クロウエアの日記を書くにあたってヘンルーダを調べていたら、
「キアゲハにヘンルーダを与えたら食べた」というblog記事が。
キアゲハの方がナミアゲハに近い仲間からセリ科を食草とするように分かれて進化したものらしいので、その名残でかろうじて適応できるということなのかしら。
曰く、食べられる量も少なく、成長も遅いそうなんですが。
とすると、「好きだから食べている」「栄養価があって食べている」より、威嚇時の臭いを出すためにミカン科やセリ科を食べている可能性が高いんじゃないかしらん(アオスジアゲハなんてクスノキを食べるわけですし)。
……って、だったらアゲハを調べればいいんですけど、一応回避して戻ってきております(アオスジアゲハの生態はいま再確認。昆虫類で最も豊かな色覚を持つ、なんて余計な話も追加)。
ウチにはセリ科が少ないのでキアゲハの臭いが嗅げないのですが、ナミアゲハやクロアゲハと差があるのでしょうかね。
キンカンについているナミアゲハはじつに「腐ったミカン」な臭いを出してきますが、ユズ派のアゲハと嗅ぎ比べたら差があったりして??
画像は数日前の実生クロウエア‘鳴家(仮)’です。ようやく葉が展開しはじめました。節が詰まって頭の方だけに繁っているので、もう少し全体に丈が伸びてくれないかな、とやきもきしています。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
挿し芽っ子達🩷💜... 2023/09/24 | 収穫❔ 2023/09/24 | フリチラリア ... 2023/09/24 |
![]() |
![]() |
![]() |
❝興味を引かれ... 2023/09/24 | パンジー、ビオ... 2023/09/24 | やっと涼しくな... 2023/09/24 |
咲哉さん、おはようございます♪
返信するキアゲハとナミアゲハ、食草の違いによる臭いの違い、、、そう言われると気になるけど、、、🤔
いや、いや、わざわざ嗅ぎたくないですよ、アノ臭い!😂
( ゚д゚)ハッ! もしや咲哉さんは臭いフェチ、、🤣
たまたま臭っちゃったということなら、レモンの葉を食べたものとハナユの葉を食べた幼虫で、臭いの違いはなかったような~😅
実生のクロウエア‘鳴家(仮)’さんは頑張っているようですね。
見守り隊、見守りたい!😊
シミケンさん、こんにちは。
さすがに好きで嗅ぎたいとは思いませんよー🤣
あのツノを何度も出させるとアゲハ死んじゃいますし。柑橘そのものの臭いではないので、幼虫の消化酵素とかで多少変質したものが臭っているのでしょうね。
で、レモンと柚子では臭いに差はなし、とφ(..)メモメモ
実生クロウエア、撮りませんでしたが‘於りん’もだいぶクロウエアらしくなってきました。「洒落を愛する会」会長のありがたい駄洒落、伝えておきますね。
こんばんは。
返信するニオイまでは、あまり気にしていませんでしたね。
ナミアゲハの幼虫は、ミカン、レモン、サンショウによく来ますので、今度試してみます。
クロアゲハ、カラスアゲハはミカンですね。
キアゲハはニンジンによく来ますが、まだ種をまいていないので、将来確認しますね。
関係ないですが、ミカンで生まれた幼虫を、サンショウに強制移動すると、食べるのと食べないのに分かれるように感じています。
みなさん、楽しそうな視点をお持ちですね!
