えています。

こんばんは。
介護には色々な事情がありますよね。
私も母の介護をするようになって改めて気づいたことがあります。
それは、"一人で抱え込まず、誰かに相談する事"です。
今では兄妹で助け合いながら母の面倒を見ています。
それと公的支援も利用することで介護に対する重い気持ちが取れ、今では自分の趣味に没頭する余裕も出てきました。😊

返信する

🌹バラと芝生さん、こんばんは。

介護には色々な事情がありますね。だから、いつでも、だれにでも正解という介護方法はありません。本人の状態、家庭・兄弟・親族の事情から、適切な介護方法を見つけることが大事ですね。

そのときに大事なのが、🌹バラと芝生さんが言われる「一人で抱え込まず、誰かに相談する事」ですね。私も、家族、兄弟、ケアマネージャーさんと相談しました。そして、母の認知症で行っていた精神科の先生とも、認知症の対応、薬について、よく相談しました。

「兄妹で助け合いながら母の面倒」これはいいですね。私には妹が2人いるのですが、二人とも遠く離れた関西。でも、良く電話で、私を励まし元気づけてくれました。兄弟の支援、親の性格をよく知っているので、とても助かりますね。

それに大事なのが、重い気持ちをリセットする、リラックス時間を少しでも見つけることですね。🌹バラと芝生さんが言われる”趣味に没頭する”こと大変いいと思います。私は、Amazonプライムビデオでリラックスしてました。

夢一灯さん

初めまして、同じ長崎のこっぱぐろと申します。
皆さん「こっぱ」と呼んで下さってます😉

介護の大変さ、真剣に拝読いたしました。
答えはひとつではなく、それでもそのご家庭のベストに近い方法を探して選んで生活していく。
本当に大変なことですよね。
奥さまと一緒に頑張っておられるのが何より。
いい相棒、同志ですね。

私の母も11年特養にお世話になりました。
アルツハイマーでした。
きっとこのまま「温室」の中で過ごせれば、100歳まで頑張ってくれるんじゃないかと思っていました。

所が昨年5月に施設内での誤飲事故が起こり、事故後の対応もマズいのが重なり長大病院で緊急手術となりました。
87歳で気道確保のカニューレが常時、栄養は胃瘻になりました。
視力は抜群、耳も意識も問題なし。私たち娘の事もちゃんと認識していました。
が、自力では動けない。とても哀しい状態となりました。
結果4ヶ月頑張ってくれましたが、88歳を迎える直前に亡くなりました。

施設からは深い謝罪がありました。
私達は起こってしまった事故を責めるよりも、11年間母が病気もせず笑って安全に生きていてくれた事に感謝しました。恨むより許すことを選びました。
まさかこんな形で母と別れるとは思いませんでしたが、それも母の天命だったんでしょう。
そしてこんな事故が、二度と起こらないようにと願ってなりません。

自分達だけでは支えきれなかった母を、施設が助けてくれた。今でもそう思っています。
長くなってしまいましたが、夢一灯さんも奥さまもどうぞお体お大事になさって下さいませ。

返信する

こっぱぐろさん、こんばんは。
同じ、長崎県人なんですね。よろしくお願いします。

介護には正解はありませんよね。こっぱぐろさんの言われるように「家庭のベストに近い方法を探して選んで生活していく。」ことしかありません。

そして、どんなに考え抜き選んだ方法でも、完全無欠の方法は無いと思っています。無理ですよね、介護で完全無欠は。だから、考え抜き選んだ方法が一番良いと信じています。

私は、父の介護は、最後まで自宅介護でしたが、失敗しました。情けないですが、その時は真剣でした。だから、後悔はありません。でも、父は、今では、私の頭の中にいて、謝ったり、時々、話します、不思議ですね。

なお、認知症の母をグループホームに入所させましたが、本当にそのタイミングで良かったのか、本当にその施設で良かったのか、私には100%の自信はありません。
でも、そのときは、真剣だったこと、母のことを考えていたこと、それは間違いないですね。

正解の無い介護、だからこそ、真剣に考え出した結論、そして結果には、後悔しないことが、大事な気がしています。さらに、これからもいろんなことがあると考えると、私自身、「覚悟」と「平常心」を持とうと思っています。

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