昨年も書きましたが、もう少し早く書いてくれたら、との声もありましたので、今年は早めに書きます。
冬剪定は、1月に切っても2月に切っても、経験がある人が切っても、それほど経験が無い方が切っても、切る枝の太さが違っても、5月のある時期になりますと一斉に咲いてくれます。1月初旬に切ったら4月初旬に咲くかといったらそんなことはありません。
秋の花を綺麗に咲かせるために、これから9月10日ぐらいの間に切ります。
その場合、枝の太さ、枝の若さによって芽の出方が違います。
太い枝で切ると、芽が動かない事もあります。
また秋は気温が下がって行くので、切るのが一日遅れると咲くのは2日遅くなると言われています。
そんなことで、秋に一斉に咲かせるのは中々難しいです。
秋剪定を何故するのか、これも私の推測ですがハイブリッド・ティー・ローズを秋に一斉に花を咲かせて「秋のローズフェステバル」をやるバラ園や、10月に行われる各地のバラのコンテストなどに、出品する方たちから広まったのではないかと思います。
以前は育て方の解説をする方は、この関係の方は多かったこともあります。
今年も海外に行く機会がありましたが、各国の方に「秋剪定」の話を聞くと??です。
彼の地では、花が終わったら花柄を切るの繰り返しと言う説明が多かったです。
私の説明はHT以外の「ガーデンローズ」の切り方です。
これから切るときは、葉を多く残し、枝を整える位いに留めておきます。
まだ花やツボミが残っていたら、その枝は切らず花が終わってから切ります。
5月の花が終わった頃説明した。
咲いた枝の中間位で切るの繰り返しを、私は勝手に「エンドレス剪定」と言っていましたが、それが続いているのです。
ただ繰り返し咲きの強い品種は、何度も切っているので、枝がだんだん細くなっています。
これから切るときは、花が咲いていたり、咲き終わった枝ではなく、もう一つ手前の枝まで「切り戻す」と枝もしっかりしているので秋に良い花が咲きます。
(すべてはこう行きませんが目安とお考えください)鉢植えだけでなく、お庭のバラでも同じように考えて下さい。
画像は河本純子氏作出「ミルフィーユ」です
画像左 切る前の姿で、写真を撮るためしばらく花柄を取ってません。
画像中 花柄を取った後で、新芽はそのままにして置きますとツボミが付きます。
画像右 「ミルフィーユ」の花。
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有島先生、おはようございます。
返信する秋剪定ってやはり日本だけのものですね。
こちらでは8月末以降は花がらを切るなと言います。
切り続けると目が動いて冬まで咲き続けて株全体が弱るか、
切り口から雨や霜などが入って枯れこんでしまいます。
国によって管理方法が随分違いますよね。
こんにちは、先生の今日の日記を拝読して、自己流のやり方にお墨付きが貰えたようで、益々もってgoing my wayなバラ育てに走りそうです(笑)
返信する色々試すのが好きなので、咲かなくてもいい、という気持ちで色々思った様にcutしてます。
枯れなきゃいいやレベルの低いハードルで世話してます。お陰で沢山犠牲者も出してきました。
弱った薔薇は、虫や病気がなくても、下手な剪定で枯れる事も学びました。
枯れさえしなければ、冬場にリセット出来る、しかも年に何度か咲いてくれる薔薇は好きです。松は一度剪定に失敗するとリセット出来ませんでした此れからも背伸びせず楽しめる範囲で、先生方の育て方を参考に 薔薇と付合えたらと思ってます。
有り難うございました。
庭ふくろうさま。
返信する貴重なお話有難うございます。
国内でも関東と北海道では違うのではないかと思います。
このような所で情報交換が出来ると役に立つと思いますね。
ブラウンサムさま
自分流結構!
決まりなんてないんです。
みんな自分の経験で書く「自分流」なので、10人いれば考え方、書き方が違ってきます。
読む方にとっては迷惑かもしれませんが^^
やってみて失敗したことや、良かったことの蓄積が多い人がベテランと言われる人かも知れませんね。 是非いろいろやってみてください。
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