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タヌキモ科の食虫植物Utricularia cornutaが開花中です。
9月初旬からなので1ヶ月近く咲き続けていることになります。
小型で目立たない種類の多いミミカキグサの中では比較的大きな花を咲かせ、花命も長く見応えがあります。
鮮黄色の花にはシナモンを使った洋菓子のような強い芳香があるのもポイントが高いです。
昨年苗を入手、無調整ピートモスに鹿沼土や桐生砂のミジンを混ぜたコンポストで6cm角のポットに植え、表面に左官用の硅砂を敷いてあります。硅砂を敷いたのは、自生地の多くが硅砂質湿地なので、自生地っぽさを出すためだけであまり深い意味はありません。
ポットが水没するくらいの深い腰水にして日当たりの良い屋外に置いた三段のフラワースタンドの中段に置いて管理しています。結果的にやや遮光された状態になります。
冬はこのフラワースタンドにビニールカバーをかけただけの簡易温室で越冬しました。当方は北関東で冬はそれなりに寒く、最低でマイナス7℃まで下がりましたが、無事越冬しました。短時間の凍結には耐える程度の耐寒性はあるようです。
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