「鈴木省三 生誕100年記念祭」の一環として、佐倉市立美術館で展示された「薔薇と生きて~鈴木省三の業績とこれから」に11月6日、行ってきました。
かつて、先輩編集者から仕事を終えてビールを飲みながら聞かされていた鈴木省三さんと初めての対面でした(といっても、鈴木さんは2000年に亡くなられているので、展示された「鈴木さんの仕事」との対面でした)。
会場にはいろいろな写真や蔵書が展示されていました。個人的には若き日の鈴木さんの写真が新鮮でしたが、メイアンやグレイハム・トーマスといった世界の名だたる育種家との交流の様子が展示され、これまで名前だけでしか知らなかった海外のバラ園芸家が身近に思えてなりませんでした。
面白かったのは、戦後最初、銀座資生堂パーラーで開いたバラ展を告知する、鈴木さん手書きのポスターです。ほのぼのとしていて、どこか見ていて飽きませんでした。
(展示は11月10日で終了しています)
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
クレマチスと観... 2024/04/23 | 青空がほしい〜 2024/04/23 | 8年間のんびり... 2024/04/23 |
花が咲いて嬉し... 2024/04/23 | ノースポールと... 2024/04/23 | 高山植物 2024/04/23 |
こんにちは。
返信する鈴木省三さんのことは最相葉月さんの著書「青いバラ」で詳しく知ることが出来ました。
「青いバラが出来てもそれを綺麗とは思わない。」という言葉にハッとさせられたものです。
私はバンクーバー・ローズ・ソサエティの会員ですが、
日本のバラ育成家のことを知る人はいません。
カナダは検疫が世界一厳しい国なので、
日本からのバラを知る人もほとんどいないのが実情です。
いつか日本へ行って沢山写真を撮って帰り、
日本にはこんなに素晴らしいバラがあるのだということを
カナダの人たちに知ってもらいたいと思っています。
庭ふくろう様
返信する「元編集長」の原田と申します。このたびは小職の拙い文章をお読みくださり、ありがとうございます。またメッセージをお寄せくださり、恐縮に存じます。
鈴木省三さんは拙文で紹介したとおり、日本のバラ会を背負った大ヒーローでした。
この鈴木さんの足跡や業績については、鈴木さんが亡くなられた後、2冊ほど出ています。いずれも鈴木さんとともに仕事をした方々によるものです。以下の本です。
ただ、2冊とも刊行から10年以上経過していますので、現在、新刊の入手が難しいかもしれません
書籍
『薔薇と生きて―自らが語る「薔薇の生涯」103人が綴る「Mr.Rose」』
『Mr.Rose 鈴木省三―僕のバラが咲いている』
また、鈴木省三さん作出したバラは、千葉県にある京成バラ園芸、同じく草ぶえの丘バラ文化研究所で多く咲いています。この草ぶえの丘バラ文化研究所には鈴木さんに関する資料が保管されています。一部展示されているようです。
何かの機会でご覧になることができれば、参考になるかと存じます。
以上、何かのお役立てば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。