マニー半島：キワワノ探索　報告書　4｜園芸日記by渋谷区ふれあい植物センター軟式｜みんなの趣味の園芸

写真1

探検28日目。
昨日、キワワノの毛を採取した、ナミヤ君とサバダテ君が
急に身体を掻き毟って、苦しみ出した。
必死に「細かいチクチクが刺さって痛い」と訴える。
服を脱がせてみると、体中が蚯蚓腫れのようになっている。
何が起こったんだ。

探検29日目。
ナミヤ君とサバダテ君の容体はいっこうに収まる気配がない。
湖の近くの木陰に、カンジザルが食われた跡があった。
やはりトゲヌキワニは恐ろしい。

探検30日目。
キワワノの毛がこの病気？の原因ではないかと考えた
衛生担当のサカバシラ君が、毛を顕微鏡で覗いてみたところ
小さな鉤爪状の連なりが、毛にびっしりと生えていて
それが、飛散しやすい事を発見した。
しかし、サカバシラ君も、毛の犠牲となった。

探検31日目。
ミヤウティー博士から、キワワノの毛を発見しても
絶対に触れない事、無暗に近寄らない事が、隊員全員に通達された。
しかし、残された隊員は僕を含めて3名。
こんな時なのに、ミヤウティー博士は
「とれとれピチピチ蟹料理」の鼻歌を歌っていた。信じられない。

探索32日目。
サカバシラ君が、現状を打破しようと必死で自分の身体を
検査している。
起き上がるのもやっとなのに・・・・。

探索33日目。
病人たちは、異様に喉が渇くらしい。
初めは濾過した水を飲ませていたが、サバダテ君が我慢できず
サングリア湖の水を直接飲んでしまった。
お腹を下したりはしないようだ。
その後、三人とも、湖の水をがぶがぶと飲んでいる。

探索34日目。
湖に水を汲みに行ったら、トゲヌキワニのすぐ近くで
ミヤウティー博士が、水中で同じような体勢をとっているのが見えた。
後から「危険ではないんですか」と聞いたら
「会話が弾んだよ。最近は世知辛くなったから
皆積極的ではないらしい」と
いう奇妙な返答が。
ワニと会話できる筈がない。
何を言っているのか、さっぱり訳が分らない。


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みんなのコメント（2）

りす吉 2013/08/12

益々、奇っ怪な世界が、、、でも、わからん中毒にかかりそうで面白い〜

キワワノ出現を待ちわびる隊員達の、日常的な暇つぶしに行われたに違いない「ありえない食べ物の組み合わせ遊び」は、
一種の、眠気覚ましのしりとりみたいなモノだったのか、、と勝手に推測できたが、
ミヤウティー博士の奇妙な返答は、次回を読むまでわからない。。

やるな、ミヤウティー、あ！記録はウナギヤマムツオさんか。。。
にしても、連載を引っ張るゴムヒモのよーな罠に、はまってしまいそーだぁ〜〜

この絵が更に奇っ怪ワールドへわたしを誘う。。