サワラの古い葉が枯れこんできたので、葉の整理とともに、枯れ枝の整理をしました。
この木もかなり古く、樹齢は60年くらいです。
サワラは、ヒバなどと同じヒノキ科の樹木ですが、割と刈り込みに耐える木です。「杉は幹を見せろ、サワラは幹を見せるな」という言葉があって、透かした葉の間から、さりげなく幹が見えるのがサワラの理想の剪定だと言われています。
ところが我が家では、今まで他の木と同じような剪定がされていたようで、自然樹形とも言えないいでたちで、なおかつ透かし剪定をしてこなかったからか、内側から枯れ始めているのがとても気になります。もしかしたら、コニファーとしてよく販売されているコノテガシワとか匂いヒバと同じように、放任していてもなんとなく樹形がまとまる木と思われていたのかも知れません。
今年は夏前に、風通しを良くするためかなり内部を透かす剪定をしたのですが、葉先は汚いまま残したので、その枝の先に綺麗な葉が付くという形になっていて、まだまだ流れが悪いです。
ヒノキよりは耐寒性が強いので、冬場の1月・2月頃にも剪定が可能な樹木です。なので、時期的には少し早いのですが、先端の緑は付けたまま、まず、手の届く範囲だけでも、指で枯葉のみを松のもみあげの要領で、落としていきました。
1枚目は、作業前のサワラの状況
2枚目は、落とした葉と枝
3枚目は、作業後
すべて、11月13日の撮影です。
今晩は。サワラもそんな樹齢となりますと、かなり背が
返信する高くて、「手の届く範囲」よりずっと高いかと思います
上の方も脚立でおやりになるご予定ですか?とすれば、落ちないようにくれぐれもお気を付け下さい。
しろりんさん、こんばんは。
返信するご心配ありがとうございます。
サワラは松に比べたら、低いです。
というのも、可哀そうなことに上の部分は、横にスパンとはねられています。
やりようがなくて、これ以上伸びないように止めたつもりなのでしょうね。
3mあるかないかだと思うので、たぶん脚立で何とか届く範囲です。
もちろん上の方は、手でもみあげというわけにはいかないので、高枝切ばさみも使うつもりです。
お早うございます。昨日愛知県の山間部を走っていましたら、サワラのような針葉樹の枝が一部枯れあがっているのが目につきました。車を停めて確認する余裕がなかったのが残念ですが、サワラのことを思い出しました。次回通りがかったときは樹種を確認してみます。
返信するしろりんさん、こんにちは。
返信するサワラもそうですが、最近はいろいろな山で針葉樹の枯れこみが目立ちますね。
今は、下枝打ちのような手間のかかる作業をしても、割り箸の需要が減ったから、間伐材を利用することも減り、炭焼き小屋も減り、窯元などで使う以外、そういった関連産業もすたれてきたことや、実際に山を持っている人たちが山に手を入れることが、少なくなってきているのも原因の一つでしょう。
本当は水害などに対する防災の意味からも、もう少し、林業に対して、国が保護をするべきなんでしょうね。
昔から、森が育つと水が育ち、水が育てば、流れが生まれ下流にはよい漁場ができると言われます。
それも植林による浅い根のものはあまりダムの役割は果たさないらしく、広葉樹も針葉樹も混ざって生えているような自然林の残る所は大切にしたいですね。
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