*はじめに*
この「マニー半島:キワワノ探索 報告書」は、
園芸や植物に何か意味のある内容では全くありません!
植物好きの真面目な方には、
読むのが時間の無駄になりかねませんので、ご注意ください。
しかも、連載の予定です。
「また、おバカ☆な事やってるわ♪」と思っていただける方だけ
しばしお付き合い下さい。
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この報告書を、私は研究所の資料室の書架の裏側から発見した。
埃と蜘蛛の巣にまみれ忘れ去られたこのノートは
未開の地への好奇心と恐怖心を克明に記し
野蛮な森林に打ち勝つ事の出来なかった
哀れな生物:人間の 記録である。
全てを読んだ後に私は、この探索の全貌が知りたくて
研究所の資料という資料を調べてみた。
しかし、マニー半島:キワワノ探索に関する資料は
計画、実施、結果を含め、何も残っていない。
まるで、この探索が、初めから無かったかのように・・・・。
この探索に関わった人々の無念の思いを晴らすため、
私は、報告書の抜粋をここに公表する。
キワワノとは、一体何なのか。 実在するのかしないのか。
現在、私の手元にある図鑑には
キワワノという名の動物は記されていない。
ミヤウティーをはじめ、ウナギヤマ他の探索者の名前も
研究所の過去の研究者名簿には載っていない。
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マニー半島:キワワノ探索 報告書
記録:ウナギヤマ ムツオ
所属:国立ズボラ研究所 移動式植物学部
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探検1日目。
国立ズボラ研究所 キワワノ探索隊は
ヒッポン国を離れ、これから約48時間かけて、マニー半島へ出発する。
探検2日目。
やっと、マニー半島のパオキオ密林の入り口に到着。
こらからが本番だ!
密林の奥へ進む明日が楽しみで眠れない。
探検3日目。
国の一大プロジェクトとして結成された、この探検隊の目的は
地球上で最後の未開の地と言われるマニー半島で
幻の生物キワワノを一時捕獲し、卵を持ち帰ることだ。
僕はこの目でキワワノを見た最初の一員となるために
ここへ来たんだ!
探検4日目。
マニー半島の密林は僕らを、
その懐へ受け入れようとはしてくれない。
降り続ける針のような雨は冷たく、
ぬかるんだ足元を更に危うくさせる。
シタブニのアスファルトが今となっては恋しい。
探検5日目。
巨大なヌタミソハギの樹の下にトラップを仕掛ける。
明日が楽しみだ。
探検6日目。
トラップは、何か大きい動物が荒らした跡が残っていただけだった。
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