連日の暑さで気力が萎えて園芸日記の更新が滞っていました。ここで一気に挽回して、「植物園日記」の6つのサムネイルを全部新潟県立植物園でうめたいと意味のないことを考えている園芸日記担当の倉重です。
さて、関東に長らく住んでいたので、高い山に生えているとばかり思っていた植物が植物園の周辺にも生えているのを発見して、驚いたことを覚えています。ということで、新潟の特徴ある植物について紹介しようと思います。
今日は今が花の盛りのツツジ科の潅木、ホツツジを紹介します。
今日の話題7 夏に咲くツツジ科植物 ホツツジ
ホツツジの特徴は、なんと言っても他のツツジ属には見られない3つに分かれる花弁でしょう(普通は5弁)。白色の花はとても小さくて1cmもありませんが、先がピンクに色づいて可憐ですし、花がたくさんつくので、開花期にはとても目立ちます(写真左)。植物園の近くの自生地にはレアな真っ白な花もあります。
もう一つは,開花期です。8月下旬から9月上旬に咲くツツジ科の植物は珍しいですね。花の少ない時期に貴重な存在です。
そして、今年出た枝には葉柄のもとから盛り上がった筋があるので、触ると角ばっているのが分かります(写真右)。こんな特徴も他にはないのではないかと思います。
関東では標高500m以下ではほとんど見たことがないのですが、新潟には低地の林縁にごく普通に生えています。こんなところに生えているんだったら、暑さには強いんだろうなと思いますが、栽培もほとんどないようですし、花色選抜等の品種改良もされていません。
誰か園芸化すれば良いのになと思います。
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こんばんわ。
返信する花がツリーのようになっていますね。
ホツツジと言われる所以でしょうか。
咲いている様子を見に行きたいところですが、暑て・・・。
新潟ではちょっと山に入れば見れるツツジ、自慢できますね~
こんにちは!
返信する我が家の裏も小高い山。
「ホツツジ」あるでしょうか?
春はイカリソウ・エンレイソウが群生、ホウチャクソウも発見!
ウラシマソウ?に驚き…でも、
緑が深まってくると足が止まります。
世界で一番嫌いなものが出て来ます。
毎年、我が家の庭に…この春先も、
お隣さんとギャーギャー!逃げ回って(笑)
園芸店で害虫除けなるものを10袋も買って、
家の回りと庭に撒いたので、
今のところ「大きなムカデ」が1回出ただけです。
グレープ様
返信するコメントありがとうございます。
ホツツジはツツジ科なんですが、ツツジやシャクナゲの仲間(ツツジ属)ではなく、日本と北米に各1種しかないホツツジ属なんです。
和名を漢字で書くと「穂躑躅」なんでしょうね。おっしゃるとおり、花がたくさんついて穂の様になるという意味だと思います。
暑くて大変ですが、機会があれば、是非見に行ってください。きれいですよ。
hanura様
返信するいつもコメントをありがとうございます。今日も暑いですね!
トキワイカリソウやエンレイソウがあるような場所でしたら、多分、ホツツジも生えていると思います。林の縁のわりと日の当たるちょっとした斜面のような場所です。エンレイソウが生える場所よりも明るくて、ヤマツツジやユキグニミツバツツジ、ナツハゼなんかが一緒に生えています。
葉だけだと目立たないのですが、今の時期だったら見つけられると思います。是非、すばらしい新潟の自然を楽しんでください!
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