ではー。
moishiさん、おはようございます。
ほんの思いつきで根拠があるわけではないのですが、ミカン科の幅広さに笑ってしまって、「そういえばアゲハってミカン科は何でもいけるのかな?」という興味に至りました。何かわかることがあったら教えてくださいm(_ _)m
なんて、もしクロウエアについたら待ったなしにテデトールですけどね……(丈50cmくらいの小さなものなので試食は遠慮していただきましょう)。
サンショウに移すと選り好みする、ということはミカンのほうが美味しいに違いありません😋サンショウの香りは多分に辛味と通じるから、お子さまには好まれないのかも(笑)
タイ料理などに入っているバイマックルーあたりもかなり香味が強いので、ミカンから乗り換えられるかアゲハに聞いてみたい気がします。
鷹岡咲哉さん
返信するこんにちは。
私はクロウエアとサザンクロス( 以前、セリ科のサザンクロスと混同されていた時期もあったとか? )との違いも、ヘンルーダとの関係もわかりませんが、moishi さんの「ミカンで生まれた幼虫をサンショウに移動させると…」について、以前面白い記事を読んだことがあるので、ヨコからですがお邪魔します。
小学6年生の夏休み研究で賞をもらわれたもの。
アゲハの幼虫をはじめにサンショウで育てた群とはじめにミカンで育てた群に分けたところ、サンショウ→ミカン群の方がミカン→サンショウ群よりよくミカンの葉を食べて成長も早くったというのでした。
小さい時に柔らかいサンショウを食べて成長し、その後硬いミカンの葉を食べた方が総じて多く食べられるからというのが結論のようでしたから、食草の好みはおっしゃるように匂いだけでなく質にもよるのではないかしら?。
ここまでは受け売りですが、庭のディルにはキアゲハ幼虫が3匹(頭?)も居て、なるほど皆丸々太っています♪。(蛹になっているのは1匹だけですけど)。
キアゲハがセリ科を食べるように進化したしたというのも興味深いですね。
もちろん匂いを実験したことはありませんが、セリ科の方が柔らかくて量を多く食べられるから?というのはやっぱりあまりに単純かな?。
もっとよく調べてみないでごめんなさい🙏。
なつの あささん、こんばんは。
わぁ(✪▽✪*)・。✧
となりました。ありがとうございます、こういう話はケーキ🍰と同じくらいの大好物です(((o(*゚▽゚*)o)))
何となくシナリオが書けそうですね。
もともと、ヘンルーダのような草本やサンショウのような薄葉のミカン科がアゲハの食草だったのではないかと。硬くて新芽しか食べられない木本類をファーストチョイスとするのは無理がありますので、葉の柔らかいものの方がよく育つ、ということを考えると、柑橘を対象にする(出来る)アゲハは、ミカン科を食する中でも特徴的に進化した仲間なのかもしれません。
ということでアゲハとミカン科について「系統的進化」のキーワードを加えて検索してみたところ、
このあたりが見つかりました。
意外だったのが、ジャコウアゲハ→ウマノスズクサ群が一番はやく分化した系統だという話です(「アオスジアゲハ→クスノキ」がかなり早く分かれた別系統という話は前にどこかでみていました)。
ウマノスズクサ→ミカン科(≠柑橘)→セリ科。なるほど確かに、とうなずける話です。
https://www.brh.co.jp/publication/journal/107/rp/research01
https://www.brh.co.jp/publication/journal/005/ss_1
ミカン科からセリ科への転換はアゲハ的に「食べられる成分」を含むからだとは思っていましたが、肝心な成分の大半が「それぞれの種類が克服できる毒」だったのは目から鱗です。
じっくりではありませんが、有意義な研究結果にたどり着くことができました。テーブルいっぱいのごちそうを頂いたくらいに嬉しいです。ありがとうございます。
おはようございます。
挙げられている論文の食草と蝶の共進化の応酬、とても面白いですね♪。
やはり化学物質が重要なのですね。
共進化を昆虫、植物、動物にまで広げて妄想すると、今最もトレンドな生物の共生にまで想像が広がります。戦ってきただけでなく共生しながら進化したのだと…。でもそれを決めたのは遺伝子?、意思?。興味は尽きません。
検索でも図書館でも文献を見ていますと、1日があっという間ですね。
しかも年をとると、それで目を悪くするとわかってきましたよ。変なオチですが咲哉さんもそのうちお気をつけくださいネ😁。
