朝晩の気温が氷点下になる前に、毎年恒例の
エノキの木に着生している、
コウモリラン(ビカクシダ)の霜除け作業を
先日行いました
今年は、竹を割ったものをエノキの上で土台として組み、
その上に麻布(ドンゴロス)をのせ、
飛んでしまわないように、針金で固定しました
エノキの両側から高い梯子を掛けての作業
梯子は多少グラグラするので、一瞬の油断が禁物です
「大丈夫やで」とのことですが、
見ているこちらは、ハラハラします
真ん中はエノキの上からの風景。
紅葉を上から楽しむのもいいですね~
でも真下をみるのは怖い・・・
遅霜の心配がなくなるころに、外すことになります。
「シーズンズ」ホームページ
http://www.gardenfields.jp/garden/
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
こんなグラデー... 2024/04/25 | 佳境のラックス 2024/04/25 | 山野草 2024/04/25 |
久しぶりの晴れ☀️ 2024/04/25 | ブルースター救... 2024/04/25 | 食事療法MS⑫7... 2024/04/25 |
英国風ナチュラル庭園「シーズンズ」さん、はじめまして、こんにちは。
返信するコウモリランに、霜よけをされるとのことですが、不勉強でお尋ねさせていただいてよろしいでしょうか。
ヤドリギがついている、と見上げたことはありますが、ヤドリギというのは、勝手に寄生しているものだとばかり思っていましたが、大切なものなのでしょうか。
ここ彦根には、彦根城に「いろは松」という松並木があって、藩主がどこかから頂いた由緒ある松並木で、先日幹に菰を巻いて冬支度をしました。啓蟄の日に、マツクイムシなどが越冬した菰を焼く習わしがあります。
そんなようなことを、英国では、ヤドリギに冬支度としてされているのでしょうか?
分からないことは、知りたいという、私の悪い癖です。
赤いハナミズキ 様
返信するこんにちは!
この度は、ご質問いただきましてありがとうございます。
ビカクシダ(コウモリラン)は
世界の熱帯地方で育つシダの仲間です。
庭園内の大きなエノキの樹にビカクシダを
「くっつけて」います。
「くっつけた」と書きましたが、
今から6,7年前に私たちガーデンスタッフが
木にのぼって木に縄でくくりつけたのです。
もともと、シダの仲間には、
木の上や石垣にくっつく性質を持ったものがあります。
この性質を「着生」というのですが、
この場合はただ「くっ付いているだけの状態」です。
こういった植物を着生植物と言います。
水は雨水や霧に頼ります。
これとは別に「寄生」というのがあり、
この場合、木から水分・栄養を吸い取ります ので、
木にとってはやや迷惑なわけですね。
ヤドリギがそうです。
(ヤドリギ科 Viscum album L. subsp. coloratum Komarov)
最初は、人工的にくっつけたビカクシダも年月を追い、
自分の力で木にへばりついていきました。
まるで最初から着いていたかのように、
自然に溶け込んでいき、
「まるで最初からくっついていたかのように
自然に見えれば良いな~」
と思ったとおりになってくれた、という訳です。
寒さに弱いシダ植物ですが、
さすが街中、隣には建物もあり寒い風も当たりにくく
布団をかぶせるようにカバーしたところ、
宝塚では越冬したという事であります。
いかがでしょうか?
「知りたい」というのは大事なことだと思いますよ。
今回の質問も、いろいろ調べながら
回答させていただきましたが、
「着生」「寄生」の意味を改めて
勉強する機会となりました。
植物にもいろんな生き方があるんだなと実感しますね。
また何か分からない事や知りたいことがありましたら
気軽にお尋ねくださいませ。
(※12/24閉園に伴い、コメントへの返信は12/24までとなります。予めご了承ください)
コメント有難うございました。
木には、興味がありますので、お尋ねしましたところ、丁寧に回答いただきました、ありがとうございました。
返信する大木には時々見かけるヤドリギですが、庭園の方のビカクシダとの関わり、思い入れ、ひしひしと受け止めることができました。
木の見方、ヤドリギの見方が変わりました。
お手数をおかけしました。ありがとうございました。
ドンゴロスの撤去作業、実際登られる方におかれましては、落ないようにお気を付けてお願いします。
赤いハナミズキ 様
返信するこんにちは!
回答へのお返事、拝見いたしました。
もしどこかで、
ビカクシダ(コウモリラン)をご覧になられた際に
思い出していただければ嬉しいです。
撤去作業のこと
お気遣いいただきましてありがとうございました。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。