楽しい時間をありがとうございました❣️。
おはようございます。
目はだいぶ前から笑っちゃうほどのぐるぐるメガネです。小学生の頃から、暗がりで文庫本を読むド阿呆でした。最近はスマホ老眼もキていて、ビタミン配合の目薬は手放せません(笑)
淘汰ではない進化の方向、という考え方が様々なジャンルで出てきているようです。「進化とは他と競う中でのみ生まれるものだ」という解りやすくも救いのない思考は、人類がまだ果てない拡大・発展にしか目を向けなかった頃の遺物と化しつつあるのでしょうね。
確かに、敵対と競合ばかりだったら、もっと早く「強いものしか生き残らない」世界が出来上がっていたと思います。人間の理論が、弱いものの存在についても、落ちこぼれでもお目こぼしでもないきちんとした位置づけのできる説明にようやくたどり着いたというところなのでしょうね。
この度はお付き合いくださいましてありがとうございます。また良さげなネタを発掘しましたらあげてみたいです。
追伸
返信する家のアゲハ3兄弟の話は、後にも先にもミカンの葉を食べさせていないので、何の検証にもなっていませんね。恥ずかしい🫣。お許しください。
いえいえ、無理に食べさせたら虐待になってしまうかもしれないので、このまま見守ってやってください。
長く長く長ぁーーく未来まで追っていくと、キアゲハの中から「私セロリしか食べない」とか「いや俺はウドがいい」「いやいや人参一択でしょ」とかいう亜種が生まれてくるかもしれません。
なつの あささんのところの子がそういう子たちの祖先になるかもしれませんから。
こんばんは🍅
返信する西の公園に面したベランダはアゲハチョウ御一行様に無料開放しています。
例年は、南のベランダを開放しておりましたが、昨年から西側に柑橘苗を移動したら、ナミアゲハにクロアゲハがまじるようになり、現在はクロアゲハのみになりました。
食べた柑橘の種を手当たり次第に蒔いて発芽させては、食草として提供していましたが、柑橘の単胚・多胚のことも鑑みて、多胚のものだけに絞ったせいで、今年は晩白柚、花柚子、カラマンダリン、屋島たんかんを提供しています。
アレンユーレカレモンとメキシカンライムもありますが、餌には提供したくないので、もし産卵されたら実生苗に移動するつもりでいましたが、今回はレモン類には産卵なし。
昨年のナミアゲハにも、柚子類が好まれたような気がします。
私もいろいろ資料を探していて、たどり着いたのは同じ研究機関でした。
⇩
https://www.brh.co.jp/research/lab01/
私は🌿レストランしか開店してなくて、触れないから匂いが嗅げないけどごめんね〜。
4階の西ベランダのすぐ前はクスノキ。意外とアオスジアゲハの飛ぶ姿は目にしません。この時期は若い葉が株元に出るので、運が良ければ若葉に産卵された卵というか幼虫が入手できます。一度は飼育して羽化させましたが、クスノキの良さげな葉っぱを隣の公園に行くのも気が引けてその一度限りです。産卵されるにもよるけど、幼虫がクスノキの葉を喰む時期は室内にスーッとしたいい香り(樟脳のような香り)が嗅げます。夫はわからないそうですが😁
今年はまだウイキョウ(フェンネル)にキアゲハの産卵が無い(昨年は5月末)のですが、大量に食草が必要なときはウイキョウ(フェンネル)がおすすめです。
とまトマトんさん、こんばんは。
話が膨らみますね〜。ありがとうございます。
柑橘レストランのお客様はクロアゲハにすっかり入れ替わってしまったのですか?これは驚き。
ナミアゲハのほうが反応を示す物質が多いようですが、全部が揃っている必要があるということではないのかもしれませんね(すべてがand条件だとむしろ絞り込まれてしまいますものね)。
柱となる成分だけ配合が決まっていてその他の組合せは多少融通が利く、くらいだと、仮に他の蝶と競合したとしても他にも産卵場所を得られるのかもしれません。
ミカン科がたくさんある中で産卵されにくいものがあるというのは、レモンやライムは柚子類よりも好まれないのでしょうか(酸っぱい……ということはありますまいが)、知りたいことがますます増えます。
窓の外にクスノキもあって、キアゲハにはフェンネルもあって、となると本当にアゲハ類が大喜びで集う場所でしょう。さまざまな種の生態を実体験として知れるのは貴重ですね。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。